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和書 492116 (232)



大学・中庸
販売元: 岩波書店

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いわゆる四書のひとつとされる、朱子によるものを底本としながらも、本書の訳注では、朱子学に当時批判的に論争しあったという、陽明学の考えも含めて、訳注なされた方の中立な考えをまじえているところに、読み応えがある。
戦後の教育からは排除されたかのようにも憶測される東洋的なもののかんがえを学ぶことは、日本にいきるうえで参考になる。今のあり方を論じるにはまず、先人の思想を知らねばならないと実感した。




知性改善論 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 スピノザの『エチカ』は読みづらい。内容が難解なだけでなく、あの記述法が一般の読み物とまったく違うというのも理由の一つでしょう。それに対して、本書は通常の叙述形式で書かれている為にスピノザへ一番近づきやすい本となっています。題名は、知性の改善と知性の認識の為、最善の道を提示することを暗示しています。

 本書は何よりも未完の書として有名です。この未完の理由は研究者によって様々に解釈が分かれているようですが、少なくとも私たちが読みすすめていく際の重大な障害となるわけではありません。ここで論じられている方法論、認識論などは『エチカ』の難解さを緩和してくれるでしょう。

 もちろん『エチカ』を読む為に、という二次的な目的のみで本書を読むこともない。薄い本のなかに、豊かな思想内容が詰まっています。この書が復刊したことは非常に喜ばしいことでないでしょうか。




哲学ノート (上巻) (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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哲学ノート (下巻) (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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天才・悪 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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デカルト的省察 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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現象学の創始者が書いた現象学の入門書です。
(ただし、実際フッサールが現象学の入門書として意識したかは知りません。)
現象学のポイントとなる判断停止や現象学的還元といった用語が
簡潔に説明されています。

現象学に入門するためにはフッサールの本をいきなり読み始めるのは大変と
何かの本で読み、それを真に受けて、現象学入門の本をいろいろと読んできました。
しかし、それら入門書は判断停止、現象学的還元という用語の説明を
丁寧にしようとするあまり、まわりくどくなっていて、
実際のところそれらを理解することはできませんでした。

これらに比べると、
多少読みづらいところはあるものの、
判断停止、現象学的還元を「括弧に入れた」まま導入する
フッサールの原典の方が読みやすく、理解が容易なようです。

これとデカルトの『方法序説』とをあわせて読むと、
現象学の理解が深まると思われます。




ドイツ国民に告ぐ (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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道徳形而上学原論 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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これはひどい訳である。肝心の所になる訳の分からない文章に
なってしまう。

例えば、p45。
普遍的な法に対する尊敬の念とはどんなものか。それは人間の好
き嫌いが奨励するようなどんな価値をも凌駕するような価値に対
する尊敬である、というところ。

「それは価値に対する尊敬の念である、そしてこの価値たるや、
傾向性によっていたく賞讃されているようないっさいのものの価
値を遙に凌駕する」となっている。

原文では関係代名詞で修飾されて「価値」という単語をなんと、
単独でまず訳しているのだ。

これでは「一般的な価値に対する尊敬」と読めてしまう。そし
て、関係代名詞の中身を、後に別の文章にしてしまった。そのめ
に、あくまで一般的な価値に、さらに別の意味が加えられたよう
に読めてしまう。これでは上記のような意味には取れない。

この翻訳には、こういう文法上のルーズさが至るところにあるの
で、日常的なことを描いた所は読めても、カントの言いたい中心
的な所はとても理解できないのだ。したがって、買ってはいけな
い訳である。




道徳と宗教の二源泉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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この本の中で、ベルクソンは「閉じた道徳」と「開いた道徳」について論じています。

「閉じた道徳」とは権力によって与えられる道徳のことです。人々はその道徳を守ることで、権力からの保障や保護を得ることができます。つまり、道徳を守るということが、権力から見返りを期待するがためになされるのです。そして、これは同時に、その道徳を守らない人々を排除していく作用も持つことになります。

それに対して、「開いた道徳」ははっきりとしたものとしては論じられていませんが、利害や権力からの見返りを廃したうえで実践される道徳のことだと思います。

現在、この国では「心のノート」なるものが公立小中校の生徒に配られ、「道徳」の副読本として使用されています。そして、通信簿に愛国心の評価を下す流れも全国に広がっています。こうした状況の中で、私たちは「開いた道徳」について考えてみる必要があるのではないでしょうか。

ベルクソンの『道徳と宗教の二源泉』はそのきっかけを読者に与えてくれる、そのような本だと思います。




独白 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 「近代神学の父」シュライアマハー(シュライエルマッヘル、シュライエルマッハー)の代表作。
 執筆時期に文体に凝っていたためか読みずらい文章になっているが、解説が丁寧なので内容を把握するのに苦労はしないと思う。
 思弁ではない実生活に根ざしたシュライエルマッハーの神学を堪能して欲しい。


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