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和書 492148 (345)



記憶を紡ぐアメリカ―分裂の危機を超えて
販売元: 慶應義塾大学出版会

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 近頃、日本では小泉首相の<靖国> 参拝をめぐって、中国や韓国といった近隣諸国の猛烈な抗議もあり、歴史認識問題がメディアを騒がせている。そこで問題となっているのは、靖国神社にA級戦犯が合祀されていることであり、中国などはその分祀を要求しているという。
 このような問題は何も日本に固有のものではない。
 アメリカにおいてもまた、先住インディアンの記念・顕彰施設の表象の問題があり、あるいは最近ではオクラホマシティの連邦政府爆破事件後のメモリアルパークや、ワールド・トレードセンター跡地(グラウンド・ゼロ)をいかに顕彰するか、といった議論も盛んに行われた。結局、アメリカはグラウンド・ゼロに「自由」を象徴する壮大なタワーを建設することを選択したわけだが(タワーの高さは1776フィート)、9.11で家族を失った遺族の中にはその構想に強く反対するものも数多くいるとのことである。
 たとえば、われわれ日本人にとって、広島や長崎のように―あるいは靖国でも皇居でも良いのだが―われわれのナショナル・アイデンティティにとって強力な象徴となる<磁場> が、当然ながら、アメリカにもある。 
そしてそのような強力な<磁場> をめぐって、左・右両陣営が、政治・文化的に、いかに表象するべきか凌ぎを削るのはどこの国も同じであろう。
 われわれの記憶を、次世代にいかに伝えていくか。戦争の記憶、原爆の記憶、テロの記憶、あるいは大量殺戮、従軍慰安婦といった加害の記憶。記憶を記憶として留めおくこと、つまり歴史の暗部を、触れたくない恥部を風化させず、次の世代の心に受け継いでいくこと。
 記憶をいかに民主化するか、という問いは、単なるナショナル・アイデンティティの問題のみならず、われわれ一人ひとりの、歴史との倫理的な係わり方を切実に問う。




記憶としてのパールハーバー
販売元: ミネルヴァ書房

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読み応えがある。ただ、『記憶としてのパールハーバー』というタイトルに沿った論文を書いているのは、エミリー・ローゼンバーグだけな気がするけど。
「遺族の迷走」の論文なんて見てみると面白いと思う。高度の政治化された彼らには、あまり同情できないような。。。
元ハーバード大学の歴史学教授、入江昭氏の論稿は興味深い。
しかし、「トランス・ナショナルな記憶」というものが実現する日というのは、果たしていつになるのだろうか?
ナショナリズム的な価値観で未来を志向するのは、時代遅れなのかもしれないけど、自国に目を向ける前に、インターナショナルも何もあったもんではないわけで。
結局、まずは足元から、というわけだろうか。憲法に「愛国心」どうのこうので国がもめてるわけだし。
非常にシンプルな意味でのナショナリズムっていうのは、今のところなくなりそうにないような気がする。
だからと言って、あきらめて思考停止になるのが、一番問題なんだろうけどね。だからナショナリズムは時代遅れ!って言い続けるのも、それはそれで価値のあることだろう
少なくとも、今の段階でアジアで記憶を共有するのは無理な気が。歴史の共有すらできていないし。
ま、これもまた、無理な気がするからと言ってあきらめて(略)
トランス・ナショナルな歴史学は、だんだん発展しているみたいだし!




記憶の川―在日二世を生きる
販売元: 梨の木舎

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完全版 帰化申請マニュアル―日本国籍取得ガイド
販売元: すばる舎

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一応外国人関係をメイン業務にしようかなと思っている行政書士開業準備中の者です。在留資格関係の仕事は今の会社でもやっているので、そう考えたのですが、帰化はやったことがないので、とりあえず、手にしました。実際にはもっと大変なんだと思うけど、手続の流れが分かりました。うちの奥さんも韓国人なのでいつかは、自分でやってみたいです。




帰化手続の手引
販売元: 日本加除出版

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帰化手続の手引
販売元: 日本加除出版

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帰化手続の手引
販売元: 日本加除出版

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帰化申請の実務家必携の本です。
コンパクトで地味ながら、実際の帰化申請に必要なことが細かく出ている本です。
これを書いている現在、マーケットプレイスには4倍以上の高値
で出されていますが、もう改訂版が出ています。




帰還―北朝鮮収容所での3年間
販売元: はる書房

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ルート181・パレスチナ‐イスラエル 旅の断章 (季刊前夜別冊)
販売元: 前夜

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本書は、映画「ルート181」(監督:ミシェル・クレイフィ、エイアル・シヴァン)のガイドブックである。とはいえ、採録シナリオのようなものは一切掲載されていないので、注意するべきだろう。
内容は、監督であるクレイフィ、シヴァンのインタビュー、岡真理、鵜飼哲ら各氏による映評を中心に構成されている。どちらかと言うとシヴァンよりもクレイフィに対し比重を置いているように見えるが、これは彼の知名度がまだまだ日本において低いことに由来すると思われる。(シヴァンは「スペシャリスト〜自覚なき殺戮者」の監督としてよく知られている)
幾つか示唆的なテーマを箇条書きにすると、
・まず、シオニズムとは植民地体制である、ということ。
・そこでは記憶が忘却のプロセスと重なり合っている、ということ。(つまり、ユダヤ人の物語を記憶すること、そしてパレスチナ人の存在を忘却すること)
・これら植民地主義の「論理」が他者の絶滅の「論理」と結びついているということ。
・そして、これらのテーマは普遍的なものであり、日本に住む私達自身もまた他人事ではないということが提起される。ひらたく言えば、「人の振り見てわが振り直せ」ということだ。
クレイフィは自らの創作活動について次のように語っている。
「現実の、過去の情報を、夢の諸要素を、論争を、私たちはどんどん蓄積しなければなりません。詩の仕事とは、私にとって、それらを総合し、表現へと到達させること、詩に到達させることなのです」

このボリュームにしては少し値段が張るような気がするが、一読をお薦めしたい。




飢餓とミサイル―北朝鮮はこれからどうなるのか
販売元: 草思社

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