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和書 492126 (341)



「ひきこもり」がなおるとき―23人の臨床例 (講談社プラスアルファ新書)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ひきこもりについて、精神科医が書いている本は何冊か出ています。
その中で、これは最近の本で、事例もたくさん集めてあるのでそういう意味では参考になると思います。
また著者の精神科医自身が不登校、ひきこもりの体験者ということで、ひきこもり当事者について、共感ある書き方です。
しかし、あくまでも医者の一説です。
著者は自分のクリニックの例をあげ、心理士によるカウンセリングを多様されているようだが、この本の事例で見る限り、成功しているとは言いがたい気がします。
費用について書いてある点は親切だと思います。
ひきこもりについて、何冊か読んでみるならお勧めしますが、これだけを読んでも答えは見つからないと思います。




「ひきこもり」たい気持ち
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この本はまるで、
小説を読んでいるかのような語り口。

カウンセラーである著者の実生活や
友人の話を織り交ぜながら
ひきこもりの実状と回復の過程が描かれています。

季節性うつ病と診断されているさるきち。
パンダ先生から朝日を浴びる ように指導されています。

でもね、
本書のこんな一節に、さるきちは共感もしたのです。


朝は残酷だ。

太陽が昇る朝は、
ヒトが活力に溢れているときこそ、
清々しく感じられる。

だが、ヒトが傷ついているときには
決して優しくないのだ。

それに比べて太陽が沈んでいく夕刻から
夜にかけての時間帯はずっとずっと優しい。
傷ついた人も心穏やかに過ごせる。


朝日は一日の始まりを象徴します。

何かやらねばっ
学校や仕事に行かねばっ

そう駆り立てられる。
頭の中は焦りでいっぱい。

周囲がとやかくおせっかいを妬いたりね。

でも、身体は動かない。

いや、どう動いていいかわからないのだ。

だったら、

太陽なんて拒否してしまえっ

なーんて。

頭から布団かぶってしまいたくなるのよね。
一日を布団の中で過ごすなんてヒトも多いんじゃないかな。

この本でも、7歳から16歳までそんな隠遁生活を送った
ユウカという少女が登場します。

学校はおろか、部屋の外すら極力出ようとせず、
家族も諦めています。

でもね、

そんな彼女もちょっとしたきっかけが機転となり
ゆっくり世界は広がっていくんです。

それは一度も会ったことのない
担任の先生からの一通の手紙。


かっちん、


彼女のココロにスイッチが入ったのね。


本書では他にもひきこもるヒトが
多く紹介されてるのですが、

著者が主張しているのは
「ひきこもり」たい感情は誰にでも存在するということ。

さらにヒトとヒトとの関係性が形骸化している現代においては、
いわゆる部屋に閉じこもる「ひきこもり」ではなく、

気持ちの「ひきこもり」をしているヒトが
多く存在していると危惧しています。

会社に出勤し仕事をフツーにこなしていても、
関心や気持ちが向いていなかったり。
自分のいる空間との一体感を持てなくなっていたり。

そんな誰にでも存在する「ひきこもり」の感情。
自然に従えばよい、と著者はいいます。

動きたくない時は休めばいい。
動き出したくなったら動けばいい。

そして変わっていくきっかけは「出会い」。

でもそれもね、
出会いを求めて躍起になれというんじゃないの。

ユウカだって、転機となった先生との出会いも
「先生に会ってみようかな」
くらいのものだったのよね。

横からすーっと入っていって
相手と並ぶようにする

「出会い」ってそんな感覚だといいます。


「ひきこもり」という、
下手すれば重苦しい内容になる
テーマであるにもかかわらず、
優しい語り口と独特の表現で、
とても読みやすい一冊。

著者の人間性も表れていて、
“カウンセラー”が身近に感じられるかもしれません。





「ひきこもり」救出マニュアル
販売元: PHP研究所

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

斉藤環氏の前著「社会的ひきこもり」を読んで当時ひきこもりだった自分は納得したが、親父の一喝で治ってしまった。(それからある心の病になり、またひきこもってはいるが)
前回のひきこもりは治ったが、今回のひきこもりからはなかなか抜け出せない。

どんな理由があるにせよ、ひきこもりは甘え以外の何物でもない。
自分の両親がいなくなったとき、もうどうすることもできない。
働きもせず、好きなことだけをやるのはもはや人間ではない。
誰だって働くのは嫌だ。
それを社会のせいにしたり、親の教育のせいにするのは間違っている。

ひきこもったまま人生を終えられるほど世の中甘くない。自分もなんとかこの状況から抜け出したいと絶えず思っている。

ひきこもりとかニートとかが流行るのは日本ぐらいなものだろう。

親はほぼ確実に先にいなくなる。その時どうするのか。
精神科医もカウンセラーも所詮赤の他人である。自分で(苦しいが)勇気を振り絞って外へ出て行くしかない。

若いうちはまだよい。しかし、年をとるごとにできる仕事も減っていく。
体力も精神力も衰えていく。

自分の今の病気を抱えての仕事は相当きついだろう。でもいつかは社会に出なければならない。でないと親が死んだらもう一生精神病院だろう。

確かに自分は相当の変わり者である。全く社会を知らない。それでも仕事がしたいとは常に思っている。

一番辛いのはひきこもっている本人ではなく両親である。

今自分がかかっている病気で親から見捨てられ、一生病院にいなければならない人のほうが圧倒的である。

今まで自分は困難から逃げ続けてきた。もう逃げられない。

辛くても一歩踏み出すしかない。








ひきこもりカルテ―精神科医が語る回復のためのヒント
販売元: 法研

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この本には、多くの臨床経験を有する著者が、選んだ典型的なひきこもりの症例があげられている。あきらかに病的なものもあれば、そうでないものもある。読者もどれかの症例にはなんらかの親近感をおぼえることであろう。総合病院の精神科医長の経験もある著者は、患者を治すという視点から、暖かくかつ冷静に患者を診ている。したがって、本書には薬の有効性についてもきちんと書かれていて、例えばパニック症候群のほとんどは、ただしい治療をうければ、完治することが示されている。しかし、本書では、生物学的な側面のことよりも、むしろひきこもりのおこる日本の文化の分析に重点をおいている。著者のアメリカやスイスでの豊富な生活体験から日本文化について考察した書き出しの部分は鋭い日本文化論になっている。また、社会の基本が家族であり個人であること、その幸せなくして社会の発展も日本の将来もないことを考えさせる。著者は、精神科医として、患者に、「常に自分を大切にしましょう。言うべきことはきちんと言えるようになりましょう。」と、その家族や職場の人には、「家族も社会ももっとお互いを助け合いましょう。」と、そして、教育者としては、「そのようなことができる人間になるように子供を育てていきましょう。」と言っている。しかし、著者には押し付けがましいところはなく、爽やかである。症例を示すことで、読者に自分の頭で考えるヒントを与えている。まさに精神科医としての面目躍如である。すべての日本人に一読を勧める。目からウロコが落ちること請け合いです。




ひきこもりカレンダー
販売元: 文春ネスコ

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著者のいうことは明快ですっきりする。
社会、学校の実像が浮かびあがってくる。
政治、医療、経済、司法、警察・・・。
ふだん目に見えないが一旦交通事故などで係わると、世の中が真っ赤な嘘とそらぞらしい偽善で成り立っていることがわかって愕然とする。
それに耐えられないことはまともな証しと思う。

常識にとらわれないで生きている人も多いし、自分の道を切り開いている人も多い。新しい時代はこういう人たちが作るのだろう。




ひきこもりケースの家族援助―相談・治療・予防
販売元: 金剛出版

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ひきこもりセキラララ
販売元: 草思社

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今までに出たどんな本よりもひきこもり当事者の
思い、感じたことを言葉にしてくれたすばらしい
作品。この本を読んでもっと多くの人にひきこもり
について理解して欲しい。




ひきこもり支援ガイド
販売元: 晶文社

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ひきこもりの支援団体を紹介したものとしては、もっとも充実したガイドブック(2004年2月現在)。約140の民間支援団体が詳しく紹介されている。支援の形態や方針、支援の内容とその料金、スタッフの数などが各団体ごとに書かれている点が親切だ。精神保健福祉センターや児童相談所等の公的支援機関についても紹介されている。ただし、2002年刊行のため、情報が最新のものではない点に注意すること。




ひきこもり文化論
販売元: 紀伊国屋書店

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ひきこもりの善し悪しはおいといて臨床的立場からの意見を述べている。ひきこもりが単純な問題ではないということがわかった。




ひきこもり脱出ガイド―本人と家族のカウンセリング入門
販売元: 明石書店

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書店店頭であまり見ませんが、ひきこもりについての名著です。質問に著者らがていねいに答えています。著者らはアカデミックというよりひきこもり援助のパイオニアたちであり、やりとりはとってもリアルです。
当事者・家族はもちろんのこと、他の専門分野の治療者の方、ひきこもりについてわかりやすく知りたい方にもお勧めします。


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