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和書 492148 (206)



イスラム原理主義・テロリズムと日本の対応―宗教音痴日本の迷走
販売元: 北樹出版

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一見、華やかに映る欧米社会。だがその裏には恐ろしい
欲望と堕落が渦巻いている。エジブトのイスラム教信者である
サイードクトゥブは説いた「このような自由主義はコーラン
の教えに反する、受け入れ難い。」だがエジプトにはアメリカ
文化が入り込み、人々に欧米的価値観が芽生えてしまっ
た。そしてクトゥブが親米派の指導者に対し、堕落して
いる!と発言したことからクトゥブは拷問を受けた後、
処刑された。だがクトゥブの思想は、他のイスラム原理主義者
に受け継がれ、過激な思想を生むこととなった。そして
今もあらゆる理由で、多くの国民達が血を流している。
聖戦に参加しない者は、もはや生きる権利などない。
クトゥブの思想には共感できるものがあるけれど、国民達
を殺して民衆の意識を変えるのは無理にも思えてくる。
これは日本の戦後まもない頃に似ている。赤軍派や核マル派
といった反米的な組織が、国内の体制に意義を抱き、革命
運動を起こしていた。だが時と共に衰退していった。
そして今、愛国心や仏教心という思想は薄れ、平和を唱える
若者の多くが物欲主義、社会問題の多くが欧米型、管理教育
の崩壊。やはり身勝手な情報や俗悪カルチャーが増えすぎたために、
モラル低下が叫ばれていると俺は最近感じている。日本人は、
一度原点に戻り、自分は何者であってどういう宗教国の人間で
あるか、ということを考えさせられる本だった。いかに自分達
が欲に塗れ、恥ずべき意識を持ち、学ぶ精神を忘れていたか。そ
んな自分を見直すきっかけにもなる。日本人が憧れるアメリカが正義
だという考えは誤りであり、アメリカの完全超越を映し出す映画に影
響を受けるのはあまり良くないと感じた。同じ若い世代に読んで
もらいたいスゴ味のある本である。
  






イスラム政治運動―台頭するイスラム主義と国際政治
販売元: 日本経済新聞社

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イスラム世界を行く―中東・湾岸六カ国の旅
販売元: 新日本出版社

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 アメリカがイラクに攻撃を仕掛けるよりも前、イラク政府が日本の全政党を選挙の様子を見に来てほしいと招待したそうです。それに応じて、共産党から派遣されたのが、著者の緒方氏を団長とする一行。他の政党は、行かなかったのかしら。
 どうせだからと中東の他の国も訪問しようと計画を立てたところ、共産主義を違法とするイスラム各国から是非うちにもよってほしいという要請があり、聖地巡礼以外の入国が厳しく制限されるサウジアラビアまで訪問することに。
 中東のある国の在日大使館に書簡を届けに行ったら、大使が5メートル以上近づいてくれなかった湾岸戦争当時とは、大きな違いだと、著者は驚きます。
 そんな旅の日程はハードですが、それだけ充実もしていたようです。イラク政府にもビシリと言うべきことを言う辺りは、とんぼ返りでろくろく話もしなかったどこぞの政党の「訪問」とは大違いだなと、意地の悪いことも考えてしまいました。




イスラム世界と欧米の衝突 (NHKブックス)
販売元: 日本放送出版協会

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 今回イギリスで起きたテロもそうだが、イスラム世界と欧米との対立というテーマは、結局石油資源をめぐる先進欧米諸国と後進イスラム諸国との対立、それに政治・宗教的なイデオロギーの対立が絡むという構図になっている。
 本書をこの構図において捉えてみると、石油をめぐってはペルシャ湾岸諸国以上にカスピ海沿岸(旧ソ連イスラム系)諸国の情勢に紙数が費やされていて(2章)、中東情勢(5章)のみならずユーラシア情勢の重要性が分かる。ことにイランや中国との関係が指摘されているが(1・2章)、シルクロードならぬオイルロードの情勢に目が離せない状況は、9・11以後も変わっていないだろう。
 一方、石油の輸入依存に傾くアメリカは、「湾岸」ばかりでなく「沿岸」における支配を望んでいるが、どちらの地域にも厄介なイランの影響があって、封じ込め政策が思うように行かない事情が語られている。(1・2・3・6章)しかし9・11以後の時点からこれを読むと、結局アメリカはこの苛立ちをアフガニスタンとイラクへの攻撃によって、ゴルギアスの結び目のごとく一刀両断してみせたことが分かる。イランに対する攻撃の構えも同じだろう。そういう意味で、アメリカに追風となった9・11は、案外アメリカの自作自演だったかもしれない。
 またイデオロギーをめぐっては、イスラム教とキリスト教の対立が、欧米の前哨基地パレスチナをめぐる問題において、ことに欧米側の「二重基準」の矛盾が招くイスラム側の反発という観点から指摘されている。(1・4・6章)9・11に際してよく言われたことが、ここですでに指摘されていたことが分かる。そういう意味でも、9・11テロの3年前に書かれた本書を9・11の「前史」として読むことができる。




イスラム世界の三国志―アラブの興亡と世紀末大決戦の覇者は?
販売元: 日本文芸社

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イスラム世界の相互依存と対立・対抗に関する研究 (NIRA研究報告書)
販売元: 総合研究開発機構

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イスラム石油戦争 (NTT出版ライブラリーレゾナント)
販売元: NTT出版

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イスラムでニュースを読む―イスラム紛争の火種をさぐる
販売元: 自由國民社

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イスラムの家からバベルの塔へ―オスマン帝国における諸民族の統合と共存 (社会科学の冒険)
販売元: リブロポート

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イスラムのペレストロイカ (中公叢書)
販売元: 中央公論社

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