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和書 492148 (102)



悪の三国志―スターリン・毛沢東・金日成 (講談社プラスアルファ新書)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 朝鮮統一を夢見る金日成と,台湾を征服して中国統一を夢見る毛沢東。いずれもソ連の協力なしには実現不可能であり,かつ,ソ連としても,その両者を同時に実行するだけの国力はなかった。綱引きの結果,毛沢東は中国統一を断念せざるを得なかった。
 いざ戦争開始となっても,ソ連はアメリカを刺激することを恐れ,表立った軍事的支援は行わず,中国に肩代わりを求めた。ソ連空軍が支援するからといって中国の参戦を求めながら,いざとなると支援を全く行わず,空軍の支援なしに独力で戦わなければならなかった中国人民軍。
 しかも,スターリンは休戦に強く反対し,休戦が実現したのは,スターリンの死後になってからだった。

 「三国志」とはいうが,スターリン・毛沢東・金日成の関係は完全な「一強二弱」で,毛沢東も金日成もスターリンに振り回されっぱなしだった(朝鮮戦争当時,中国もソ連に匹敵するような強い地位にあったように誤解していたが,冷静に考えると,社会主義国の大先輩ソ連には頭が上がらない状態だったのだろう)。
 そうした三者間の力関係がうまく描き出されている本だった。





悪の枢軸を訪ねて
販売元: 幻冬舎

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女性で、イラクと北朝鮮、両方の国に行った事がある民間人、って
日本にどれくらいいるだろう?
著者は、それを実現した、数少ない一人だ。
著者近影を見ると、ゴシックロリータのフリフリ衣装に
身を包み、かわいらしい姿をしているが、その文章は
切れ味がいい。しかし、目線は「普通」だ。

某テレビ局制作の「ブラックワイドショー」他
北朝鮮情報は、日本国内で(拉致問題も含め)かなり
広く扱われているが、イラク情報はあまり取り上げられることが
なかった。ジャーナリストの視点でない、普通のお姉さんの視点で
旅行記が書き進められているところが、平易で読みやすい。

そう思って、するするとあとがきまで読むと、
最後にガツン!と一発やられる。
彼女が次に行きたい国、それは「最も『悪の枢軸』度の高い国」。

その国の名前は、アメリカ、というそうだ。




悪の戦争論
販売元: あうん

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著者は亡命チベット人で、日本におけるチベットの第一人者です。上記説明だと観念的平和論のように誤解されるかもしれませんが、極めてリアリストの立場から書かれた内容です。「平和をマントラのように唱えても戦争がなくなる訳ではない」と著者は説きます。
地政学の見地から911後の米露中の新戦略(イラク戦争前ですが)、中央アジアや中東の石油・水資源の争奪戦、激しさを増す情報戦略、グローバル化への警鐘など・・・国際政治・経済・軍事はもとより日本の伝統文化・宗教・社会にも造詣が深く、さまざまな分野の問題を考察しながら「おかげ様イズム」こそ日本と世界の採るべき道と説きます。
チベットに関しては巻末わずかのページで触れる程度ですが、苦悩の胸中と祖国への愛情、その将来を見据えた強い意思を感じました。タイトルで損をしていると思うので星4つ。




悪の謀略学―朝鮮半島・中ソ・台湾の命運と日本 (カッパ・ビジネス)
販売元: 光文社

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悪の連結 ~北朝鮮と中国の無法~
販売元: 扶桑社

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 北の行動が非難されているが、どう考えても、裏にはシナがいる。シナが北を庇うのは、何故かって。シナが遣らせているからとしか言いようがない。この書籍は、そこまで入り込んでいないが、今書いた線で読んでいくとあながち間違いではないと思う。




アクセス 国際政治経済論
販売元: 日本経済評論社

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国際政治経済学の入門用テキストです。
複数のトピック(章)をそれぞれ複数の著者に分担させて書く手法は、往々にして全体としてのまとまりが欠けるものですが、この教科書の場合編者が尽力されたのかそういった弱点は極力抑えられ、章の連繋が許容できるものになっています。多少翻訳の章が読みにくくなっていたり参考文献リストがトピック別ではなかったりと不便な点はありますが、国際政治経済学を平易に概観させるという点で国際政治経済学を学び始める、または学びなおす人に最適であると思います。




アクセス 安全保障論
販売元: 日本経済評論社

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若手研究者も多く参加した論集である。安全保障における処方箋を性急に論じるのではなく、政治学という大枠の中で、安全保障というテーマが現在、どのように論じられているのかという点に焦点が当てられている。編者および執筆者の経歴の傾向からして、アメリカ合衆国の研究に依拠した論文がほとんどであるが、これはこの本自体がもともとそのような性格を持つものだと割り切って読むしかないだろう。

そうした一定の留保をつけた上で、内容はなかなか濃い。安全保障を政治学的に論じようとする人には、手に取るだけの価値があると思われる。




アクセス国際関係論
販売元: 日本経済評論社

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国際政治学,国際関係論の入門書.青山学院大,国際政経学部の一年生を
対象とした「入門セミナー」での講演録をもとに構成されている.

複数の執筆者の手になる教科書の常として全体の統一性に欠けるきらいが
あるものの,多様な方法論的バックグラウンドを持った執筆者の視点に触
れることができるという強みがあると言える.

類書との違いを際立たせているのが,河野勝による論文「世界の進歩を
めぐる方法論」であろう.国際関係を学ぼうとする者のみならず,社会
科学を志す初学者が一度は目を通す価値があるエッセイである.




アクセス地域研究 (2) 先進デモクラシーの再構築
販売元: 日本経済評論社

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 「あとがき」や「終章」にも書かれていますが、同じシリーズの「アクセス比較政治学」と「アクセス地域研究1」の二巻と合わせて、三部作と言える内容です。
 「比較政治学」が理論中心、「地域研究1」が後発国の事例研究が中心なのに対し、本書は、アメリカ、EU、欧州各国等の先進地域を対象としています。
 各章は、対象(国)ごとに、1.先行研究の紹介、2.現代政治の展開と重要なテーマ、3.事例分析から成っており、副題の「先進デモクラシーの再構築」が示すとおり、各国ごとの民主主義の特徴・問題点等が語られています。
 章ごとのことを書くと長くなりますが、執筆者が全員1960年代以後生まれというのも本書の特徴だと思います。若手から中堅までの気鋭の執筆者による論考はどれも刺激的な内容です。
 ある章(国)だけ興味がある人も、全体に興味がある人にもお勧めの1冊です。
 できれば数年ごとに改訂して欲しいと思います。





アクセス地域研究〈1〉民主化の多様な姿
販売元: 日本経済評論社

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