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和書 492132 (275)



神と自然の景観論 信仰環境を読む (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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日本人の信仰の原型は古神道にあって、それが自然信仰であることは自明のことだが、それではその“自然”なるものの何に対して日本人は聖性や神性を感じたのかといえば、それを徹底して研究したものはこれまでなかった。
それを民俗学的にアプローチする試み自体はとくに珍しいものではない。しかし丹念に自ら歩いて体感し、緻密なフィールドワークとして探求したのは(しつづけているのは)野本寛一に尽きるだろう。
本書のスタンスは、神と自然と日本人との間に何も挟まないことである。もし何かがあれば、それを跳び越えてダイレクトにシンプルにその関係性に迫る。すなわち、神社の社殿建築等々に一切目をくれないということである。社殿や神像を拝むのではなく、日本人は山や樹木や岩や島などといったまさに「自然」を拝んできた。
ただ、どこにでもある自然ではなく、そこには“条件”が整っていなければならない。それが、特別な“環境”“景観”なのである。
それが何故特別なのか知るためには、そこに行って、いにしえの日本人と同様に体感しなければならない。いわば本書はその「体験レポート」なのである。「信仰環境を読む」という副題は、まさに“足”で読んだものであって、この視点に限定したフィールドワークとしては比肩し得るものはないだろう。レビストロースの方法論でもなく、折口信夫の方法論でもない、野本独自の方法論が本書からは見えてくる。
100点以上に上る豊富な写真も貴重である。




カミナリさまはなぜヘソをねらうのか
販売元: サンマーク出版

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 陰陽五行説を用いて日本のおかしな俗信や習俗、ちょっとした疑問などを読み解いていきます。たとえば、鍛冶師はなぜ仕事場に死体を置いたのか、などなど。著者の研究成果や久しく関心を持ってきたことについて、平易な文章で再話し直したという印象。著作の多い人ですが、その中でも、読み易さ、とっつき易さはピカイチです。




雷さんと私
販売元: 三月書房

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神代より伝う「龍宮臨行の儀」考
販売元: 文芸社

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カムイの歌―再生の時を求めて
販売元: 高知新聞社

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カムイユカラ解説
販売元: 片山言語文化研究所

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カムイユカラと昔話
販売元: 小学館

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 この本とは、図書館で出会った。アイヌの民話が掲載されている本を探しているうちに見つけたのだ。51のアイヌの民話が収められている。具体的には昔話37編、カムイユカラ10編、言い伝え1編、メノコユカラ1編、子守歌2編の合計51編である。
 著者は、アイヌ語を母語とし、祖母の語る昔話・カムイユカラを子守歌替わりに聞いて育ったアイヌ語研究の第一人者である萱野茂。言語学者の金田一京助のユカラ研究の助手を務めたことでも知られている。
 彼は、昭和35(1960)年よりアイヌ語の伝承保存のために、町内に住んでいた古老たちが語る昔話・カムイユカラ・子守歌などの録音を開始。そこで集められた何百もの話を厳選し、集大成させたのが、この『カムイユカラと昔話』である。
 この本に収められた民話は、現代人が忘れている「自然への畏怖」「自然への愛着」「人への慈しみ」など、カタチの上だけではない“厳しいやさしさ”に満ちあふれている。それは、アイヌの人々が囲炉裏を囲んで、何代にもわたって語り継いできたことで磨かれてきた、時間によって熟成された味わいに他ならない。
 忘れ去られようとしている“こころのふるさと”ともいうべき珠玉の話たち。ぜひ読んでみて、こころのどこかに遺しておいていただきたい。そして、忘れられぬものとして、後世に語り継いでほしい。




カムイ・ユーカラ―アイヌ・ラッ・クル伝 (平凡社ライブラリー)
販売元: 平凡社

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カムチャトカにトナカイを追う―チュクチャ族の自然と伝説
販売元: 平凡社

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亀 (ものと人間の文化史)
販売元: 法政大学出版局

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