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和書 492094 (297)



三面記事で読むイタリア (光文社新書)
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

時津風部屋の兄弟子による新弟子暴行致死事件の報道を見ながらふと、こういうのって多分外国人にはあまり理解されない世界なのかな、と思った。けど、あれは日本人にしたら、「まあこんなことも起こるかもしれないよね」って思わせるところのある事件ではないか。どんな人間にもあると思うけど、日本には、権威への服従を強いる文化があるかもしれない。ミルグラムの実験の悪趣味な再現である。嫌な話だけど。

さて。イタリアにもああいった、傍目から見ると不可解だけれども、イタリア人にとっては、「まあそんなこともあるかな」というニュースがいろいろある。本書はそういうみょうちくりんなニュースをいろいろ紹介しているのだが、そういう珍妙なニュースに意外と民族性が浮き彫りにされていたりすることがあると思う。特に、EURO導入時の混乱の記事がおもしろかった。2002年元旦にイタリアではユーロが導入されたのだが、この年初に銀行員たちがストライキを行い 90%の銀行で2週間業務が行なわれなかった。通貨が入れ替わるときに銀行で両替ができないのである。日本だったら、何て自己中心的な銀行員たちだろう、ってことになるよね。さらに、切替え時に「絶対に便乗値上げはさせない」と時の首相が言っていたにもかかわらず、ほとんどの物価が上昇した(平均で10%くらい)。イタリアの商人はせこい。「ベニスの商人」(ユダヤ人だけど)はシェイクスピアに揶揄されたが、イタリア商人全体がけっこうせこい商売していることが明らかになってしまったわけである。

一方で、イタリア人は世界で類を見ないほどボランティアに熱心な人たちでもあるようで、守銭奴というわけでもないみたいだ。これは、カトリック教会の影響もあるのかもしれないけれども、多分、イタリア人に自立の精神が通底しているからではないかとも思う。「ボランティア」はそのまま訳せば、「自発的な活動」ということである。イタリアは、上からのおしつけとかプレッシャーがすごく嫌いなんじゃないかなという気がする。「滅私奉公」なんて通じないかも。上の、ストライキの話も便乗値上げの話もそうやって考えると納得できるし、時津風部屋事件みたいな事象があまり理解されない国かもしれない。




哈日族 -なぜ日本が好きなのか (光文社新書)
販売元: 光文社

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日本文化が何故現代の台湾の若者に興味を持たれているのだろうか、という素朴な動機から本書を手に取りました。
著者の酒井亨氏は社会学者ではありませんが、共同通信社の記者を経た台湾在住のフリーライターで、その経歴をいかして、社会学の統計手法を用い、アンケート分析結果を紹介しながら、日本文化への憧れの理由を少しずつ解き明かしていきます。

アニメ、音楽、ファッション、ドラマ、雑誌等、それらのメディアや媒体にいかに日本文化が浸透し影響力を与えたかが具体的な事例とともに分かりやすい記述で展開されています。

戦前の50年間にわたる日本統治時代の評価にもつながりますが、戦後国民党の蒋介石が中国本土を追われ台湾に来たときの外省人支配体制が反発を招き、日本統治時代の方が良かったというイメージが確立したようです。所謂親日派の台頭はそのような歴史経過の中で熟成されていったものです。「哈日族」もその流れの延長線上にある文化現象と言えるでしょう。

実際、台湾の書店やコンビニを訪れてみますと、結構日本の雑誌、書籍、食品に遭遇します。テレビのCMでも日本語のCMがそのまま流れており、下に字幕がでている状況ですから、それくらい深い関心があるのだと感じました。

あまり上手くいっているとは言えないアジア諸国との関係を考えますとこのような文化の潮流を正しく受けとめ、外交関係も含めて良い方向へと発展させていっていただきたいと願います。




ドイツを探る―ロマンとアウトバーンの国 (光文社文庫)
販売元: 光文社

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雑誌と、NHKのドイツ語講座に掲載したエッセイ(小品)集。
題には「ドイツ」とありますが、基本的に扱っているのは「ドイツ語圏」と言う感じです。
オーストリアやベルギーなど、ご近所の国の話もありました。
美味しいお菓子についてや面白いエピソードなど、いかにも「ドイツ的な」思い出を紹介して下さっています。
アマゾンさんの紹介にもあるように、「カルチャーショック」がひとつのテーマのようで、日本と違う習慣も多く話題になっています。
すなわち否応無しに日本の良いところ悪いところ、ドイツの良いところ悪いところが浮き彫りになるのですが、政治経済世の中のシステム等々はまだしも、文化文明気質などに関してはヨーロッパ偏重でもなければ日本文化偏重でもない。どっちも大切なもので、比べられない。そんなスタンスを自然に取っていらっしゃるように感じました。
批判と受容のバランスがほどよいです。ドイツにも日本にも造詣と愛を感じます。
ものを見るときの偏見の無さと公平さ、あけっぴろげさが好きです。
また小塩さんの語り口はユーモアがあって皮肉や洒落がお上手で、思わず噴き出してしまうこともしばしばでした。
和み系なのにドイツ人気質に対する深い造詣が感じられるこの一冊、是非オススメしたいですv




フランス上流階級BCBG(ベーセー・ベージェー)―フランス人の「おしゃれ・趣味・生き方」バイブル (光文社文庫)
販売元: 光文社

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階級社会フランス。アニエス・ベーも「私は裕福なブルジョワ出身」とわざわざインタビューで答えるくらい、ブルジョワというのは一般平民のせいぜい望める階級の世界らしい。ブルジョワの上には、「貴族」という一般市民には知るよしもない世界が続くらしい。
 そういうブルジョワ階級の中にも、更なる階級があり「新興(成金)ブルジョワ」と代々続くブルジョワと、いろいろとあるらしい。金持ちには金持ちのしきたりがあり、それを成金ブルジョワはどう身に付けるか?という方法がこの本には載っている。
 この本を読んだ後、「美しい歩き方講座」や「ふるまい講座」が日本でも繁盛している理由が分かると思う。仕草や振る舞いは、その人の家庭環境を物語るものだからである。




私たち、ブルジョワ―フランス上流階級のスタイル事典 (光文社文庫)
販売元: 光文社

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人種差別の帝国 (ペーパーバックス)
販売元: 光文社

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本書は1章から7章までが米国の人種差別の現状について、
8章が日本人の差別意識について書かれている。
著者は特に8章の日本の差別に対して激しい言葉で怒りを表わすとともに、差別問題に無関心な我々に警鐘を鳴らしている。
人種差別についてここまで深く切り込んでいる本は珍しいと思う。




荒野をわたる風になれ―オーストラリア・牛追い修行
販売元: 川辺書林

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高野・熊野ウォークガイド―オフィシャルブック
販売元: 和歌山県世界遺産登録推進協議会

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凍れる河を超えて―それでも私は生きていく〈上〉
販売元: 講談社

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コカイン・キッズ―麻薬ビジネスの青春
販売元: 平凡社

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