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和書 492142 (194)



知られざる王国NHK (講談社文庫)
販売元: 講談社

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新・犯罪報道の犯罪 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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新聞が面白くない理由 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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新聞を読んで、「なんでどこも同じ内容なんだろう?」と思ったことはないだろうか。インターネットでニュースを検索しても「なんで一文一句同じことがあるのだろう?」と思ったことはないだろうか。

その答えの一つがここにある。広報をやったことがある人間なら「常識」の話なのだが、一般的にはあまり知られていない。本書で書かれていることが日本のメディアのすべてとは言わないが、一面をかなり正確についている。

本書を読めば、どれだけ日本のメディアの言っている「ジャーナリズム」が怪しいものか理解できる。




抵抗論―国家からの自由へ (講談社文庫)
販売元: 講談社

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他著と同様に本書の著者の感性と言説に強く惹き付けられます。船井幸雄氏は副島隆彦氏との共著で現在の日本は戦争突入前の1930年代と相似だと指摘しましたが、それ以前に本著で辺見氏は

「時代と向き合う我々の目がどうも30年代に似ているのではないか。目が気だるい日常の内側に深く埋まってしまって視力を失い、他者のまなざしが持てなくなってしまった。その為に日常がいつの間にか孕んでしまった危機を見通すことができなくなってはいないか。そうした意味での危機感の無さ、実時間にあって変化を感得し感知することへの鈍さということにおいて、30年代と似ているのではないか」と述べており、正に炯眼です。

2002〜2004年に掲載された原稿から本書は成りますが、今でも色褪せていません。以下の著者の言葉に感じ入るものがあれば、ぜひご一読下さい。

・日本と朝鮮半島との歴史を考える時、各列強の植民地史の中でもその支配の徹底ぶり、文化、言語、人権の破壊規模は猛烈で特殊です。だからこそ、「負の史料」としてこれらを真剣に学ばない手はない。惨憺たる過去を正視し、しっかりと学ぶこと。それが実時間の「いま」のまやかしを見抜く糸口にもなる。

・内閣官房やマスメディアの合作により形成された公憤は、9・11やアフガン報復攻撃、イラクへの大掛かりな攻撃準備といった戦争モードの中で、この国の政治、思想、安全保障上の常識を一気に変える梃子に使われていきます。本来なら時間的に四半世紀はかかるだろうこの国の総反動化を、拉致問題を利用してたった1年ほどで達成したみたいなものです。

・米国は建国以来200回以上の対外出兵を繰り返し、数限りない他国の政権転覆工作に関わり、原爆投下を含むそれら歴史的軍事行動のどれについても国家的反省をしたことのない国で、米国こそが最大級の「ならずもの国家」なのです。しかしながら、人間とは錯覚の生き物なのですね。弱さよりも強さに理性を見てしまう。





同時代を撃つ―情報ウォッチング〈2〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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ドキュメント 戦争広告代理店 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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民族紛争には、常に当事者にとっての正義は(あくまで当事者からの視点ではあるが)絶対
善として存在するが、それは対立者にとっては悪魔的に悪である。だからこそ問題の軟着陸
が難しく、問題が泥沼化してしまうことが多い。ただ、もしある一方の視点だけが報道され、
対立者の視点・主張が一切シャットダウンされてしまったとしたら----

本書ではその「もし」が現実に起こり、セルビアが国際的な「ならず者」へと転落していっ
た舞台裏を克明に描いている。こうした事例はこのユーゴ紛争だけでなく、我々の日常接して
いる報道にも頻繁に見られる(例えば小泉首相時代、対立者を抵抗勢力と決めつけた報道等)
そういった意味で新聞やTVの報道を鵜呑みにしてはいけない事を本書から学びました。

何よりも、本書を読んでボスニアに絶対的な善など無いのだと気付かされます。まだ著作数の
少ない作家ですが、今後要チェックと思いました。




泥まみれの死―沢田教一ベトナム写真集 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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写真を見て驚くのは、兵士が向かってくるシ-ンがある、ということ。つまり、攻撃の先頭にいる兵士より、先に行った沢田が振り返って、先頭の兵士を撮っているということだ。地雷が埋まっている地域でもそんなことがあった、と「ライカでグッドバイ」に描かれている。

賞をとっているからという理由で、何度も見たことがある写真も印象的だけれど、他の写真にも、同じテンションが感じられる。当たり前といえば当たり前だけれど。普通は高価な写真集を、文庫という形でこんなに安く買うことができて、なんて幸運なことだろうと思った。「ライカで...」に描かれていなくて、知りたい、と思われる多くの部分を、この本によって知ることができたのも、幸運なことだ。それでも、ほんの少し、前より彼に近づいたとしか思えない。ひとりの人間を知る、というのはなんて難しいことなのか。




犯罪報道の犯罪 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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この本の主張を一言でいうと、実名による犯罪報道は、書かれた人に不利益が生じているので、匿名によるべきであるということである。そのことを証明するために、日本で起こった実際の不利益(自殺した方や解雇されてしまった方の事例もある)や、匿名主義を採用している北欧諸国において実際には不都合が起こっていないこと(新聞の部数の減少がない、犯罪を抑止するために被疑者・被告人・囚人・被害者の名前、住所、家族の情報は必要がないという北欧諸国の人々の主張など)などが書かれている。

ところで、今の日本の報道を見てみると、相変わらず犯罪報道は実名であり、起訴や裁判もされてもいないのに、被疑者を犯罪者扱いしている。このような状況の中で、20年以上も前に出された(最初は1984年に学陽書房から出された)この本は、未だ価値を減じていない。もっとも、浅野氏の類似かつ新しい本はいろいろ出ているようなので、この本でなくてもよいのかもしれない(他の本は読んでいないのでなんともいえないが)。




マスコミ報道の犯罪 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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松本サリン事件報道の罪と罰 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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本書は早くからマスコミの事件報道のあり方に警鐘を鳴らし、
北欧のメディア事情などを紹介してきた浅野さんの主張のエッセンス、
及び河野さん一家の数奇な体験を手早く知ることのできる好著です。
巻末のマスコミ各社に対するアンケートも、
各社が本気で事件報道につき考えているかを垣間見せる点で必見です。

個人的に河野さんの講演を聞いたことがあるのですが、
本書の内容に加え、河野さんの人間としての強さ、
警察やマスコミに理性的に対処する姿勢に感銘を覚え、
成熟した民主主義社会で想定される「市民」を見たと感じた記憶があります。

他方、浅野さんの主張は我々庶民に対して非常に説得的です。
正直言って浅野さんの主張する報道が実現してほしいです。
しかし、まだまだ隠蔽体質の色濃い日本社会において、
マスコミの表現の自由という大義とどこまでうまく調整できるか、
更なる議論が求められていると考えます。

なお、浅野さんの裁判制度に関する説明に重大な誤りがある
(上訴をするか判断するのが、×裁判所→○検察官か被告人)
点、及び本の作りがザツに感じられた(あくまで主観です)点で、
僭越ながら3.5点とさせて頂きます。


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