和書 492132 (274)

神々の誕生―易・五行と日本の神々 (同時代ライブラリー (182))

　「アマテラス・スサノオの誕生」ではスサノオがなぜイザナギの鼻から生まれたのかを説明しています。しかし、どこかで、｢これでは日本神話は古代の知識人が陰陽五行説の解釈によって生み出したことになる｣とかいう評価を読んだ記憶があります(確か、ブックエソテリカ『神道の本』学研)。

　また｢鬼の誕生｣では《八瀬童子》をとりあげ、他にも大黒サマ、エビス、厠や井戸の神、オカメ・ヒョットコなど、俗信の神々の発生を説明しています。個人的に面白かったのはエビス様。

　日本の神々の発生について、１つの示唆を投げかける著作。

神々の誕生―易・五行と日本の神々

神々の庭

神がみのパフォーマンス (Hart Collection)

神々のフィールドワーク (桜井徳太郎民俗探訪)

神々の風景―信仰環境論の試み

神々の変貌―社寺縁起の世界から (ちくま学芸文庫)

神さまと日本人のあいだ―「見立て」にみる民族の感覚 (Fukutake Books)

神さま 仏さま ご先祖さま―「ニッポン教」の民俗学

神さま仏さま探訪記―ご利益をたどれば日本人が見える