和書 492140 (313)
お楽しみはこれもなのじゃ―漫画の名セリフ
販売元: 角川書店
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
~「良識」という窮屈さと優しさを感じました。
かれこれ20年以上も前に「マンガ少年」に連載されていた物ですから、
どうしても時代的なズレがあります。
(もちろん、それは時間だけでなく「作者の感性」と俺個人の感性の差もあるわけですが)
作者の子供~青年時代のまんが体験からピックアップされた作品が多いので、正直半分以上
が知らない物ば~~かりです。だから、共感も出来なければ、読みたい!とも思えないわけです。
「オヤジが古い事言ってるなあ」と言いたくなる部分もあります。
それでも、そこに寄せられたコメントは、現役マンガ家としての作者が「いかにマンガを愛しているか」
という思いは存分に伝わってきます。
近年流行のサブカル系マンガガイド本に欠けているのは、そーいう事なん~~だなあ、
と実感しました。
なんかの本の帯での荒俣宏さんのコメントが思い出されます。
たしか「マンガは同時代の人にとってはわかりやすい解説書だが、
時代が変わると難解な暗号になる」みたいな事。
たぶん、作者が愛する(執筆時)まんが文化は、もう過去の物になってしまったのです。
本書の価値は、ある時代の記念碑的エッセイ集としての物だ~~と思います。
新しいマンガ文化で育った世代として、ちょっとじ~んときました。~
お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました。―遠藤ミチロウ全歌詞集 (CD BOOK SERIES)
販売元: ソフトマジック
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スターリン時代の「電動コケシ/肉」からソロ活動している現在までの歌詞を掲載した歌詞集です。でも、trashに収録されている歌詞の一部は当時「聞き取り不能」と歌詞カードに書かれていましたから掲載の期待をしていたのですが、やはり「聞き取り不能」のままでした。(笑)アコースティックバージョンのCDが付録で、これ目的に買ったようなものですが、これがまたスターリン時代のものと曲の雰囲気が全然違っていて、ジメジメ、ドロドロみたいに湿ったミチロウさんの声が最高に良いです。
「お水」のトラブル対策―自分を守る法律テクニック
販売元: ぱる出版
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お水の花道 パラダイス
販売元: フジテレビ出版
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お泊りルポ「ひとり暮らし」の女たち
販売元: 太田出版
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本書は、タイトルの示す通りAV女優と言う不思議な人種の所に作家がビデオカメラを持って泊まると言う企画から、対談風に書き下ろされたものです。
登場する女性達は、様々な経緯でAV業界に入った人たちで、時に無自覚なまま「人前でセックスをすること」になってしまった人もいる。そんな不思議な人たちと言うのが基本的な感想です。
しかし、読み進むうちに違和感と、居心地の悪さを感じて来ます。
登場する女性達の存在が薄いのです。
会話を書き下ろしていると言っても対談ではなく、テーマもなくて「ビデオカメラの前でセックスをする」事だけなのだから仕方のない事なのかも知れません。それにしても、彼女たちの存在が薄い。
たぶん、たぶんだけれども、バクシーシ山下さんの言う通り「お人よし」で、「気の良い」女性達なのかも知れない。どこにでもいると言う、つまらないフレーズが似合いそうな女性達だけれども、なにかが違うのです。
薄いのです。
存在が、耐えられないほどに薄く、薄いだけではなく、空虚なのです。
ページを読み進めば、読み進むほどにその空虚感が心の中を侵して来ます。文字の中から生身の人間の姿が見えてこないのです。人が見えてこないだけではなく、つまり透明感と表現される清潔なものではなく、彼女たちの言葉や行動はは、ただ空虚が支配しています。
空虚な存在ではなくて、空虚そのものを感じてしまうような作品でした。
そんな彼女たちをそれとなく受け入れているバクシーシ山下さんは優しい人だなぁと思いました。
お洋服クロニクル (中公文庫)
販売元: 中央公論新社
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〜 中野さんのお洋服の歴史と共に、お仕事の軌跡も垣間見える本です。中野さんがOLを辞めて、ヨーロッパ旅行に出かけ、帰国後に今の仕事のスタンスを確立する迄の過程がすごく新鮮に読めました。「あの時、何を着ていたか」の記憶はたぶん私も負けないと思います(笑)。お洋服の残像から記憶や思い出、その時の気分が突然甦って来たりしますし。
中野さんの書いた挿絵が本当に可愛いです。
お洋服クロニクル
販売元: 中央公論新社
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
〜 中野さんのお洋服の歴史と共に、お仕事の軌跡も垣間見える本です。中野さんがOLを辞めて、ヨーロッパ旅行に出かけ、帰国後に今の仕事のスタンスを確立する迄の過程がすごく新鮮に読めました。「あの時、何を着ていたか」の記憶はたぶん私も負けないと思います(笑)。お洋服の残像から記憶や思い出、その時の気分が突然甦って来たりしますし。
中野さんの書いた挿絵が本当に可愛いです。
お父さんたちの好色広告 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房
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「お客さン、お客さン、写真あるよ、いい写真。バッチリだよ……」。そんなふうに、怪しいオヤジからヒソヒソ声をかけられた覚えが、私にも実はある。もう遠い日のセピア調の思い出でしかないけれど、「クシャミをしても××××がほとばしる年頃」だった私にとって、それは、まだ見ぬ性のテラ・インコグニタ(未踏の領域)への誘いの言葉だった。歳月を経て、そんな世界などどこにも潜んでいないことを知ってしまった私は、それでも、毎日曜の朝日新聞の読書欄にきまって掲載されている、熟女や人妻の写真集の広告に、なかには、「強精食強壮剤研究家」なる人物が書いた本の広告などもあって、あの時代の余韻、いや疼きのようなものを懐かしく思い出している。B級本愛好家にして研究家の唐沢さんが編んだ!この「酔狂にして学術的極まる本」は、失われた十年ならぬ、エロと情欲の五十年史を鮮やかに甦らせている。このような書物は、ただただ保存し、後世へと引き継いでいくべきである。
お父さんたちの好色広告博覧会 (CULT CULTURE BOOKS)
販売元: ぶんか社
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「お客さン、お客さン、写真あるよ、いい写真。バッチリだよ……」。そんなふうに、怪しいオヤジからヒソヒソ声をかけられた覚えが、私にも実はある。もう遠い日のセピア調の思い出でしかないけれど、「クシャミをしても××××がほとばしる年頃」だった私にとって、それは、まだ見ぬ性のテラ・インコグニタ(未踏の領域)への誘いの言葉だった。歳月を経て、そんな世界などどこにも潜んでいないことを知ってしまった私は、それでも、毎日曜の朝日新聞の読書欄にきまって掲載されている、熟女や人妻の写真集の広告に、なかには、「強精食強壮剤研究家」なる人物が書いた本の広告などもあって、あの時代の余韻、いや疼きのようなものを懐かしく思い出している。B級本愛好家にして研究家の唐沢さんが編んだ!この「酔狂にして学術的極まる本」は、失われた十年ならぬ、エロと情欲の五十年史を鮮やかに甦らせている。このような書物は、ただただ保存し、後世へと引き継いでいくべきである。
お父さんには言えないこと (文春文庫)
販売元: 文藝春秋
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この著者はOLにアンケートを出して、その結果に基づいてさまざまな結論を
引き出す手法で本を書いている。そうして作られた『おじさん改造講座』や
『大えっち』などを読んだ人もいるだろう。
『お父さんには言えないこと』は千五百人の娘達にアンケートを送ったという。
『おじさん改造講座』や『大えっち』は回収率が非常に高かったが『お父さんに
は言えないこと』は半分以下だった。とくに白紙が多かったそうだ。
「自分の父親として考えたバアイ、あなたの父親はナイスな父親でしたか?」の質
問に対し、「はい」が三百五十二人、「いいえ」が三百二人。ほぼ半分ずつ。
娘に対する暴力、横暴、愛情欠如、無関心。こうして娘に嫌われる父親が全体の
半数もいるのには正直驚いた。そして暗然となった。著者もこの一冊を書き上げ
るまでずっと気が重かったという。
本書を読む前は、父と娘というと、小津安二郎の映画によく出てくるテーマ、一
人になってしまう父を気遣って、なかなか嫁に行かない娘をやっと説得して嫁に
やる、というのが多いであろうとなんとなく思っていた。
自分の娘の目に自分はどう映っているのか心配になってきた。娘を持つ父親には
必読の一冊である。