和書 492142 (189)

言論の自由対信教の自由―マスコミは現代の聖域か?

言論の自由はガラスの城か―マスメディアの自由と責任

言論のテロリズム―「捏造雑誌」週刊新潮を解剖する (2)

言論のテロリズム―週刊新潮「捏造報道事件」の顛末

言論のテロリズム〈2〉―「捏造雑誌」週刊新潮を解剖する

松本サリン事件や沖縄米兵暴行事件などで、加害者側でなく被害者を徹底的に攻撃する手法について、具体的にいくつもの記事を検証し、批評を加えている。

『週刊新潮』が、その記事によって多くの名誉毀損訴訟で敗訴している実例や謝罪広告を命じられたケースなども紹介されている。

メディア批判の本は数多くあるが、本書は、『週刊新潮』『フォーカス』に的を絞って、豊富な具体例を交えながら批評を加えている点は秀逸である。

また、新潮社のメディアの背景にある編集者の姿勢、とくに故・斉藤十一氏の「人間は皆、一皮むけば金と女」「売れればいい」という編集姿勢にも光が当てられており興味深い。

人間を探求する (言論は日本を動かす)

体制に反逆する (言論は日本を動かす)

文明を批評する (言論は日本を動かす)

日本を発見する (言論は日本を動かす)

社会を教育する (言論は日本を動かす)