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和書 492148 (115)



アジア新世紀〈8〉構想―アジア新世紀へ
販売元: 岩波書店

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アジア時代の日中関係―過去と未来
販売元: サイマル出版会

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アジア情勢を読む地図 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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 仕事の関係先がアメリカの2、3の各州にまたがっていた。どんな所だろうと興味がわき、アマゾンで検索して、浅井さんの『アメリカ50州を読む地図』を見つけて、購入して読んだ。
 ブック・レビューでみなさんが評するように、50州とワシントンDCが公平にコンパクトにまとめられていて、非常によかった。それで、同じ著者のこの本を買って読んでみた。

 上記の図書は、それぞれが歴史的にも違う、個性のある多彩な州の集まりだったとはいえ、アメリカという一つの国の話しでした。この本もこういった調子で、中国、インド、韓国と順にのっていると思っていたが、そういう視点からの本ではなかった。
 アジアは、それぞれ歴史的にも地域的にも絡み合う上、政治体制も異なるため、一ヶ国づつぶつ切りにして解説したところで、正しい理解はできないと思われたのか、テーマ別に関係する国々を一緒に解説している。これが、おそろしく広い視点である。しかも、これを一人でやっているところが驚きである。だから、文章も最後まで変わらない。そのため実に読みやすかった。

 知ってるようでいて、あまり深く考えなかったアジアって、大陸があり、たくさんの島があり、面積はこんなにも広かったんだ! これだけの民族、国・地域、宗教、歴史があって、それぞれのかかえているお国の事情が違う……。もう、頭がクラクラした。これがヨーロッパやアフリカ、南米だったら、「そりゃいろいろあるさ」ぐらいで他人事のように読めるけれど、日本が属するアジアの事情となると、そうも言っておれない。

 その中で白人国家のアメリカが、なぜかくもハワイからフィリピン、グアム、はては中国と、太平洋から続いてアジアへとどんどん介入してくるのかと以前から不思議に思っていたが、実はアメリカの「西へ、西へ」という西部開拓の延長線上に、アジア・太平洋があるという指摘には新鮮な感じをうけた (アイジアに噴出したアメリカの「西部開拓」の章)。

 インドと中国、日本と中国、台湾と中国、どんな重たいテーマの話しでも、あまり注目されない国や地域の話しでも、公平に1つのテーマに、地図を入れて、きっちり7ページで紹介している。
 新聞記者のご出身だけあって、どの章も浅井さんの他の本と同じ、感情をまじえず淡々とした文章です。人によっては、このあたりを、物足りなく思うかもしれませんが、テーマによっては、こういう書き方の方があっていると思います。

 「これがアジアだ!」とばかり、自分の小さな体験を声高につづる本がゴマンとある中で、客観的にアジアを紹介するこのような本の存在は貴重です。アジアのことを勉強してる学生にも役立つと思います。




アジア政治を見る眼―開発独裁から市民社会へ (中公新書)
販売元: 中央公論新社

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 1949年生まれの現代アジア政治経済学研究者が2001年4月(9・11テロ直前)に刊行した230頁ほどの新書本。韓国・台湾・インドネシア・マレーシア・シンガポールといった現代アジアの諸国家は、それぞれの個性を持ちつつも、大きく見れば共通した戦後史をたどっている。それは1940-60年代の脱植民地化と国家統合の時代から、1960-80年代の開発独裁の時代を経て、1980-90年代の民主化の時代に至る歴史である。著者はこの内、開発独裁=国家優位から民主化=市民社会優位への転換(マレーシア・シンガポールでは未だ変化が小さいが)に特に注目し、その過程・要因・程度・課題等を各国別に分析している。この転換の根本的要因は、開発独裁下での輸出志向型の経済発展が中間層とNGOの台頭をもたらし、開発独裁の基盤を掘り崩すというものだが、その際韓国では対北朝鮮関係が、台湾では外省人対内省人の対立が、インドネシアではイスラムの台頭や華人政商とスハルト体制の癒着が、マレーシアではブミプトラ政策の動揺(種族政治の再編)とイスラムの台頭が、シンガポールでは小国であること、英語教育中間層と選挙制度の問題が、それぞれ影を落としている。またアメリカの人権外交の影響についての指摘も興味深い。5カ国を比較しているためか、やや議論が錯綜して分かりにくい感はあるが、概して本書の内容には教えられるところが多い。ただ、アジア全体の中でのこの5カ国の位置付けはいまいちはっきりしない(フィリピンの分析も欠如)。また本書は一部にグローバル化についての指摘もあるものの、基本的には「一国主義的」な「政治史中心」の「モデルの比較分析」であり、ないものねだりかもしれないが、国際経済史の視角や「地域」単位での分析が欲しいところである。

                         




アジア政治読本 (読本シリーズ)
販売元: 東洋経済新報社

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アジア政治の未来と日本
販売元: 勁草書房

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アジア太平洋環境の新視点 (変貌するアメリカ太平洋世界)
販売元: 彩流社

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アジア・太平洋関係論―お互い様の論理
販売元: あきつ出版

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アジア=太平洋共同体論―構想・プラン・展望
販売元: 協同産業出版部

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インドネシア―揺らぐ群島国家 (アジア太平洋研究選書)
販売元: 早稲田大学出版部

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