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和書 492148 (116)



グローバル・コミュニティ―国際機関・NGOがつくる世界 (アジア太平洋研究選書)
販売元: 早稲田大学出版部

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ディアスポラを越えて―アジア太平洋の平和と人権 (アジア太平洋研究センター叢書)
販売元: 国際書院

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アジア太平洋国家を目指して―オーストラリアの関与外交
販売元: 流通経済大学出版会

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アジア・太平洋新秩序の模索
販売元: 慶応通信

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アジア太平洋時代と日米安保―寄稿・講演・対談集
販売元: サンドケー出版局

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アジア太平洋時代に向けて―その前史としての太平洋問題調査会と太平洋会議 (フマニタス選書)
販売元: 北樹出版

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アジア太平洋戦争の意義―日米関係の基盤はいかにして成り立ったか
販売元: 三和書籍

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アジア都市政府の比較研究―福岡・釜山・上海・広州 (アジア太平洋センター研究叢書)
販売元: 九州大学出版会

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著書は福岡・釜山・上海・広州のアジアの各都市を取り上げ、比較研究を通して各都市の特徴を明確にしている。アジアの中の福岡と近時、よく言われるが、自治体レベルにおける福岡のアジアとの関係が記されている。比較手法を用い、各都市の学者による論述は非常に関心を持つことが出来る。




アジアの都市共生―21世紀の成長する都市を探求する (アジア太平洋センター研究叢書)
販売元: 九州大学出版会

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アジア太平洋地域形成への道程―境界国家日豪のアイデンティティ模索と地域主義 (MINERVA人文・社会科学叢書)
販売元: ミネルヴァ書房

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本書は、APECにて実現されたアジア太平洋における地域協力の枠組みがどのように形成されてきたかを、日本とオーストラリアの二国の動向に注目して分析をしている。筆者は日本とオーストラリアを、自らが中核として属する地域がない「境界国家」であったと定義し、自らのアイデンティティ・クライシスを解消するための「自己包摂地域」を形成しようとしたことの結果として、アジア太平洋という地域枠組みがつくられたと論じている。

博士論文が本書のもとになっているだけあって、論展開などの構成は整然としており、記述にも説得力が溢れている。アジア地域への介入の失敗や、民間レベルでのアジア太平洋地域協力の模索とAPECへの反発は、筆者が指摘するようにアジア太平洋地域の形成が決して直線的に発展してきたわけではないことを物語っている。日本とオーストラリアが同じ「アジア太平洋」という言葉を使いながらも異なる枠組みを思い描いていており、それが最終的に収斂していく過程が興味深かった。現在の東アジア共同体構想に連なるAPEC前史として、日本がどのような構想を掲げていたかが知れる良書である。

一つ難点を挙げるならば、境界国家が自らを包摂する地域を形成しようとする動機として、国際社会における立場の不安定性が強調されているわけだが、その直接的な動因について説明不足な印象を受けた。pp.38-40で、「危機/変動」に直面したときが境界国家の不安定さを露呈し、それが新たな戦略を必要とすると説明されている。しかし、このような自国のアイデンティティの認識が、共通の認識となって国家の戦略を決定するというのは、実利に基づいて戦略を決定するという説明とは異なる視点である。本書ではその点は示唆にとどまっているため、もっと政策の決定要因まで深く切り込んでほしかった。


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