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和書 492116 (323)



男の論語〈2〉
販売元: PHP研究所

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 『男の論語』の後半です。路線は前著と同様、職場に活かせる『論語』の智恵を、具体例を交え解説しています。『論語』は完璧人間の孔子が弟子に説教した話を収録したものと誤解があるかもしれませんが、とんでもありません。孔子も愚痴をこぼせば、歳をとリ、全国を放浪しながらも登用されることは数えるほどという成功とは程遠い人間です。しかし、多くの諸侯や官僚、弟子、凡夫、英傑を観察した彼の視点は、「人間とはどういうものか」を鋭く抉り出し、それが弟子との対話に表れているのです。

 人は人との関係なしには生きていけません。古代も現代も「人間関係」こそ人の悩みの種なのです。それは特に、職場における上司・部下の関係にその問題は集約されます。それゆえに本書は、『論語』の智恵を職場に活かすという問題意識を持っているのです。

 「なるほど」と思ったいくつかの言葉を紹介しましょう。

 「人に好かれない人は成功できない」・・・どんなに才能があっても、周囲の人に好かれない者は決して物事をうまく進めることができません。好かれる人は才能に欠けていても周囲が補ってくれますが、その逆はありません。そして、全てを完璧にこなせる人は皆無です。

 「武家は出家から慈悲の心を学び、出家は逆に武士から勇気を学ぶ」・・・出典は論語ではなく、鍋島家の菩提寺、高伝寺の住職・湛然(たんねん)和尚の言葉です。「出家(僧)は慈悲を表に現し、内にはあくまでも勇気を蓄えておかねば、仏の道を極めることはできない。武士は武器を持つことによって、それを力に敵陣に切り込むことができる。出家は数珠だけで、槍、長刀の中へ駆け入ろうとするのだ。優しさや慈悲心だけでどうしてそんなことができるものか。」迷い出ようとする死人を蹴倒し、地獄でもがいている衆生を救うなど、みな勇気があってはじめてできることである、とは一つの真理です。

 即効性はありませんが、人間関係に薬効ある一冊です。




男はどこにいるのか (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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男たちの哲学―90年代を生きる (三一新書)
販売元: 三一書房

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男たちの妄想〈1〉―女・流れ・身体・歴史 (叢書・ウニベルシタス)
販売元: 法政大学出版局

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D/Gのアンチオディプスにドイツでいち早く反応した本。
多様な図版が本文と緩い関係で挟み込まれていて楽しい。

内容は上巻がナチ下巻が義勇軍と順番が逆、というか遡及的になっています。

抑圧すべきオンナ=血液と乳の粥状のモノ、マッス、獣、自然、と、守るべき母姉妹=崇敬すべき大地、母国、血統、家族という、実は同根の、男たちの妄想を暴いて刺激的。ライヒやオッケンガムへの言及も、良い意味で「時代」を感じさせてくれます。ごっつい本ですが、読めます。特に下巻を読んで、背筋が寒くなる経験を共有したいものです。




大人が立ちどまらなければ (生活人新書)
販売元: 日本放送出版協会

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教員をしています。去年買ったのですが、今でも自分の中で一番の本です。子どもの「ささくれ」や「人は、多くの人間と関わるようにはできていない」「苦手に足をとられない(人は完全でなくても生きられる)」など、子どもと関わる上で気持ちが楽になることが多くかかれています。私たちは子どもに対して、過剰な期待をしすぎることが多いです。しかし、ゆとりを持って子どもと接することがこの本を読んでからできるようになりました。




大人のための嘘のたしなみ (幻冬舎新書)
販売元: 幻冬舎

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「タイトルから想像していたほどの面白みはない」というのが、正直な感想です。

「嘘」をテーマに、恋愛や借金の話、北朝鮮・ライブドア問題まで、色々な話が書かれていますが、「嘘(のたしなみ)」については、新鮮味はありません。

著者の波乱万丈な人生について語られている部分もあるので、著者のファンの人は、違った楽しみ方が出来るかもしれません




大人のための哲学授業―「世界と自分」をもっと深く知るために
販売元: 大和書房

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 西研さんの授業、受けてみたい。根っこから考えることが大事なことはわかっているけれど、それをここまで敷居を低くしてくれる人ってそうはいないんじゃないかな。「誰にでもわかる」っていうのをウリにしているんじゃなくて、「誰でも哲学の扉がたたける」ようにしてくれていること、そのヒントを示してくれていることが西研さんの最大のすごい所だと思う。何か難しい哲学書を読まなければ哲学の扉が開けないわけじゃない。何か哲学書の引用を語らなければいけないわけでもない。身近なところを深く、根っこから考えることによって、哲学は誰にでもその扉を開いてくれる。以前読んでさぱりわからなかった哲学のテキストの内容が、まさに開けるようにそのポイントがわかったりもした。いつか授業を受けてみたいなぁ。




ヴェイユの言葉 (大人の本棚)
販売元: みすず書房

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この本に収録されているシモーヌの一語一語は、詩のような純粋さをもって、彼女が追い求めた人生というものを私たちに問いかけてくる。
シモーヌの思索のうち、どの側面を興味深いと感じるかは人それぞれであろうが、私は、この本で言う「力と社会」の部分にもっとも感銘を受けた。労働者である自分自身と、また労働者として徹しきれない自分について考えるとき、シモーヌのような勇気と覚悟は鮮烈な言葉となって突き刺さってきた。
このシンプルなタイトルも、シモーヌの遺稿の価値を最も言い表している。




大人のしくみ 10代のための哲学
販売元: 光文社

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子どものための人生論として、秀逸だと思う。
高校生から大学生くらいまでが主要なターゲットだが、親の世代が読んでも社会の「基本」の徹底を学び直せる。
著者は、近年の、無目的に勉強、友達との遊び、ゲームや娯楽に明け暮れるティーンエイジャーを読者に想定して彼らへのアドバイスという口調で、遠からず参加しなければならない社会のルールが学校空間のルールや家の中のルールと全く異なることを、懇切丁寧に解き明かす。
親自身も、社会人になった瞬間有無を言わせず適用され、戸惑い挫折しながら習得していったルールの数々を、著者はみごとに整理し、認識させてくれる。
ティーンエイジャーの子どもにぜひ読ませたい本。
無目的な就職やニート化への歯止めにもなるのではないかと思う。




躍る宇宙の心
販売元: 文芸社

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