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和書 492142 (195)



メディア・ウォーズ―テレビ仕掛人たちの興亡 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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渡邊恒雄 メディアと権力
販売元: 講談社

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いつものクセで最初に目を通した後書きは、次のように結ばれていた。

『この国の政治とマスコミを完全に我が手におさめようとする渡邊の野望がこれでついえたわけではない。時機がくれば、再び彼は邪魔者をなぎ倒し、踏みつぶしながら、修羅のように突き進んでいくにちがいない。』

この時点では「まあずいぶんと大袈裟な描写…個人的に何か恨みでもあんのかな」と疑った。しかし、頁を繰るごとに、先の引用が決して誇張ではないことが分かる。この人物は、まさに権力の階段を昇るために凄まじい意志の力を発し、果ては一国の首相すら意のままに操る地位を手に入れた、マキャベリズムの権化のような人物なのだ。例えば、筆者の周到な取材によって、ナベツネが中曽根康弘に若い頃から目をつけ、権謀術数の限りを尽くして首相に仕立て上げた過程が浮き彫りになっている。

この本が教えてくれることは、このような人物が舵をとる読売グループの言論は、もはやジャーナリズムと呼べる代物ではなく、カネと数の圧力で政治を操るためのプロパガンダに過ぎない、ということだ。同時に、中曽根政権以来、言論をジワジワと右向きに引っ張ってきた得体の知れない力の一端を知る手がかりにもなる。この国が曲がりなりにも言論の自由の保証された民主主義の国であってほしいと願う人々には、ぜひ読んでいただきたい一冊。




戦争ニュース 裏の読み方 表の読み方 (講談社+α新書)
販売元: 講談社

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単に著者が日本のマスコミの問題点を論じているだけではなく、海外のメディア関係者にインタビューして、彼らの意見を聞きだしているところが興味深い。
著者や海外のジャーナリストの意見の一部に納得できないところもあったが、日本のマスコミの特殊性や問題点を考えるのには、参考になる一冊だと思う。




人間力の磨き方 (講談社+α新書)
販売元: 講談社

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 毎日新聞社の社会部で活躍し、サンデー毎日編集長をつとめ、報道ドキュメンタリー番組のキャスターとして人気を集める、……という一見はなやかな経歴を持っている著者です。
 さぞかし優等生でエリートコースを歩んできたかと思いきや、著者は自分のことを「おくて」「モラトリアム」「へなちょこ」3拍子そろった若僧だったとふり返ります。

 著者は、京都大学に入学したものの、あまり授業には出ず、合唱団のボックス(部屋)に入り浸っていました。
 留年を重ね、もう後はない7年目でやっと就職活動を開始し、年齢にも成績にも寛容といわれる新聞社にもぐりこみます。入社試験で役にたったのは、授業とは関係のない、部活での討論経験だったとか。

 新人記者として配属された新潟支局では、警察回りからはずされる、という事件記者にとっては致命的な評価を受けました。
 支局勤務の次のステップも、希望した東京本社ではなく、大阪本社へ。「都落ち」に似た気分で着任したところ、ここでも一人前の事件記者として扱ってもらえず、ゴリラが子どもを産むだの、猿がどうしただの「街ダネ」をひろってくる「街頭班」に回されました。とうとう大阪着任の半年後、最末端の組織である「通信部」にまわされました。

 岸和田市に二年半「駐在」し、入社7年目でやっと大阪府警担当記者になったころから、本書の文章の語り口が生き生きとしてきます。
 やっと著者も特ダネをつかめるようになり、取材先との信頼関係も構築することができました。
 東京本社社会部への異動、ロッキード事件取材、サンデー毎日への異動と活躍、アメリカへの「留職」、ニュースキャスターへの転職と、著者の華々しい活躍が、仕事への工夫とともに語られます。

 ジャーナリストというのは、来歴そのものが報道姿勢を物語っています。
 本書を読むと、鳥越俊太郎の番組が見逃せなくなるかもしれません。




ニュースキャスターたちの24時間 (講談社プラスアルファ文庫)
販売元: 講談社

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Nステ立ち上げ時、ニュースをエンタテインメントする、という今では常識の概念が当時いかに非常識だったかビンビン伝わってきます。久米=軽薄のイメージでどうニュースを売るか?興味深い舞台裏。




ニュースの大疑問 最新版 (講談社プラスアルファ文庫)
販売元: 講談社

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現代社会の先生に「池上彰さんの本を2,3冊読むと、現代社会のテストが怖くなくなると思います」と薦められて、読み始めました。実際、解りやすくて、授業で習ったことも復習もできるので、とても役に立っています。先日、現代社会の模試を受けたところ、なんと20点もUPしました☆いきなり20点もあがるなんて奇跡です!!学生さん、読んでみる価値あると思いますよ!!!!!




フィリピン新人民軍従軍記―ナショナリズムとテロリズム (講談社プラスアルファ文庫)
販売元: 講談社

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 『コリアン世界の旅』で第28回大宅壮一ノンフィクション賞と第19回講談社ノンフィクション賞をW受賞した野村進のデビュー作。
 フィリピンにおいてマルコス独裁やダム建設、さらには伝統的に行われてきた差別に対して戦いを続けるフィリピン新人民軍。彼らは共産主義を根本に置き、少年少女も加えてフィリピンの明日のために命を賭けて闘う。
 
 フィリピンばかりでなく、アフガニスタンやイラク等に関する最近の報道はどこか上から見下ろしているというか、あくまで他人事という感じが否めないものが多い。しかし、この本では現地の人々と同じ視線で書かれている。えらそうなことを言える立場ではないが、この本のスタンスこそジャーナリズムのあり方ではないか。

 因みに、この本に書かれていることは80年代前半、今から20年程前のことだが、全く色褪せていない。

 ソレデハ…




闇の系譜 - ヤクザ資本主義の主役たち (講談社+α文庫)
販売元: 講談社

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いつもながら有森隆とグループKの調査力には感服させられる。
ただ資本主義とは所詮こんなものではなかろうか。金銭欲を煽り立てることで、一攫千金の夢を求める人間の知力と胆力を最大限引き出す制度なのだ。ここに登場する人物はどこか劣等感を持ち、堅気の世界に溶け込めなかった人が多い。その分、奇妙な自己顕示欲を持ち、それが周囲の人間から嫌われ、敵を無意味に増やし、検察の粗雑で目の荒い網に引っかかったのだ。もっと利口な(狡猾な)人物は同じ事をスマートにこなし、ぬけぬけとアブク銭に浸っていることだろう。
インサイダー取引等の経済犯罪への対策は日本では不可解なまでに甘い。少人数の捜査陣による一懲百戒的な手法には限界がある。規制緩和に犯罪捜査部門が追いついていない。また捜査対象も検察が恣意的に決定しているようだ。
最も気の滅入る問題は、この手の起業家にヤクザが寄生することだ。そもそもヤクザなど要らない。撲滅するべきだ。米国の手法や法を参考にして徹底的な根治策を編み出し、経済警察(検察)等の新しい大規模の捜査機関を早急に組織するべきだ。諸外国との共同機関も必要だろう。既存の組織は大して機能していない。発展途上国なみのいい加減さである。
米国の年次改革要望書に忠実に沿う形で改革が行われてきたとある。これは事実だが、それを政官財が「外圧」として利用したとあるのは、「政官財の一部」が他を掣肘するために利用したという意味だろうか。




幸福な無名時代 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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小説の短編集ではなくて、ベネズエラねたのルポルタージュである。
マルケスがベネズエラの週刊誌の記者だった時代に書いた記事を集めたもの。
コロンビアの新聞記者だったマルケスはヨーロッパ特派員としてヨーロッパに派遣されたが、
派遣元の新聞社がコロンビア政府を批判する記事を書いたため政府に潰され、
マルケスはヨーロッパに取り残される(藁
別の新聞社が、帰国旅費を出して雇おうか?
と申し入れてきたが、マルケスはヨーロッパ文化を学びたくて、
貧乏暮らししながらヨーロッパに留まり、小説を書き始める。
が、コロンビア人の小説がヨーロッパで売れるわけが無い(爆
ベネズエラの週刊誌から申し入れがあって、諦めてベネズエラに渡ったのだが、
ヨーロッパで小説書いていたくせが抜けず、
ベネズエラの政治や経済や特異な人物ネタのルポルタージュの筈だが、
ほとんど小説に近いルポもある。
小説家としてのマルケスも一流とは思わないので、
この本の中のベストは、数奇な運命を辿ったベネズエラ人の物語ではなくて、
経済ネタの「ベネズエラは犠牲を払うに値する」だと思う。
独裁者を倒したものの、独裁者の無茶苦茶の政治の付けで、
新生ベネズエラ民主政府には、外国借款3億ドルの問題が発生する。
貧乏な国が外国に3億ドルもの金借りたら、将来破綻することが目に見えている。
が、今すぐに3億ドルないと、現在の地獄を解消出来ない。
ベネズエラ政府は外国に金借りるつもりであったが、
一人の洋服店店主の行動から、あっと驚く解決策が誕生する。
「素晴らしい国ベネズエラは、国民が犠牲を払うに値する。
 私は個人資産を政府に寄付します。
 国民全てが犠牲を払えば、3億ドルなんてすぐ集る。」
政府は全国民に寄付をお願いするキャンペーンを張る。
低所得者からは1ドルぐらいしか寄付が集らないが、
高所得者はそれなりに出したので、3億ドルを政府は工面出来たのです。
感動のキーポイントは、金持ちが率先してお国の為に金を出したことである。
日本と日本国民に置き換えると、ベネズエラの素晴らしさが理解出来ますね。
では、声高々に叫べ!
「国民に痛みを強いる前に、金持ちの政治家は個人財産を政府に謙譲せよ!」




ジャーナリズムとしてのパパラッチ イタリア人の正義感 (光文社新書)
販売元: 光文社

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