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和書 492118 (364)



正体―オサマ・ビンラディンの半生と聖戦 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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二元論者とも言うべきオサマ。極端に言うとそうなる。この本、終始一貫して客観的に書かれており、なんと一月足らずで完成させた奇跡の書でもある。経験に裏打ちされた鋭利な分析、イスラームの長くて短く深い歴史背景の把握なくして絶対に記すことが出来ないであろう宗教的位置、この一冊でオサマの“正体”はわかります。




昭和維新試論 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞

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女性天皇論 象徴天皇制とニッポンの未来 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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我が国における「天皇論」のダイジェスト版のようになっており、基本的知識をつけるためになかなか有用である。要は、渉猟した二次史料を概略紹介しつつ、著者自身の視点も交えるという体裁だ。所謂万世一系は古代史的に見て成り立たないというのが、学会の定説であり、また、女帝の治世が及ばした影響力、また男帝の中継ぎも存在するということを勘案すると、巷にある女帝中継ぎ論も、必ずしも正しくなく、何れも、井上毅らが主導した、明治期からの富国強兵政策が生み出した牽強付会であるということだ。しかし、生前退位が認められないなど、旧典範の要諦は、戦後新典範にも残存し、それが皇族を様々意味で圧迫しているとのことである。著者は、基本的には女系継承を認める形でないと、皇室が抱える制度的矛盾は解消されず、皇室の安定的存続が図れないという立場に立つ。先日、秋篠宮妃の懐妊が発表されたが、著者の論考はそのような可能性も念頭においてのことで、本書の論旨に大きな影響を与えるものではない。二次史料に立脚している以上、参考文献リストが巻末にあるべきである。それと、脚注の数が合わない章がある。




スウェーデンに学ぶ「持続可能な社会」 (朝日選書792)
販売元: 朝日新聞社

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まず、環境に関して考えていること、政策は非常にすばらしいと考えました。なので日本でも取り入れられることはどんどん取り入れたほうがいと考える。
この本は環境の面が多い。持続可能な国は今の世界にはないこの本書には書かかれています。スウェーデンでさえ持続可能とはいえない。
 しかし、スウェーデンという国は、税金が高いせいか、人口の割には治安が非常に悪いです。イメージとは全然違い、驚きました。本書にはこのようなことは書かれていません。なので、スウェーデンという国は福祉やら環境やらで美しいなど書かれていますが、人間的にはだめだと考えています。スウェーデンは環境面では持続可能ではありますが、治安や社会をどうにかしないと持続可能とはいえない国であると自分の中で考えました。




スペインの実験―社会労働党政権の12年 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞

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政治は技術にどうかかわってきたか―人間を真に幸せにする「社会の技術」 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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 この本には、技術と政治の実際関係が分かりやすく整理されて述べられている。しかし、その事実関係に基づいた著者の主張は説得性に欠ける。

 その主張をまとめると「近世以降、技術は国家(軍事)や産業(工業)や個人(消費財)に対して利用してきたが、現代においては社会に対してもっと利用すべきであり、また、それを推進するのは政治である」。たしかに単純に技術史を省みるとそのような考え方に賛同してしまいそうだが、果たしてその考え方にどのような意味があるのか疑問である。

 もしこのような主張をするならば、現代政治の実態についてもっと深く切り込んだうえで、その実現根拠を示さなければならないだろう。それをしなければ、主張されているところが実現しないどころか、この手の主張を逆手に取った政治が逆の結果を導くであろうことは歴史の教えるところであろう。




戦後保守のアジア観 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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昨今、朝日新聞に対し匿名の掲示板やブログに群がるネット右翼からの心無い中傷や悪質な攻撃が相次いでいる。百年単位で育ってきた朝日を、瞬時に傷つけて恥じない、精神の貧しさの、すさんだ心の・・・。と言わんばかりだ。だが、ちょっと待ってほしい。心配のしすぎではないか。事の本質はそうではないはずだ。朝日を「反日売国偏向捏造新聞社」と言うには早計に過ぎないか。疑問を抱くのは私達だけだろうか。再考すべきだ。ネット右翼の主張は一見、もっともな理屈のように見えるが、そうとばかりはいえまい。1発だけなら、誤射かもしれない。落ち着いて考える必要がある。しかし、だからといって、朝日をコケにするのはいかがなものか。あまりに乱暴だ。的はずれというほかない。その前にすべきことがあるのではないか。皆さんにはもっと真剣に考えてもらいたい。今こそ冷静な議論が求められる。思い出してほしい、朝日は今後も日本を代表するクオリティーペーパーであり続けるに違いない、と私たちは主張してきた。偏狭なナショナリズムが増長するこの国に足りないのは、朝日のような進歩的知性なのではないか、という意見もある。朝日の用語は、きわめてアジア的な優しさにあふれているようにみえる、という声も聞かれなくもない。こういった良識ある市民の声に謙虚に耳を傾けるべきではないか。真摯な姿勢が今ひとつ伝わってこない。これでは議論を呼ぶのは必至だ。中国、韓国をはじめとするアジア諸国からの反発が予想される。内外に様々な波紋を広げそうだ。そういえば、自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えているという事実も、多少気になるところだが。






ソ連のイスラム教徒 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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 著者は、潜入レポートを得意とするノンフィクション作家ですが、本書は、潜入レポートではなくて、普通に取材したソ連末期の中央アジア、カフカスのイスラム教徒に関するレポートです。

 ジャーナリストによる著書なので、ソ連のイスラムに関する仔細な歴史などはあまり掘り下げられていませんが、実際にソ連のイスラム地域に入っての取材には他に替え難い価値があります。インタビュー相手は勿論、取材の過程で出会った様々な人々の態度や感情の表れなどから、公式的な発言・立場の裏にある現実を垣間見ることができます(ロシア人のイスラム教徒に対する差別感情とそれに対するイスラム教徒の反発等が具体的に分かります)。

 また、ナゴルノ=カラバフ問題においても、アゼルバイジャン側からの見方というのは貴重な証言ではないでしょうか。

 長く政府により圧迫されていた宗教活動が、ゴルバチョフの登場により、徐々にではありますが、自由を取り戻していく過程にありました。復活したイスラムのエネルギーがどちらに向かうのかは、この時点では定かではありませんでしたが、ソ連解体の可能性も十分に感じさせるものでした。

 アカデミックな研究者の著書とは少し異なった角度から見た、中央アジアイスラムの姿として貴重なレポートではないでしょうか。





大使夫人―世界各国から来日した「おつきあい」のプロ (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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 皆さんは、外交官に会ったことがあるだろうか。私はある。しかし、大使に会ったことはない。大使夫人は見たことはおろか、本で読んだことさえない。それもそのはず、このアマゾンで「大使夫人」と入力しても、出てくるのはこの一冊だけなのである。

 このように述べれば、皆さんの好奇心を刺激出来るだろうか。一体どんな人たちなのか。毎日何をし、何を考えているのか。パーティーではどんな会話をするのか。日本のことをどう見ているのか。そんなミーハーな気持ちで本書を手に取ってみて欲しい。

 本書には、緊迫感あふれる交渉の場景、いわゆる「外交」は一切出て来ず、ミーハーでなければとても読めたものではない。その代わり、和やかな社交舞台と穏やかなその裏側とが楽しく描かれ、著者がいかに数々の大使夫人に魅了されたか、彼女ら(彼ら)にいかに敬意を抱いているか、が文面から伝わって来る。

 人が人に魅せられる。人間としてこれほど幸せなことはあるまい。さて、本書を読まれる皆さんは大使夫人のどこに魅せられるだろうか。著者はこう答えるだろう。「大使夫人という職業は存在しない。しかし大使夫人という立場は、大使にはない、国のイメージを上げることが出来る何かを、持っている」。




大政翼賛会に抗した40人―自民党源流の代議士たち (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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戦前、日本が自らを対米戦争への隘路に引きずり込んでいく中で、それへの抑制的役割を果たすべきだったのが帝国議会、そしてそれを構成する政党であった事は言を待たない。
しかしながら、反軍演説を行なった斎藤隆夫を除名するという、議会が自らの言論を封殺した挙句、新体制運動の高まりの中で戦時体制を協賛する目的で、全政党解散の上に結成されたのが大政翼賛会である。
本書は、その大政翼賛会を議会政治の自殺行為と捉え、抵抗した政治家たちを、人物毎にカテゴライズし、一種の人物史の様相を呈している。
いかんせん40人もの政治家を1冊の本にまとめている事から、それぞれの政治家の実像を網羅したものとは言えない。
ただ彼らは、有名、無名問わず、議会政治擁護のスタンスから、弧塁を守った人物たちである。
戦争に国全体がなびいていく中で、敢えて時流に抗した政治家の存在は記憶されるべきであろうし、現在との良い好対照である。


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