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和書 492150 (71)



アジアの海の大英帝国―19世紀海洋支配の構図 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 大英帝国はシーパワーと交易活動に立脚した「海洋帝国」とも言われますが、その洋上覇権を支えていたのは何だったのでしょうか。また、海軍力の充実はどのように帝国拡大に結び付いていったのでしょうか。
 本書では、19世紀中葉の英国海洋制覇に関し、ひとりロイヤル・ネービーの活躍だけに注目するのではなく、植民地海軍力の建設や民間海運への補助などにも光をあてつつ、その実態を実証的に解説しています。
 また、英国による海軍力の「活用」振りについてのケースとしてアヘン戦争からアロー号戦争に至る経緯を概観したり、海洋制覇の背景として貿易・海軍政策に関する英本国での論争を紹介するなど、大英帝国と海上権力との関係が総合的・多角的に考察されています。
 他方、もともと何本かの論文を一冊にまとめ直したということもあってか、解説が行きつ戻りつしてみたり、同じ内容が何度も出てきたりと、構成や記述振りの面では本書は決して読みやすいものとは言えません。文章面でも、地名や艦船名といった固有名詞が必要以上に多いように感じられ、何とかもう少しメリハリを付けて読みやすくできないのかと思ってしまいます。
 とは言え、英国海洋支配の構造を実証的に解明しようという著者の構想は、我が国では他にあまり類を見ず独創的かつ野心的です。また、論証のための労力のほどにも相当なものが伺われ、そうした点でも筆者に対する敬意を禁じ得ません。タイトルほど派手な内容ではありませんが、一読するだけの値打ちはあろうかと思います。




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