戻る

前ページ   次ページ

和書 492132 (82)



アイヌが生きる河
販売元: 樹花舎

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

手のひらに収まる小振りなサイズが良い。挿入されている写真のつつましさが良い。文字のレイアウトが良い。注の配置が良い。手にとってまず、装丁に心惹かれた。それから、小説のような導入に誘われて、北海道の二風谷という集落にすっとひきこまれていった。写真家志望の青年であった筆者は、アイヌの人々が多く住む二風谷で、住民の所有していた多くの土地がダム建設によって沈むことを知った。その筆者が、何のつてもなく、ふらっと二風谷を訪れるところからこの本は始まっている。それから十三年、じっくりと人と出会い、関係を探り、自分のまなざしを確認していく。そうして得られたものが、惜しげもなく読者に提供される。書中には筆者が出会った魅力的な人物が多く登場し、すでに他界している方もいる。「アイヌ」については全く無知であった私がこの本を通してそうした人々と出会えたことをとても嬉しく思う。読み進めていくうちにふと思う、いったい、いつの時代の話だろうかと。スピード第一!とでもいうような現代日本のジャーナリズムの勢いの中、筆者はじつにマイペースなのだ。そしてこの、小さな本を書き上げるために五年の歳月を費やしたともいう。手軽に読める小振りな本だが、素材を吟味して手間と時間を掛けて作ったスローフードにも似た効能があるように思う。




アイヌ・暮らしの民具
販売元: クレオ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

二往復の通勤電車内で読了。自分の日常とはあまりに違う世界のせいか、降車する時は頭がクラクラしていた。こんな読み方でよかったのか、と未だに後悔している。

とにかく写真が素晴らしい。すべての民具が北海道の自然と見事に調和して光り輝いているかのよう。写真家の清水氏はアイヌ精神文化の持つ自然(神)への思い(憧憬、、どんな言葉を重ねてもこぼれ落ちてしまう)を感覚的に理解されているからだと思う。自然をバックにしているため木葉や枝の影が民具にかかっている写真もある。しかし、そんなのは些末なことなんだろう。スタジオで撮影したらここまで心を揺さぶられることは絶対なかっただろうし、編集者もこの写真を前に深く感動していたんじゃないかと思う。

いつかはこれら民具が展示されている資料館に足を運んでみたいと思っている。




アイヌ群像―民族の誇りに生きる
販売元: 御茶の水書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






アイヌ今昔ものがたり (ヒューマンブックレット)
販売元: 兵庫部落問題研究所

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






アイヌ歳時記―二風谷のくらしと心 (平凡社新書)
販売元: 平凡社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

筆者はアイヌ初の参議院議員ですが、ここではアイヌをとりまく外界の問題はさておいて、筆者の子供時代からの村での生活体験が描かれています。ごく日常的な光景が語られているのですが、その一つ一つにアイヌの人達の考え方が浮かび上がり、私達とはまったく違う世界が広がっていくようです。狩の獲物のくまは神が姿を変えて人間のために現れてくれたものであるとか、作った道具にも魂があり、使い古したら感謝の祈りを捧げて家の裏で自然に返す=朽ちるのを待つ、とか…。異なる文化を知るということは、また別の世界観をのぞくということなのだなあ、と実感しました。そう言う意味で、淡々としているけれども、刺激的な本でした。




アイヌ差別問題読本―シサムになるために (プロブレムQ&A)
販売元: 緑風出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






アイヌ神謡集辞典―テキスト・文法解説付き
販売元: 大学書林

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






アイヌ前史の研究
販売元: 吉川弘文館

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






アイヌ伝承と砦(チャシ) (北方新書 (007))
販売元: 北海道出版企画センター

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






アイヌとして生きて
販売元: 日本基督教団教育委員会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ