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和書 492132 (138)



イスラーム的―世界化時代の中で (NHKブックス)
販売元: 日本放送出版協会

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 イスラム原理主義といえば、今日最も関心を呼ぶテーマであるが、社会人類学者によって書かれた本書は、そうした国際政治的な関心よりも、社会文化的な関心において書かれている。つまりイスラムを、欧米に対抗する一枚岩的な政治社会として論じるのではなく、内部に対してその前近代的な遺習を批判し、それを梃子に近代化を展開してきた文化社会として論じている。
 さて問題のイスラム原理主義だが、その呼称に疑義を呈しつつも、そのように呼ばれる今日的状況を見据えて、それが18世紀以来の宗教改革運動(ワッハーブ主義運動)の流れを汲むものであり、この広汎な流れ(著者の言う「イスラーム復興」)の中で進行している政治社会的な「イスラーム主義」への着目を通して、原理主義といわれる現象を説明している。つまり原理主義は、最も先鋭化したものとはいえ、イスラム主義の一環の中で捉えられるべきものなのだ。
 ただ歴史の過程においては、先に顕在化したのはナショナリズムのほうだが、第3次中東戦争の敗北(1967年)を契機に、1970年以降脱宗教的なナショナリズムが衰退し、替わって宗教的な「イスラーム復興」が顕在化してきたのである。この運動は欧米型の近代化を体験しつつも、これを批判する人々によって担われており、単なる復古主義ではないイスラム型の近代化運動として捉えるよう、著者は強調している。
 読後感として二点挙げると、一つは一連のイスラム宗教改革運動(イスラーム復興)が、西洋で宗教改革が果たした近代化と共通している点である。ただし西洋のそれは資本主義を推進したが、イスラムの場合はどうなのだろうか? もう一つはアメリカのキリスト教原理主義との同時代性というかリンク関係である。私の関心は、相互の非対称性はもちろんとはいえ、対称性にもある。相互の対抗意識に通底するのは何だろうか?




伊豆諸島青ケ島の村落構造と社会組織―島の生活・文化の変容を視点として
販売元: 学文社

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伊豆の伝説 (静岡県の伝説シリーズ (5))
販売元: 羽衣出版

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伊豆の民話 (日本の民話 (4))
販売元: 未来社

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御詠歌の旅―西国三十三礼所をめぐる (和泉選書)
販売元: 和泉書院

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改稿 玉手箱と打出の小槌 (和泉選書)
販売元: 和泉書院

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 1983年に中公新書として出たものの改稿版。
 浦島太郎と一寸法師の2篇は誰もが知っている昔話だ。しかし、現在の我々が読んでいるのは、歴史のなかで改変されてきたものになる。これらの話が生まれた古代には、ちょっと違う粗筋、意味合いを持っていたのだ。それを様々な証拠を用い、推理していくのが本書。なかなか見事な手際で、感心させられる。玉手箱、打ち出の小槌という、物語に欠かせないアイテムに出発点を置いている点も秀逸。
 ただ、著者の推理が完全に正しいかというと、素人である私には判断がつかない。合っているようにも思えるし、怪しい気もする。
 とはいえ、読んで感心させられる本。強烈なユーモアもすごい。




出雲の民話 (日本の民話 (12))
販売元: 未来社

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伊勢・志摩の民話
販売元: 未来社

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伊勢大神楽―悠久の獅子
販売元: 東方出版

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伊勢の亀山昔ばなし
販売元: 光出版印刷(印刷)

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