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和書 492146 (19)



産む産まないは女の権利か―フェミニズムとリベラリズム
販売元: 勁草書房

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これまで女性が中絶することの「権利」は、リベラリズムにその思想的な根拠が求められていた。しかし、フェミニズムが主張する「リプロダクティブ・フリーダム」(産む産まないは女が決める)ということと、リベラリズムによって擁護される中絶の「権利」には(言語化するには難しい)ズレがあり、本書の内容を簡潔に言えば、そのフェミニズムとリベラリズムの「ズレ」を言語化し浮き彫りにしようとする試みである。
そしてそれが実にわかりやすい形で成功しているのが本書の素晴らしいところだ。

三部構成になっており、第一部では過去に行われたリベラリズムとフェミニズムの論争(井上達夫・加藤周一の論争)を題材にして、リベラリズムとフェミニズムのすれ違いから生じる問題点を考える。
第二部では、胎児の道徳的な地位について。
胎児は母親の「所有物」であるのか、もしくは母親とは別個の独立した「権利主体」足りえるのか。
フェミニズムはそのどちらも否定するが、ここで思い知らされるのは男性が作ってきた法や概念のみで女性の中絶を云々することの限界である。
胎児が「私であって私でないもの」「自己とも他者とも言えない曖昧な両義的な存在」だという感覚は、これまでの男性が作り上げてきた法や概念では完全に表現すること等不可能なのだ。
第三部では、中絶の「権利」を、国家が干渉することを禁ずる個人の権利「プライバシー権」として考えることの是非について。
プライバシー権はリベラリズムから生ずる権利であり、読者はここでわかりやすくリベラリズムの本質を理解することができるが、最終的にはフェミニズムが主張するリプロダクティブ・フリーダムをプライバシー権だとすることは否定される。

著者の文章では問題点がわかりやすくまとめられており、読み進めていく間理解に困る部分は全くといって良いほど無かった。
ジェンダーに関する社会学はもちろん、法理学・政治哲学・生命倫理について興味がある方には是非読んで頂きたい。






ウーマン・ライフ―ジェンダーはいかにして形成されるか
販売元: 日本評論社

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越後女工史再発見
販売元: 高志書院

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断髪する女たち―モダンガールの風景 (江戸東京ライブラリー)
販売元: 教育出版

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「手紙」「小説」いまならちょっと高尚な感じ。でもこれがはやりだしたころは、「今の教育は・・・・」などと問題視されたのです。いまなら「メル友」「テレビ」くらいに相当するのでしょうか。

ほかにも雑誌,活動写真,ポスター,三越百貨店,ラジオなどなどのそのときの最先端である大衆文化が紹介されています。たくさん当時にかかれた文などが引用されています。所々にはポスターや新聞などの写真も入っています.

そしてこの本のタイトルの「断髪」、これは女性の開放の意味もあったそうですが、もうひとつは「モダンガール」、つまり流行の最先端を行く洋装の女性です。カフェーで働いたり,バスガールをしたり、いろいろな女性向の職業も出てきた時代です。

この本のタイトルからすると、女性のファッションの変化について書いてあるように思えるのですが、内容はといえば大衆文化全般に書かれた感じです.




男女共同参画社会をつくる (NHKブックス)
販売元: 日本放送出版協会

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「男性と女性が社会的・文化的に形成された性別に縛られず、各人の個性に基づいて共同参画する社会の実現を目指す」という趣旨の男女共同参画社会基本法が平成11年に成立した。
 この法律は根本的な誤りがある。まず、社会的・文化的に形成された性別というものは、後天的なものなので解消可能であり、解消すべきだという前提がまちがっている。近年、男性と女性は、外見だけでなく、脳・精神の高次機能、行動様式に差があることが科学的に実証されている。出生前後の男性ホルモン(アンドロゲン)の有無が、脳そして行動様式を男女の別に分ける。たとえば、概して男の子の遊びは活発、無鉄砲、粗暴であり、屋外での遊びが多い。女の子の遊びは屋内のままごと遊びが基本だ。サルの場合もヒトと似ている。実験的に、妊娠中の雌ザルにアンドロゲンを注射すると、生まれてきた雌のコザルの遊びパターンが雄型になることが知られている。ヒトの場合は実験をすることはできないが、女子が、副腎過形成というアンドロゲンの異常過形成が生じる病気を発症すると、その女子の遊びパターンが「おてんば」で、男子と同じになることが知られている。このような男女の行動様式の違いが基にあって、人類の長い歴史の中で、世界各地どこでも似たような男女の役割が生まれている。つまり、生物学的性差によって、社会的文化的性別が形成されているのである。前提が間違っているこの法律の施行は、ヒト生態系への悪影響や日本の伝統、文化の破壊などが危惧される。
 今後、「男女の特性を是認した上で、男女の生物学的機能に差があるのだから、社会的役割に違いのあることは当然であり、それは差別ではない」とする男女平等思想が広まることを期待する。






円環する男と女―両性具有の時代へ
販売元: 春秋社

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応援される! 女性のための営業ルール
販売元: 大和書房

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72のテーマごとに、見開き2ページ読みきりで、テーマについての著者の意見が書かれてあり、とても読みやすい作りになっています。
タイトルが『女性のための・・・』となっていて、確かに女性向けのテーマもありますが、仕事というのは男性も女性も力を合わせていい成果を出すことが目的ですから、そのテーマの意見も男性は知っていてプラスになると思います。
また『・・・営業ルール』というタイトルですが、営業という職種に限らず、ビジネスマン共通の入門書として活用できる一冊と言えます。




大江戸の姫さま (角川選書)
販売元: 角川書店

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江戸時代の「姫さま」といえば、確かに思いつくのは「大奥」ばかり。しかし、江戸時代には大奥以外にもたくさんの姫さまがいて、娘として、姉妹として、妻として、母として生きていたはずである。彼女たちが日々どのように暮らしていたのかは、ほとんど知られていないのではないか。本書は、姫さまのペットや娯楽、婚姻などのエピソードを通じて、大江戸姫さまライフの一端を明かしている。
本書によると、端的には、姫さまは暇だったらしい。武家社会での彼女たちの最大の役割は、誰かの娘として(養子でも可)、誰かと結婚することであり、「その家にいる」という存在そのものだけが必要とされるのである。高貴な身分であればもちろん家事などする必要はなく、かといって自由な外出もままならない。時代が下ると、「夫唱婦随」的な倫理観の象徴たることを押し付けられ、自分の意志や個性などは完全に黙殺されて明治を迎えたのである。
本書は、「姫さま」たちの声なき声を史料から洗い出し、隠された悲哀を示している。軽く読めるので、お時間のない向きにもお勧めできる。





岡山の女性と暮らし ~「戦前・戦中」の歩み
販売元: 山陽新聞社

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沖縄女性史 (平凡社ライブラリー)
販売元: 平凡社

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