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和書 492132 (245)



蚕と絹の民俗 (歴春ふくしま文庫)
販売元: 歴史春秋出版

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海港場横浜の民俗文化
販売元: 岩田書院

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介護福祉用語辞典
販売元: 中央法規出版

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解釈人類学と反=反相対主義
販売元: みすず書房

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ギアツの日本での3回の講演を含む講演録を起こした本。
語りかけるような口調なので、難解なギアツの本の中ではわかりやすくなっている。


以下概要

筆者は、まず文化というものを地域に統一的なものではなく、多様で流動的なものだとする。
そして、文化研究はその文化のみを見ていてもうまく行かず、他の文化との比較が重要だとする。
以上をふまえ、文化は開かれているべきである。

今日では、安定した分類法が消滅した。
しかし、だからといって、差異は差異に過ぎないといって文化の差異を見つけてそれで終わりにしたり、文化を大きな物語に回収するべきではない。
文化研究では、文化を大きなものに統合することを諦め、多様性を多様なままに見るべきなのだ。

相対主義は、帝国主義編への対抗として作られた特定時代のイデオロギーであり、単純にこれを指示することは出来ない。
しかし、相対主義を単純に批判する反相対主義も誤っている。
だから筆者は、相対主義にはくみしないが、反=反相対主義である。
反相対主義の問題点は、文化という皮を脱げば、普遍的な何かが現れると考えている点にある。
そのような方法だと、自分たちが前提にする『普遍性』を満たすものにしか目が行かなくなってしまう。
このような議論の例として、ミジェリーの人間の本性からレヴィストロースの構造までが批判される。



筆者の、普遍を放棄して、多様性に目を向ける意気込みが伝わってくる。
ただ一点、これはアジア文化賞の式での講演だからしかたがない気もするが、アジアをやたらと実態的に扱っている気がした。
アジアという枠組み自体、せいぜい空間的距離の隣接性でしかつながっておらず、当然他の要因(例えば地理的環境)も重要なはずだ。
そこだけ気になったが、全体として良書である。




海神の贈物―民俗の思想
販売元: 小学館

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海上の道―倭と倭的世界の模索
販売元: 福武書店

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海人の世界
販売元: 同文舘出版

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回想のタイ 回想の生涯〈下巻〉 (東南アジアブックス―タイの文学)
販売元: 井村文化事業社

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回想のモンゴル (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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柳田国男 (快速リーディング)
販売元: 筑摩書房

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