戻る

前ページ   次ページ

和書 492132 (145)



イネとムギの民俗
販売元: 雄山閣出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






稲の祭と田の神さま―失われゆく田んぼの歳時記
販売元: 戎光祥出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






稲生物怪録絵巻(いのうもののけろくえまき)―江戸妖怪図録
販売元: 小学館

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






稲生物怪録絵巻集成
販売元: 国書刊行会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この本は広島県で開催された「稲生物怪録と妖怪の世界」展に合わせて企画されたもの
と、説明にあったが、他のカスタマーレビューも(現時点では)ないし
美術展の目録っぽい本かなあ、と、じつはそれほど期待はしていなかった。
ただ、本邦初紹介となる絵巻もあるということで、それを見たかったから購入。

ところが、これはいい意味で、おおきく予想を裏切ってくれた素晴らしい本だった。

畳の上に、するするっと巻物をほどいて流したように
絵巻がページに収録されている。
縮小されているとはいえ実際の状態であるから
絵巻には欠損部分そのままの空白部分もあるが
それはけしてページの無駄ではなく
全体を把握することが出来て、とてもリアルで面白いのである。

1ページに3つ絵巻(あるいはふたつの写本)を
同時進行で展開して見せる。
絵だけ切り取られたアップの写真よりも、絵そのものは小型になるが
この絵巻本のレイアウトは、おおいに楽しめると思う。

杉本好伸氏は広島にある安田女子大学・日本文学科の教授で
専門は井原西鶴だが
「稲生物怪録」とは、もともと地元広島の怪異談であることから
興味を持って研究してこられたようである。

杉本氏自身の考察が書かれているページ数はそれほど多くはないのだが
文章の内容は、良い教授に講義を聴いているようだ。
片寄ることなく公平な立場での解説は好感が持てるし、何よりわかりやすく読みやすい。
本文の内容(原典で墨筆の文を、現代に読みやすくしてある部分)までが
カラーページなので、本としても活字がきれいで
これまた、非常に読みやすい。

研究書というよりは、図録に近いかもしれないが
貴重な原典を見ていく展覧会の雰囲気が味わえる書である。

今回の展覧会ではじめて世に出たものもある。
写本、絵巻、絵本と種類があり、それぞれ微妙に内容が異なり
その違いも追って確かめることが出来る。

本が大きいのが、いささか難点ともいえるが
絵巻の見せ方からいえば、これはしょうがない。

フルカラーで美しく文句なく楽しい本である。
 




井上円了・世界旅行記
販売元: 柏書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






井上円了・妖怪学全集〈第1巻〉
販売元: 柏書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






井上円了・妖怪学全集〈第2巻〉
販売元: 柏書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






井上円了・妖怪学全集〈第3巻〉
販売元: 柏書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






井上円了・妖怪学全集〈第4巻〉
販売元: 柏書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






井上円了・妖怪学全集〈第5巻〉
販売元: 柏書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ