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和書 492132 (247)



海童と天童―対馬からみた日本の神々
販売元: 大和書房

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海道の絵馬―瀬戸内に咲く民草の花
販売元: 国書刊行会

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開発と文化 (21世紀問題群ブックス (16))
販売元: 岩波書店

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 本書は第二次大戦後の発展途上国の「開発」の流れを概観して、「開発」に対する先進国と途上国との間の思惑や価値観のくい違いを明らかにし、現在の開発論の混乱・論点の「ズレ」を描き出す、思想的側面からみる「開発」入門書だ。特に「開発」がひとつの契機になって、民族紛争を引き起こす可能性を、自身が調査したスリランカを例にとって説明している部分がとても興味深かった。開発の進展につれて、全体としては経済成長しているとしても、国民内部の経済格差が拡大して社会不安が広がっていく可能性はある。特にその格差が異なる文化や民族集団の間に現れる場合、文化的差異が経済的格差に転換する場合はそうだ。

 スリランカでは、シンハラ人主体の政府軍とタミール人武装グループとの戦闘が起こっているが、決して昔から武力紛争が続いてきたわけではなく、1983年に発生したシンハラ人とタミール人との間の大規模な衝突事件が大きなきっかけになったらしい。そして著者は、この事件には政府の経済開発計画(マハヴェリ河プロジェクト)が深く係わっているという。多数派のシンハラ人が政府官僚のほとんどを占めていることが、このプロジェクトによって生み出された新たな灌漑地に入植できる受益層をシンハラ人に偏らせる結果になったこと、同時に多数のタミール人が都市へ出稼ぎに出るようになったこと。その結果、民族間の経済格差、さらには民族間の住み分けまでが以前より明瞭になり、強烈なシンハラ・ナショナリズムを抱く者のなかには、経済格差を読み替えて民族間には格差があるという意識まで生じたという。このように「開発」が民族間の差異を拡大し、間接的に民族間の憎悪を生み出す契機にもなり得るということを本書は教えてくれる。




開発の人類学―文化接合から翻訳的適応へ
販売元: 新曜社

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本書は「世界システム論」でいう周辺地域における「開発」に伴なう市場経済の浸透が、地域社会を文化的・政治的・経済的にどのように変容させていくかを詳細に論じたものだ。著者自身がオーストラリアのトレス海峡諸島で行ったフィールドワークに基づいて、地域社会がなすすべもなく資本主義システムに呑み込まれていくとするのではなく、地域社会に市場経済が浸透するプロセスで、その構成員である各個人が主体的・積極的にこれに適応していく動きに注目する。そして著者は、地域社会が持つローカルな文化は、市場経済に包摂される過程で、その形態を変更させられながらも、完全に消えてしまうのではなく、既存の伝統的価値観を保持しつつ、グローバルな資本主義システムの諸要素を読み換えて自らに取り込みながら市場経済に適応していくのだと考える。そしてこの現象を指して、文化接合あるいは「グローカリゼーション」と呼ぶのだ。

本書は「開発」と地域のローカルな伝統文化をどう折り合わせていくかという大きな課題に重要な示唆を与えてくれる。例えば著者は、市場経済の浸透に伴なって、二次葬送儀礼のような伝統的慣習が以前よりも盛んに行われるようになったことを指摘しているが、この一見逆説的な事例は、市場経済に適応することによって現金収入を得た有力者が、その経済力を地域社会の伝統的ルールにのっとって政治力へと変換しているのだと説明されている。このような具体的な記述は、近代化に伴なう社会変化を考える上でとても参考になる。結果として本書は、近代化論のように伝統文化を単に経済発展の阻害要因とするのではなく、経済発展のプロセスには文化的要因が複雑に絡み合っていることを実証していると思う。




開発の文化人類学
販売元: 古今書院

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海浜生活の歴史と民俗 (考古民俗叢書)
販売元: 慶友社

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怪物―イメージの解読
販売元: 河出書房新社

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怪物の王国 (ちくまプリマーブックス)
販売元: 筑摩書房

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怪物の事典
販売元: 青土社

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具体的に、調べたい怪物の名前がはっきりしている人にとってはおすすめの一冊。
けれども読みものとして楽しむには、相当の相性が求められる。
それぞれの怪物について登場した映画の名前や荒筋まで載っています。
その代わり、体系立てた分類は一切なされていない。
完全に五十音順で、同じ怪物でも出典作品が違う事で別の言葉が前に付いていた場合別の頁に載っている。
アルファベットで調べる事も出来ない。写真は白黒。
ただ、マイナーな怪物についてはこの本で調べるのが一番良いだろう。




怪物の友―モンスター博物館 (集英社文庫―荒俣宏コレクション)
販売元: 集英社

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 日本の妖怪に関して自分は入門書というと水木しげるさんの本を
思い浮かべます。
 では、世界のモンスターというと何かと聞かれれば自分はこの本を
思い出すと思います。
 
 モンスターはほとんどはメジャーなものですが、普通載って
いないように事柄に一歩踏み込んだものです。さらに他の記事も

多くの知識に裏打ちされつつ、実際にその地を踏んだものもあり
あきさせません。

 値段もお手ごろですのでお勧めしたい一冊です。


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