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和書 492116 (358)



堅気の哲学―福田定良遺稿集
販売元: 藍書房

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著者は、仕事を持って働きながら暮らす普通の人々が少しでも「自分」を確立して生きる方法を提案しています。
今は、「自己責任」の時代とか言われますが、それには「哲学」、どう生きるかという考えが必要です。自己責任で生きるには、お金も必要ですが、考える力、表現する力が大事。著者は、そのことを戦後を通して考え続けてきました。この本は、その集大成のような本と読みました。
晩年に腎不全を病んで、その闘病のリハビリのようにして書いた文章を編んだとあります。高齢社会に一つの優れて示唆的な老いの姿とも思います。どうぞ、読後感をお寄せ下さい。




モダンのクールダウン (片隅の啓蒙)
販売元: NTT出版

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 東浩紀の『動物化』論を現在のポストモダン状況分析に関する重要な貢献と認めた上で、大塚英志の東批判を意識しつつ、公共性構築への筋道を探る内容。
 著者は『動物化』論を「『物語の終焉』以降の『キャラ萌え』的消費者は、もはや人格的『個人』ではない」と要約し、だがこの議論の射程をフィクション消費の水準に限定する。そこで次に検討すべきは虚構と「現実」の関係、となる(p38)。
 まず東的「データベース」=「広く共有されたSF・ファンタジー的道具立ての集積」と押さえ、今日ではそれがリアリズム的「現実世界」に取って代わったとした上で(p75)、「環境として人々の行動を制約するテーマパーク型権力」との親和性も指摘する。問題はここでの「公共性」の構築の可否。著者は東がそこでシニシズムに陥った、と言いたげだ。しかし翻って、「文芸的公共性」を構成した「現実世界」も「お約束」でしかなかった。ならばキャラ萌えのテーマパークだって公共性の基盤になり得るだろう、という訳で大塚英志の「まんが・アニメ的リアリズム」が導入される。
 留意すべきは、著者の言うリアリズムが実際には「脱構築」に近いという点(p219)。あるいはラカン的なリアルを想起させる。だがそうすると、「物語」と「データベース」の差異が言語間の差異と類比的に捉えられていることになり、この類比の妥当性は要検討(InterCommunication誌No.58の東・稲葉対談における東の反論も、そこに関わるように思う)。
 あと、テーマパークに遊ぶ畜群と対決しつつ導く役割を誰が担うかについての話は、昔の左翼の革命的主体探しと同じで、論じても仕方ないことのようにも思う(読者サービスとしては分かるが…)。




片隅からの自由―クリシュナムルティに学ぶ
販売元: コスモスライブラリー

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クリシュナムルティが好きな友人と、喫茶店でコーヒーを飲みながら、わくわくするようなクリシュナムルティのエピソードやトーク、対話、それに関連する話題に耳を傾けて聞いている感じで読み終えることができました。また、この本は行き詰ってしまった今をどう生きるのかというメッセージに満ちていて、なかなか読み応えのある本です。興味深い話はたくさんありますが、その中で心に残ったのは、還暦を迎えた訳者が「クリシュナムルティが言ったような「生と死がひとつ」である心境にありませんので」と書いた後、引用した対話録で「死後に何が起こるか教えてほしい」と尋ねる病の老人との切実な対話で、臨場感が伝わってきて深く共感するものがありました。その他、対話の中で「教えを一文で要約していただけませんか。」とか「あなたの本をどんなふうに読んだらいいのですか」といった質問にクリシュナムルティが答えているのですが、何だか得した気持ちになりました。さらに、中島敦やドン・ミゲル・ルイス、内村鑑三などの興味深い引用をとおしてさらに学びが広がっていく展開に、クリシュナムルティという権威にすがらず、クリシュナムルティさえも鵜呑みにしない自由な探求の書であるといえると思います。新しいことを学びたい人にはお薦めです。




形・生命・創造―科学と宗教を超える「体験の宇宙」
販売元: 学会出版センター

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形の哲学―見ることのテマトロジー
販売元: 中央公論社

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世紀末と末法 (形の文化誌)
販売元: 工作舎

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片山潜―歩いてきた道 (人間の記録)
販売元: 日本図書センター

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スクールボーイ(家庭の下働きをしながら学校へ通う留学生、別名:下女書生)の代表にして日本労働運動の重鎮・片山潜の自伝。
資料的にはいろいろ問題もあると思われるが、本人の口からいま語られるような明治の青年のたどってきた道のりは興味津々。学校の近代史で居眠りした私がお勧めします(笑)




片山潜の思想と大逆事件
販売元: 論創社

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語られざる哲学 (講談社学術文庫 144)
販売元: 講談社

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この本から、何か新しい、特徴的な哲学を学ぼうという方には不向きな本です。
ですが、日本の生んだ、すばらしい偉人の若き日の息遣いが伝わってくる良書です。

万人向けというよりは、三木本人に興味のある人向きかな。




語られざる哲学 (1977年)
販売元: 講談社

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