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和書 492116 (351)



隠された十字架―法隆寺論
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

1972年に書かれた法隆寺論です。中盤の多くのページを「謎の解決への手がかり」として割いて、藤原氏がいかに勢力を伸ばしていったかという事、そしてその礎となり権力抗争に敗れ去った人たち。有名な古典を始め、現存する資料や寺社仏閣、仏像、建築その他様々な事物から非常に緻密になされます。この考証が甘いとトンデモ本の類に転がりかねないので微妙なバランスで踏みとどまっています。古代の権力抗争、政治の裏側みたいな物はいつの時代でも人々の興味の的ですから本書の面白さの基になっている。ただ、思わず全面的に信用しそうになりますが、これはこう思う、いやそうに違いない、と言った感じの論調も多く、始めに結果ありき、いやここでは梅原氏の信念ありきで、悪く言うとどうとでも解釈出来る事を無理矢理に都合よくこじつけているとも取れる。これは程度の問題もあり、全てが全てそうだとも言い切れないので読者の裁量次第ですね。ただ作者本人も書いている様に細かな間違いは将来見つけられるかもしれないが、その様な重箱の隅を突く様な批難では無く、全体的に見ろと言う意味の事を言っている。これには確かに賛成出来る。そして古代の物事を現代人の常識で見るから誤解が生まれると言う様な事も再三言っていたと思うが、確かにそれに即して素晴らしい視点で論が展開されている部分もあれば、そう言う作者自身が気付かずに自分の常識、現代の常識を前面に出してしまっている部分もある。まあ難しい問題ですね、これは。最後にこの「隠された十字架」というタイトルは意味深というか、これに関しては直接本書では触れられていないのです。作者も最後にこの謎を暗示するかの様な事も書いているが、この時点ではまだ裏付ける資料の研究が全然、進んでいなかったのでしょうね。とりあえず法隆寺からという感じで、おそらく本書は作者が本当に探求したかった大きな謎のほんの表に出た一部分だけに留まっている。ぞの全貌の研究は多分35年経った今もなされていない。その謎とは、景教(原始キリスト教)がいつ日本に入ってきて、どれくらい影響を及ぼしたか?またどの様に消えて言ったか?聖徳太子を含む蘇我氏がどの様に関わるのか?という様な事ですね。前述した様に本書ではそれらに付いて全く触れられていません。




隠された心の力―唯物論という幻想
販売元: 春秋社

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隠された神秘
販売元: 市民出版社

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隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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1972年に書かれた法隆寺論です。中盤の多くのページを「謎の解決への手がかり」として割いて、藤原氏がいかに勢力を伸ばしていったかという事、そしてその礎となり権力抗争に敗れ去った人たち。有名な古典を始め、現存する資料や寺社仏閣、仏像、建築その他様々な事物から非常に緻密になされます。この考証が甘いとトンデモ本の類に転がりかねないので微妙なバランスで踏みとどまっています。古代の権力抗争、政治の裏側みたいな物はいつの時代でも人々の興味の的ですから本書の面白さの基になっている。ただ、思わず全面的に信用しそうになりますが、これはこう思う、いやそうに違いない、と言った感じの論調も多く、始めに結果ありき、いやここでは梅原氏の信念ありきで、悪く言うとどうとでも解釈出来る事を無理矢理に都合よくこじつけているとも取れる。これは程度の問題もあり、全てが全てそうだとも言い切れないので読者の裁量次第ですね。ただ作者本人も書いている様に細かな間違いは将来見つけられるかもしれないが、その様な重箱の隅を突く様な批難では無く、全体的に見ろと言う意味の事を言っている。これには確かに賛成出来る。そして古代の物事を現代人の常識で見るから誤解が生まれると言う様な事も再三言っていたと思うが、確かにそれに即して素晴らしい視点で論が展開されている部分もあれば、そう言う作者自身が気付かずに自分の常識、現代の常識を前面に出してしまっている部分もある。まあ難しい問題ですね、これは。最後にこの「隠された十字架」というタイトルは意味深というか、これに関しては直接本書では触れられていないのです。作者も最後にこの謎を暗示するかの様な事も書いているが、この時点ではまだ裏付ける資料の研究が全然、進んでいなかったのでしょうね。とりあえず法隆寺からという感じで、おそらく本書は作者が本当に探求したかった大きな謎のほんの表に出た一部分だけに留まっている。ぞの全貌の研究は多分35年経った今もなされていない。その謎とは、景教(原始キリスト教)がいつ日本に入ってきて、どれくらい影響を及ぼしたか?またどの様に消えて言ったか?聖徳太子を含む蘇我氏がどの様に関わるのか?という様な事ですね。前述した様に本書ではそれらに付いて全く触れられていません。




隠された地図
販売元: クレイン

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隠された十字架―法隆寺論 (1972年)
販売元: 新潮社

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拡散diffusion―アイデンティティをめぐり、僕たちは今
販売元: ミネルヴァ書房

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筆者が浪人時代に陥った苦悩の体験から、アイデンティティに関心をもち、学部時代から研究をはじめその研究の成果を大学院在学中にまとめた本。
筆者は、従来のアイデンティティ研究において問題とされることのなかった、アイデンティティとはそもそも何なのか、そして青年期におけるアイデンティティの拡散から達成(自我の統合)に至る具体的なプロセスに問題意識の焦点をあて論じていく。
その際用いられた研究手法が、非常にユニークなもので「語り合い法」という手法である。
学部時代からの3人の親友を被験者に、彼らの悩み、夢、生き方、家族、社会、恋愛、人生観、価値観、自分とは何かなどについての語り合いをテープレコーダーに録音しそれをエリクソンのアイデンティティ論を基に分析していく作業。
そこでくりひろげられているのは、生き生きとした同時代の青年たちのリアルな想いの表現でありその変遷・変容である。苦悩の原因はなんだったのか、そこからどのように立ち直ったのか、という問題が非常に具体的に描かれている。
また本書理解のキータームである「居住自己」「他の場」「投げ出しー投げ出され体験」など独特で巧みな術後が用いられているのも議論をおもしろくさせている。
最後のアイデンティティ達成に至るきっかけの結論づけがいささか強引である感は否めないが、内容は濃くかなりおもしろい。
ほとんどの人が悩む青年期のアイデンティティ問題。かなり共感できる部分があると思う。
私がかなり苦悩していた大学3・4年の頃、自分はどう生きていくべきか、どう生きなくてはならないのか、何が自分にとって真なるものなのかと進路の選択に(自らに課した面もあるが)迫られていた頃、時間が止まらずにどんどん私を追い立てていき、将来がすさまじい勢いでどのどん私に迫ってくるという恐怖感に苛まれていたあの頃にこの本の存在を知っていれば、幾分か気持ちが楽になっていただろうと思う。
本書の理論的枠組みに照らして自分の悩みを捉えることで、その問題がある程度相対化され客観視できることによって少しは落ち着きを得ることができたように思う。
青年期、友達と楽しくはしゃぎ飲んだ後、家に帰って感じたあの異様な孤独感、進路・将来の問題に迫られた時の焦燥感、自分の存在の意味とは何かという問いをたて答えが出ず一人悶々と過ごしたあの寂寥感、そんな悩みに苦しんだことのある人、あるいは現に今その悩みに苦しんでいる人にはたまらない本です。
おすすめします。




郭象荘子注校記―5巻附録1巻 (1950年) (中国科学院歴史語言研究所専刊〈33〉)
販売元: 商務印書館

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革新・平和の主流と逆流―不破哲三政策論集
販売元: 新日本出版社

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革新的未来をめざして―日本共産党大会冒頭発言集
販売元: 新日本出版社

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党大会は、日本共産党の最高機関である。一方、中央委員会議長は、党大会によって選出される中央委員会にって選出されるもので、党大会によって直接選出されるものではない。しかるに、なぜ宮本は中央委員会報告とは別に「冒頭発言」を行なうのか。合理的な説明は一度もないまま、この奇妙な「冒頭発言」という制度は宮本の欠席(20回大会)と引退(21回大会)によって消滅した。宮本の面白くもない官僚的で傲慢な「冒頭発言」集は、かつて幾多の青年を引き付け、社会変革の希望に燃えさせたこの党のみじめな亡骸を象徴している。


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