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和書 492120 (353)



悪魔のささやき (集英社新書)
販売元: 集英社

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 「現代日本で起こっている不可解な出来事、犯罪、自殺、いじめ、特に子供が被害者となる殺人、そして流行を追っていうこと」を著者は、比ゆ的に「悪魔のささやき」と呼び、日本の危うい状況を精神科医と作家の目から見て分析し、警鐘を鳴らしているのが本書です。

 著者は、文学的・宗教的ニュアンスのある「悪魔」という言葉は使いたくなかったそうですが、他に適当な言葉がないため、この言葉を使ったと述べています。まさに現代日本に起こる出来事や事件には、悪魔にささやかれたとしか思えないことが頻発しています。それがなぜなのかを社会の刑務所化や関心の狭隘化(きょうあいか)といった用語で分析・説明し、悪魔のささやきに惑わされないための提言を行っている、まさに今こそ読むべき緊急の書です。

 新書ながら密度が濃く、自分はそんなものには騙されない、惑わされないぞと高をくくっている人こそご用心。




悪夢の北朝鮮―亡命船「ズ・ダン」号が伝える謎の国の実態 (カッパ・ブックス)
販売元: 光文社

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少し古い本ですが、北朝鮮での日常生活や筆者の経歴などから始まり、脱北するまでの過程が詳細に書かれています。北朝鮮での矛盾だらけの歴史教育や、医学の教科書(筆者は医者)の大半が主体思想について書かれていることなど、外国からでは分からないいろいろなことが分かります。
北朝鮮を知るには、この本がお薦めです。




野蛮としてのイエ社会 (あごら叢書)
販売元: 御茶の水書房

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麻原裁判の法廷から
販売元: 晩聲社

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 何年か前に、オウム真理教信者による坂本弁護士一家殺害事件の被害者である坂本都子(さかもとさとこ)さんの実父、大山友之(おおやまともゆき)氏が、テレビ朝日のニュースステーションに、登場された事が有った。娘と孫を失った大山氏が、テレビ朝日のインタビューに答えて、坂本弁護士一家殺害事件について、そして、麻原とオウム真理教について語るそのインタビューは、真に痛々しい物であった。それを見る私自身、胸が痛まずには居られなかったが、その中で、大山氏が口にした或る言葉に、私は、稲妻に打たれる様な衝撃を受けた。それは、こう言ふ言葉である。--「(都子さんの)本当の命日を知りたい。」--皆さんは、大山氏のこの言葉の意味がお分かりに成るだろうか?
 検察が、坂本弁護士一家殺害事件の実行犯達の「自白」を基(もと)に発表した処では、坂本弁護士一家は、1989年11月4日午前3時頃、オウム真理教信者数名によって、自室で、激しく抵抗したものの、殺害されたとされて居る。しかし、検察が発表したこの事件に関する説明には、不自然な点が多過ぎ、彼ら実行犯が犯行を行なった事自体は事実であろうが、語られて居ない何かが有る事を、私は、確信して居る。--検察発表の説明に依れば、1989年11月3日の夕方、坂本家のアパートに到着した実行犯(オウム真理教信者達)達は、アパートの前で待機を続けた。その後、3日午後9時頃、一人(岡崎)が坂本家の玄関に行くと、坂本家の玄関は、何故か、鍵が開いて居たと言ふ。そして、翌日4日の午前3時に、麻原教祖の指令に従ひ、彼ら(実行犯達)が、再び坂本家の玄関に行った時も、玄関の鍵は開いたままだったと言ふ。その為、彼らは、開いたままの玄関から坂本夫妻の部屋に難無く侵入し、一家をそこで殺害したと、検察は説明して居る。では、その玄関は、何故開いて居たのだろうか?大山氏は、都子さんは、鍵を掛け忘れて眠る様な子ではないと強く主張して居る。そして、私も、検察による、この様な説明を信じる事は、到底出来無い。--即ち、誰かが、あらかじめ、坂本家の玄関の鍵を開けておいた可能性が有るのである。そして、オウム信者達が「突入」を実行する数時間前の3日夜、坂本家から来客の存在を伺わせる話し声や、水の流れる音がして居たと言ふ付近住民の証言が、実際、有るのである。つまり、大山氏が言はれた様に、都子さんたちが、検察の説明通り、本当に1989年11月4日午前3時頃に襲撃され、その場で殺害されたのかどうかは検証される余地が、多分に有るのである。
 ここに坂本弁護士一家殺害事件の、そして、オウム真理教に関する最大の謎が有る。この事件(坂本弁護士一家殺害事件)だけではない。詳しく述べるスペースは無いが、地下鉄神経ガス事件を含めて、オウム真理教には、余りにも未解明の謎が有るのである。そして、それらの謎は、この坂本家の玄関が何故開いて居たのか?と言ふ謎と同様、オウム真理教の行動の多くに、実は、オウム真理教信者のみならず、教団外の人間もが、関与して居たのではないか?と言ふ疑問に収束するのである。ところが、新聞やテレビは、それらの謎に触れる事をタブーにし続けて居ると、私は、思ふ。--一体、何故なのだろうか?
 本書は、そのオウム真理教の麻原教祖の弁護人であった渡辺修氏と和多田進氏の対談であるが、皮肉な事に、坂本一家殺害事件の首謀者である筈の麻原を弁護する立場の渡辺氏が、被害者の都子さんの実父、大山氏と同じ疑問を述べて居る(!)のである。
 麻原裁判の一審は、麻原の死刑判決で終はり、渡辺氏は、弁護人を辞任した。だが、本書で渡辺氏が呈した疑問の数々こそは、皮肉にも、大山氏を始めとするオウム真理教被害者が、最も知りたい事柄の数々なのではないだろうか?
 本書が、一人でも多くの人に読まれる事を願ふ。

(西岡昌紀・内科医)




国際水紛争事典―流域別データ分析と解決策 (ASAHI ECO BOOKS)
販売元: アサヒビール

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妻が得する熟年離婚 (朝日新書)
販売元: 朝日新聞社

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法律の勉強は、抽象的なことばかり書いてある本ばかりで、慣れるまでは本当に苦痛の連続だ。
本書のように、物語り風に書かれている本が最近は増えてきているが、なにぶん値段がとても高いのが難点だった。
本書のように新書の値段でこれだけ書かれていれば、私のような実務家にはたいへんありがたい!
新規登録者全員に配本できる値段だ。




違法の戦争、合法の戦争 国際法ではどう考えるか? (朝日選書 (782))
販売元: 朝日新聞社

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東京大学、一橋大学法学部、早稲田大学で国際法を講じた、国際法学の泰斗が、満を持して書いた「戦争論」。

年来の主張が過不足なく、時に具体的な例を挙げて記載されており、説得力に富んでいる。

「国際法は、短期的には国家を守るわけではない。しかし、長期的には、建前としての機能を果たす可能性が高い」、という著者の主張は、従前の著書に比べて明快に打ち出されている。

◇ jus in bello(戦い方に関する法規。「交戦法規」)と jus ad bellum(戦争開始決定権)との違いを理解しないままに、日本国憲法9条を語ることの無益さや如何ばかりか?

◇ 群民兵(自発的な自衛のための戦い方であって、国際法上、準国家として認められるもの)を知らずして、日本の国防を語ることが、如何に不毛なことか?

⇒ 9条が放棄する交戦権とは、政府の戦争開始決定権(jus ad bellum)以外にはありえない。憲法は、制限規範であるため、国民の戦争開始決定権は否定されておらず、群民兵の形態であれば、日本国憲法の下でも戦争遂行は可能である。


選挙のたびに繰り返される不毛な議論に辟易している人におすすめ。

喝を入れてくれること、間違いない。





現代世相探検学 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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国際人道法―戦争にもルールがある (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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戦争責任・戦後責任―日本とドイツはどう違うか (朝日選書)
販売元: 朝日新聞

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 本書は、日本とドイツの戦争責任・戦後責任の取り方に関する基本的な概観を与えてくれる本である。簡にして要を得ており、この問題に関心を持つ方にはお勧めの本である。

 ただ、いくつか問題点を挙げるなら、第一に日本(植民地支配と戦争責任が中心)とドイツ(ナチズムの責任中心)の責任の取り方を、そのまま比較してよいのかという問題がある。第二に、戦後史全体の流れとの関連で、この問題は位置づけられるべきかと思う。そうしないと、現在のヨーロッパでの極右の台頭を、きちんと位置づけられなくなろう。

 いずれにせよ、具体的な事例に即して書かれているため、非常に参考になる。


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