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和書 492148 (197)



安全保障体制の研究
販売元: 晃洋書房

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安全保障という逆説
販売元: 青土社

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 日本語で書かれた国際関係論の本の中で間違いなく最良のものだ(断言)。乱暴だが著者の主張をひとことで要約すると(土佐先生ゴメンナサイ)「現実は追認されることで現実となる」というものだ。これを、「力なき国連に力を与えてゆく」(藤原帰一)「現状ではアメリカ追随はやむなし」(田中明彦・北岡伸一)という発言と比べて欲しい。例を挙げると、アメリカの国連決議無視・イラク出兵という悪しき先例を「仕方がない」「力あるものが世界を制す」などと積極的・消極的に容認してゆくことで、それが正当化されてゆく、ということだ。別の例を挙げれば、核廃絶のためには「核を持つことが大国の条件」「望ましくないが現状ではやむを得ない」と考える人間より、「核は人間の生存に望ましくない」「核を持たないことこそ国家が尊敬される条件」と考える人間が、政府・民間を問わず大多数を占めるようになって、はじめて核廃絶が可能になる、とする思想だ。
 本書一冊を読破するだけで、関連書籍を50-100冊読んだくらいの知識は身に付くため、それだけの知的体力が要求されることは事実だ。本書に取り組む前に、最低限、「国際紛争」(J.ナイ)「国際関係論」(進藤栄一)のいずれかと、「社会的構築主義への招待」(V.バー)「社会構成主義の理論と実践」(K.ガーゲン)のいずれかは、最低限読んでおきたい。
 ひとりでも多くの方に薦めたい本である。




安全保障の経済分析―経済力と軍事力の国際均衡
販売元: 日本経済新聞社

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安全保障の国際政治学―焦りと傲り
販売元: 有斐閣

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現在の安全保障理論を体系的に紹介した本。章の多くは著者が以前に発表した論文を加筆などを加え転載したもの。内容は、具体例も引いているとはいえ、やはり理論書なので抽象度が高く、一読して理解することは困難であるかと思う。じっくり取り組んでほしい本である。
また注釈は非常に充実しており、大学院生が論文を書く際の文献収集にも十分な役割を発揮すると思われる。安全保障の学問性を再認識できる本である。




安全保障の今日的課題―人間の安全保障委員会報告書
販売元: 朝日新聞社

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大きく分けて紛争と開発に分けて書いてあり、構成としてもわかりやすい。また、現在世界で何が起こっているのか、そしてそのために何をすればいいのか細かな数字や、事例もあげてあるので人間の保安全障をとても理解しやすいと思う。




安全保障の新秩序―国家安全保障再考、テロ・環境・人間の安全保障
販売元: 南窓社

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安全保障のジレンマ―核抑止・軍拡競争・軍備管理をめぐって (有斐閣選書R (22))
販売元: 有斐閣

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安全保障学入門
販売元: 亜紀書房

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新版 安全保障学入門
販売元: 亜紀書房

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市販の軍事関係の本は,特定の思想に偏って「軍備を増強せよ」的な結論はじめにありきだったり,個別の兵器がどうとかいった所謂「軍事オタク」向けの本が多いように思う.
きちんとした(国際)政治学の知見を踏まえた上で,「政治の延長としての軍事」を論じている本は少ない.少なくとも邦語文献には.

本書は流石に,執筆陣に現役の防大教授等が名を連ねているだけあって,軍事についてバイアスのかかった主観的な思い入れを述べるだけの「軍事オタク」向けの本とは一線を画している.
現状認識に関しては計量的データがきちんと引用され,客観的な議論の進め方となっており,学術的観点から安心して読める.

気になった箇所を挙げると,自衛隊の存在の正当性を論じた下りが,少し強引である印象を受けたことだ.もっとも,執筆陣が防大関係者であることを考えると,そこまで要求するのは酷かもしれないが.また,遠回しのマスコミ批判をしている下りがあるが,本書の性格からして,これは不要だったように思う.




最新版 安全保障学入門
販売元: 亜紀書房

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本書は安全保障について概論を述べたものである。教科書として、幅広い事項を凝縮しているため、それぞれの章が密度の濃い、読み応えのあるものになっている。「入門」とはあるものの、世界史、政治学の素養や、国際問題への関心がある人でないと完全な理解は難しい。本書が難しい場合、姉妹書の「安全保障のポイントがよく分かる本」を先に読めば、理解が容易になるだろう。
内容はいたって中立的・アカデミックなものであり、防衛関連の書籍にありがちなオピニオン的な要素は一切排している。また、事実をだらだらと書き並べただけの本でもない。時事解説的な要素は努めて抑えられており、全般的に理論とその分析を中心とした構成になっている。事実の描写を中心とした教科書には必ず賞味期限があるが、本書は比較的息の長い知識を付与してくれるものである。
私は本書を、大学院(修士)受験に際して、国際関係論の勉強の一助として使用した。ある程度国際政治学や安全保障を勉強している人にとっては、知識の整理や答案のまとめ方の参考といった使い方もできると思う。(院試という点では、中西・田中「新・国際政治経済の基礎知識」も参考になる)
唯一難点を挙げるならば、「安全保障学」そのものの実体、すなわち学問としての固有のディシプリンが見えにくいということである。それぞれの章で各論が述べられているが、どれも政治学、外交史、国際法、経営学などからの理論の”借り物”いう観が否めない。だが、これは将来的な課題というべきだろう。日本の高等教育に安全保障論が入ってきたのは最近のことである。今後、安全保障学が発展していくことを期待したい。


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