和書 492124 (114)
はじめての宗教学―『風の谷のナウシカ』を読み解く
販売元: 春秋社
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『風の谷のナウシカ』をツカミにして宗教学の世界に学生を引きずり込もうとする本だ。ナウシカや風の谷の住人を宗教説話の登場人物になぞらえたり、ナウシカの服の色から宗教における色の役割の話を始めるなど、ナウシカはむしろ話のきっかけで、宗教学のお話をするのが目的。宗教からナウシカを解説したり、隠喩を求めたりする本(そう言えば、そんな本を一冊レビューでけなした覚えがあるなあ)のうさん臭さとは無縁で楽しく読めた。
宗教学について体系的な何かが得られるものではないけれども、断片的ながらもトリビアが得られるし、ちょっとした娯楽として、良くかけた本だ。ナウシカファンにはお薦め。
ただ、同業者として、苦労が知れると言うか、少々あわれな気持ちにならなくもない。教養教育の授業は、学生さんに聞いてもらおうとすると、興味を持ってもらえるところを作ろうと苦労するのだ。いかに面白いツカミを持ってくるか必死に考える。学問の本当の面白さはちょっと違うんだけどなあと思いながらね。ま、教養の授業は高等漫談だもんなあ。ある意味それで良いとも思ってるんだけど、学生の方から理解してやろうと言う迫力を感じないところが結構つらい。こんな講義をしていたら、試験は大変だろうなあ。採点のしようのない答案がほとんどで、どうして点を上げようか苦労しますよ、絶対。
『エコロジー思想入門』という付論がついているが、えらい異質でちょっと不思議。講義の都合上かと邪推してしまった。
はじめての死海写本 (講談社現代新書)
販売元: 講談社
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この本が私見を述べたに過ぎない、「学問研究とは無縁」のものに近い本だなどと言うのは、根拠のない、ためにする誹謗・中傷です。そう批判している人が全く論拠を挙げていない所からも分かる通りです。クムランからエステル記以外の旧約聖書中の書が全て出土している、と言う、この本の中の文が、あたかも意味不明であるかの様に書いている事から見ても、書いた人の真意は明らかです。確かに著者の関わった翻訳書しか参考文献表に挙がっていませんけれども、逆に言えば、学問的な根拠のしっかりしている外国文献のうち、重要なものは、いち早く著者が見つけて翻訳を済ませてしまった、というのが真相かも知れません。
はじめての祈り
販売元: 日本基督教団出版局
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はじめての禅 (講談社現代新書)
販売元: 講談社
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はじめての聖書
販売元: 女子パウロ会
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はじめての般若心経
販売元: 日本文芸社
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はじめての般若心経―かわかない心で生きる
販売元: 海竜社
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はじめての装飾写経 ~装飾紋様手本つき
販売元: NHK出版
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はじめての親鸞
販売元: 聖文社
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はじめての親鸞
販売元: 草光舎
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