戻る

前ページ   次ページ

和書 492116 (366)



徳川家康―乱世に終止符をうった男 (KADOKAWA絶品コミック)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






豊臣秀吉―天下人秀吉の夢と現実 (KADOKAWA絶品コミック)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ツァラトゥストラからのメッセージ (角川叢書)
販売元: 角川学芸出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






日本文明とは何か―パクス・ヤポニカの可能性 (角川叢書)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 1931年生まれの宗教学、思想史を専門とする学者による日本(平和)文明論考。元々は雑誌「本の旅人」に3年近くに渡って連載されたものであり、それゆえ、専門書よりは読みやすいが、全体のまとまりに欠ける嫌いがある。

 ハンチントン「文明の衝突」で予見された直後、911テロアタックがおこり、それまで薄々と感じていた対立は一気に世界の人々に強く意識される問題となった。
 著者によれば、平安時代350年、江戸250年といった長期に渡る平和な時代を維持した国は世界に例がなく、その秘密は日本独特の文明にあるという。第一には論理だけではなく「情」を重んじて相手を理解する文化、第二は公家が武家を抑えるいわばシヴィリアン・コントロールの伝統、第三には神仏「共棲」に代表される多元主義、である。

 著者の博識はガンディーの非暴力主義から始まり、神道、禅宗、イスラムなど宗教から、天皇家とブルボン家の儀礼装置としての比較など、多岐に及ぶ。
 ただ現在の世界が、一神教同士の争いという側面で語られることは多いが、それに対しての筆者の解答は、推察の域を出ずもう一つ説得力に欠ける。それだけ難しい課題ということであろう。

 ただし読み物としては大変面白いものである。本書を入門書としてもっと著者の本を読んでみたい。





神秘家列伝〈其ノ壱〉 (角川ソフィア文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ぼくは水木しげる先生の伝記ものが本当に大好きです。人物が実に生き生きしているし、絶妙な間合いというか独特の雰囲気が全編に漂っていて、なんとも言えず引き込まれるんです。

本書には、科学者であり神秘体験者であるスェーデンボルグの一生、チベットの瞑想修行者ミラレパの一生、ハイチの独立とヴードゥー教の成立の歴史、明恵上人の夢とその一生がおさめられています。どれも、水木先生が長年追究している目に見えない霊界に関するもので、不思議な話ばかりです。じつに面白い!

でも、不思議なもので水木先生の漫画を愛読していると目に見えない世界をあーあるかもなあと普通に受け入れられるようになってきます。人間の知っていることなんて、全宇宙の広大さから比べれば、ゼロと同じですもんね。




知識人99人の死に方 (角川ソフィア文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「死」が恐ろしいのではなく、「死」の周りにいるというあたりまえの事実に驚愕しました。

夜一人で読むとその辺のホラーより怖いです。




定本 言語にとって美とはなにか〈1〉 (角川ソフィア文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

戦後日本人によって書かれた唯一の言語芸術についての理論書。
抽象度が高く、資本論と異なり現実の作品に上向することが困難なのが難点か。
理論的素養のない大学教員には読めないと思う。




定本 言語にとって美とはなにか〈2〉 (角川ソフィア文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 学生時代に熊野の本宮から小雲取、大雲取を越えて那智へ抜ける道、つまり中辺路を初めて歩いた時のことです。鬱蒼と続く杉林をひたすら歩いて峠を越えると、いきなり眼前に真っ青な太平洋が広がっていました。それを見た僕はもの凄い開放感と感動をおぼえ、思わず唸り声を上げたのです。その時、僕は熊野信仰の原点を体感したような気がしました。
 『言語にとって美とはなにか』の中で吉本隆明氏は、初源の言葉というのは神と交流するための言魂的な呪言であった書いています。そして、「原始人が奥深い山の中を彷徨い続けたあげくに海にたどり着いた時に、感動のあまり発した「うっ!」という唸り声が「海」という語の語源であった可能性を捨てさることはできない」と書いています。
 勿論、吉本氏は言語を構造や記号として捉えることを否定しているわけではありませんが、同時にそれだけでは言語の本質には届かないとも考えています。この「うっ!」=「海の語源」という話は、言語を構造や記号としてのみとらえようとすることに対する警鐘として捉えるべきなのでしょう。
 何故か僕の中では、大雲取越えの際に山の上から熊野灘を見たときに受けた感慨と上述の吉本氏の言葉がふと重なってくるのです。




遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫)
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 遠野物語と遠野物語拾遺を合わせて299話の短編集、一話平均約400字。
 遠野物語は、民間信仰、栄枯盛衰、山中での出来事、妖怪、動物、行事、昔話など素朴な話が集められている。みな懐かしい感じがし、お伽やグリム童話といった説話のような説教じみた堅苦しさはない。話からは間接的に当時の人々の考え方や習俗、道徳観が伝わってくる。古今の文化の変化を考えると興味深い。民俗学の重要な史料となっている事も頷ける。
 拾遺は題名のごとく残りの雑多なものという感じである。たとえば、当時(明治から昭和初期)の流説も混じっているようである。今で言う「口裂け女」「ターボじじい・ジャンピングばばあ」「こっくりさん」のようなもの。これはこれで当時の風俗を垣間見たようで面白い。あるいは、「先祖伝来の、開けると目がつぶれる箱、なるものを今の代の主人がどうしても見たくて開けたら、布が入っていただけだった。」という話では、近代化に伴い、未知に対する畏怖の消失が現れている様で興味深い。
 




法然 十五歳の闇 上 (角川文庫ソフィア)
販売元: 角川学芸出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ