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和書 492148 (216)



イラク戦争従軍記
販売元: 朝日新聞社

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 3月20日の侵攻開始から,4月4日まで,海兵隊に従軍した記者の従軍記。
 筆者は,イラク戦争は正義に反する戦争であると考えており,その点を作戦中に兵士に聞いてみた。

《「うちの新聞はこの戦争を「侵攻」と書いた。反戦デモは世界中で起きている。みんな,どう思うか」
 兵士たちの反応はすごかった。
 「これはイラク解放の戦争だ。侵略なんかじゃないぞ」
 「お前のボスはコミー(共産主義者)か」
 「デモの連中は卑怯で臆病な学生だ」
 さんざん言われるなか,リーダー格の狙撃手,ジェイソン二等軍曹が口を開いた。
 「この戦争にいろいろ批判があるのは知っている。だかおれたちは兵隊だ。飯を食って,銃を磨いて,敵を殺さないと家族に会えないんだ。やるべきことをやるだけなのさ」
 兵士にとっての戦争というのは,殺すか殺されるかだけなんだ。お前の質問は意味がない。そう言われたような気がした。》(168〜169頁)

 筆者も書いているが,ジャーナリストはとにかく現場で見聞きしたものを報じるのが仕事である。ベトナム戦争時代の幾つかの作品のように優れた作品ということはできないが,これはこれで,イラク戦争に従軍したアメリカ兵の姿が素直に書かれている本だと思う。少なくとも,酷評するほど「アメリカべったり」の従軍記ではなかった。






イラク戦争・占領の実像を読む ブッシュ・ブレア・小泉への起訴状―ブッシュの戦争犯罪を裁く〈Part4〉 (GENJINブックレット)
販売元: 現代人文社

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イラク戦争データブック―大量破壊兵器査察から主権移譲まで
販売元: 明石書店

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「イラク戦争データブック」
数値的データはほとんどない。時系列の出来事の流れには本の半分ほどが割かれているが、まさに時系列に並べてあるだけであり、例えばアメリカに関連する発言をたどるなどの親切な機能はない。あくまでデータという表現が適切だろう。索引をつけるなどの工夫がほしかった。
「大量破壊兵器査察から主権移譲まで」
残りの半分では中東研究家の寄稿が載せられている。中東の周辺国への影響に関するものは国毎・総合的両面でバランスが取れていてわかりやすい。だが、寄稿の半分を占めているイラク戦争全体に対する各論は、一貫性がなく寄せ集めの感を否定できない。全体的に主張は薄く、中東の状況の認識を訴える力が強い。

イラクの大量破壊兵器は存在しないのでは、という状況で出版されたので、出版の時期は適していた。しかし、書籍というよりは研究者が利用していた資料を簡単にまとめて出版したという印象は拭えない。




イラク戦争と明日の世界
販売元: 法政大学出版局

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日本人とって軍備を拒否することはたやすいが、受け入れることにはアレルギーがある。軍事力行使に確信を持っている日本の政治家や知識人は、トドロフと同じほどのエネルギーと明晰さをもって私たちを説得すべきである。しかし多元性を認めるといいながら、彼の目指している国際関係の再編成の構想に、アジアがどのようにな位置を占めているかの論及を聞けない点に不満が残る。とはいえタイムリーな作品である。一読の価値あり。




宝島社新書「イラク戦争と情報操作」
販売元: 宝島社

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タイトルに惹かれて買ったのだが、期待したほどではなかった。

イラク戦争は後半部分だけで、ベトナム戦争、湾岸戦争も書かれているのだが、周知の事実のことが書かれているだけで、イラク戦争に関しては陰謀説に触れることも期待していたのだが、アブグレイブ刑務所での虐待やジェシカ・リンチ救出劇の美談の虚構、フセイン像崩落の虚構なども書かれているが、これも簡潔に淡々と述べられているのみで、おもしろさに欠ける。

イラク戦争に関しては、あのフリーメイソンが絡んでいるという陰謀説もあるため、非常に個人的に興味があるのだが事実がベールを脱ぐ事はあるのだろうか。




イラク戦争と世界―二一世紀の世紀像を占う
販売元: 現代図書

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イラク戦争は私たち二十一世紀に生きる世代に重大な問題を突きつけている。イラク戦争は何故、回避できなかったのか。イラク戦争は合法の戦いか、違法の戦いか。その間、国連は何故、無力であったのか。また各国はイラク戦争にどのように対応したのか。そして戦争後、何故、アメリカの占領統治と復興がうまくいかないのか。混乱の続くイラクと世界は今後どうなるのか。イラク戦争の過程を検証し、戦争後の世界を展望した書となっている。




イラク戦争と「人間の盾」―新たな平和運動をめざして
販売元: NCコミュニケーションズ

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イラク戦争・日本の運命・小泉の運命
販売元: 講談社

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 難しい理屈を、われわれの日常のレベルに引き降ろし、馴染みのある事柄に置き換えて考えると、とても分かりやすくなることがある。「例えば・・・」で始まる説話などがこれにあたる。ときどきこれに長けた人がいて、立花隆はその代表格だったと思うが、この作品にはその冴えが感じられない。好きなようで、ここでも比喩は多用しているが、たいして難しくもない話を、同じ次元の別の事柄に、ただ置き換えているだけなので、意味がない。いや狙いははっきりしていて、皮肉として使っているだけなのだ。スラスラと読み通せる文章力は相変わらずだけど、これでは、同じ主義主張の人は我が意を得たりと快哉するかもしれないが、ニュートラルな人、また反対意見の人は、イライラさせられるだけだろう。彼の、隙のない論理の構築力で、ねじ伏せられるように納得する体験は、もはや得られないのだろうか。そう考えると悲しいものがある。もう、新しい仕事をする人ではなくなったのだろう。





イラク戦争 日本の分け前 (ペーパーバックス)
販売元: 光文社

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イラク戦争、復興=ビジネスであるという視点から、一方でアメリカの政財界の癒着を批判しつつ、彼らに倣わない日本外交の腑抜けを批判するという内容。相反する批判を同時に言っているため、主張の焦点がぼやけてしょうがありません。
推測するに、ひとの血を吸って私腹をこやすことは人道にもとるかもしれないが、世の中そうやって動いているんだからしょうがない。日本も平和外交とか人道とか復興とかそんな寝ぼけたことをいってないで儲け話には積極的にのらないと意味ないんだよとでも主張したいのかもしれない。私はこういう考え方はクソだと思っていますが、でも、筆者がよしと考えるならそうであることをしっかり書くべきです。そう悟られないようにどこか及び腰なのが、主張がどうのこうのの前にこの本のしっくりこない原因でしょう。また、書かれている事実も新聞や週刊誌の切り貼りがほとんどなのに、お前等知らね〜だろうぅって上から言ってるスタンスにも辟易。
誉める点としては、平易な文、ペーパーバックで200ページ、1000円でお釣がくる値段かな。たぶん、他にもっといいのがあるでしょうから、わざわざこの本を手にする必要はないですね。




フォト・ルポルタージュ「イラク戦争」の30日―私の見たバグダッド
販売元: 七つ森書館

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