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和書 492150 (110)



イワラジ河河畔会戦
販売元: 朝文社

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イルカに乗った少年―両棲人間第1号 (講談社 青い鳥文庫)
販売元: 講談社

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南ヴェトナム戦争従軍記 (岩波新書 青版 548)
販売元: 岩波書店

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沖縄ノート (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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「日本人とはなにか、このような日本人ではないところの日本人へと自分をかえることはできないか」
この問いの答えを見出すべく、筆者は沖縄を真剣に真摯に向き合い、沖縄に揺さぶられていきます。日本語は沖縄語の前に拒絶され、天皇の権威や存在も沖縄・沖縄人の前では曖昧化されます。日本列島で当然とされていること・ものの存在が次々と懐疑的なものに変質していきます。そのとどめは沖縄が生んだ、内容の稀薄な「本土」という名称でしょう(223-224頁)。
全体として雑誌や新聞の記事を基に沖縄と沖縄に映し出された日本を筆者は描き出しています。これは労作ではありますが、当事者との対話から文を書いていくべきではなかったでしょうか。沖縄の知識人だけでなく、沖縄に暮らす庶民の生の声を直接汲み取ることや諸問題の当事者との真剣な討論を行うということも重要であったと思います。筆者が導き出した考えには私は同意できるものが多いです。それでもそれらの中にはやや客観を欠いており、筆者の主観が先行している感じがします(例、「沖縄に属する日本」など)。
本書の刊行は1970年であり、当時と現代における問題意識は、似ているかもしれませんが、全く同じではないでしょう(「沖縄独立」は国会のテーマにはなっていない。2008年8月18日現在)。本書は歴史資料になりつつあるかもしれませんが、しかし、世の中の出来事、物事、そして当然と思い込んでいる自分自身の姿を見つめなおすきっかけを与えてくれます。今でも思考変化を促す力を『沖縄ノート』は秘めていると思います。特に、人類館事件(186頁)の記述は植民地主義(「日本に展示される沖縄」)とジェンダー問題(「鞭持つ男に罵倒される沖縄の女性たち」)へと思考空間を広げてくれました。




戦没農民兵士の手紙 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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戦争論〈上〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 本書は戦争を研究する上で必須の古典だが、難解との定評がある。それもそのはず、この書は未完成で、クラウゼヴィッツの死後に編集・出版されており、全体的にこなれていない。しかも、日本人になじみの薄いフリードリヒ大王戦史や自身が参加したナポレオン戦争を題材に論が展開されているのである。
 現在、日本語で読める完訳本は、私の知る限り中央公論文庫の清水訳とこの岩波文庫の篠田訳であろう(短縮版としては芙蓉書房版、徳間書店版あり)。
 篠田訳・清水訳についてよく聞くのが、篠田訳はプロイセン参謀本部が「改竄」した第二版以降をテキストにしており、初版を復刻したものをテキストとした清水訳(もしくは芙蓉書房版)の方が、クラウゼヴィッツ本来の思想を伝えている、といったものだ。全部を読み比べたわけではないが、最も重要な改竄とされる第8篇第6章Bの内閣と最高司令官の関係については、どの訳も意味を大きく変えるものではないし、前後の文脈からも十分彼の言わんとするところが分かり、言われるほど気にする必要はないと思う。むしろ篠田訳は訳注が他の訳本より充実しており、また索引があり、メリットはある。
 難解な本書であるが、まず第1篇第1章と第8篇を読むことをお勧めする。第1篇第1章はクラウゼヴィッツ本人が唯一完成した原稿と述べている章で、戦争論の基本的な方向性が分かる。第8篇は全体の総括であり、彼の実戦体験を反映したもので、表現が実にストレートである。その中の「フランス打倒計画」は必読であろう。パリおよびその背後に向け、ベルギー方面とドイツ方面から各30万の兵力で攻撃する計画において、彼は「二方面で攻撃的前進を行っている両軍の中間に横たわる全地域は、その儘にしておいてよい」と言い切る。普通、中間地域の防衛や両軍の連絡のことを心配するものだが……。このような大胆なセリフ、吐いてみたいものだ。




戦争論〈中〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 本書は戦争を研究する上で必須の古典だが、難解との定評がある。それもそのはず、この書は未完成で、クラウゼヴィッツの死後に編集・出版されており、全体的にこなれていない。しかも、日本人になじみの薄いフリードリヒ大王戦史や自身が参加したナポレオン戦争を題材に論が展開されているのである。
 現在、日本語で読める完訳本は、私の知る限り中央公論文庫の清水訳とこの岩波文庫の篠田訳であろう(短縮版としては芙蓉書房版、徳間書店版あり)。
 篠田訳・清水訳についてよく聞くのが、篠田訳はプロイセン参謀本部が「改竄」した第二版以降をテキストにしており、初版を復刻したものをテキストとした清水訳(もしくは芙蓉書房版)の方が、クラウゼヴィッツ本来の思想を伝えている、といったものだ。全部を読み比べたわけではないが、最も重要な改竄とされる第8篇第6章Bの内閣と最高司令官の関係については、どの訳も意味を大きく変えるものではないし、前後の文脈からも十分彼の言わんとするところが分かり、言われるほど気にする必要はないと思う。むしろ篠田訳は訳注が他の訳本より充実しており、また索引があり、メリットはある。
 難解な本書であるが、まず第1篇第1章と第8篇を読むことをお勧めする。第1篇第1章はクラウゼヴィッツ本人が唯一完成した原稿と述べている章で、戦争論の基本的な方向性が分かる。第8篇は全体の総括であり、彼の実戦体験を反映したもので、表現が実にストレートである。その中の「フランス打倒計画」は必読であろう。パリおよびその背後に向け、ベルギー方面とドイツ方面から各30万の兵力で攻撃する計画において、彼は「二方面で攻撃的前進を行っている両軍の中間に横たわる全地域は、その儘にしておいてよい」と言い切る。普通、中間地域の防衛や両軍の連絡のことを心配するものだが……。このような大胆なセリフ、吐いてみたいものだ。




戦争論 下  岩波文庫 白 115-3
販売元: 岩波書店

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ビジネス書などでもこの本を扱ったものがあるぐらいなのですが、
ほんとにこの「戦争論」を呼んで感銘をうけたのかなぁ、とよく疑問
に思います。最初の部分はともかく、大半は19世紀前半の技術を
ベースにしたテクニカルなお話で占められてるので、現代の一般人に
とってはあまり面白いものではないと思うのですが・・・

この岩波版「戦争論」がいまいちなのは以下の4点です。
1. 戦史の知識が必要では?
 これは読む側にも問題があるでしょうし、また岩波版に限ったこと
 ではないですが、ナポレオン戦争やフリードリッヒ大王の戦争に
 ついての記述があちこちにあり、それらを知らないと読んでも
 よくわからないのではないかと思います。訳注だけではつらいでしょう。
2. 地図がない
 事例として戦史が書かれている部分は詳細な地図が絶対必要ですね。
3. 文体がなじめない
 頻出する「かかる…」(関係代名詞の訳のようですが)などなど、
 篠田氏が他に訳しているカントもそうですがかなり読みずらいです。
4. 拠っている版の問題
 他のサイトで書かれていたことですが、ドイツ語版の初版と第二版
 とでは内容に無視できない差があるそうで、クラウゼヴィッツの意
 図を表しているという意味では初版がよいそうです。
 第二版で編者により改訂された文章は、クラウゼヴィッツの基本思
 想と反するような内容らしいです。岩波版は第二版の流れをうけた
 版をもとに訳しているとのこと。




逆転―アメリカ支配下・沖縄の陪審裁判 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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沖縄返還前にはアメリカにならって陪審員制度があった
しかしその実態は非常に不平等なモノであった、という話
DQN米兵にけんかをふっかけられ米兵は返り討ちになり死亡
けんかをふっかけられた沖縄の青年らが傷害致死で捕まってしまう
その陪審員として招集された人物の視点で進む話である
陪審員もアメリカ人が大半で沖縄人が少なくて不利に進んでいく
主人公はPXとかに宝石を卸す会社の幹部で裁判と同時に会社にも危機か迫る
なんとその業績を嫉妬した民政府に無根拠な追徴課税をふっかけられ
会社は存続の危機に陥り沖縄から追い出されそうになってしまうのである
欺瞞と不条理に満ちたアメリカ占領下の情勢が興味深い一冊である





ゾルゲ事件 獄中手記 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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 リヒアルト・ゾルゲはドイツ人で、モスクワにあるコミンテルンのために日本で非合法な情報収集に当たっていた。本書はゾルゲが逮捕された後、調査の一環で本人が書いた手記だ。
 事実の確認がその目的だから、特定の主題を持つものではなく、何を汲み取るかは読者しだいだ。ゾルゲの卓越していたと言われる知性と独特の視点から、日本社会がどう捉えられているかにも私は興味があるが、本書には含まれない。
 私が特に興味深く思ったのは、当時(1940年頃)の共産主義の組織すなわちコミンテルンと各国共産党の関連と推移、スパイ活動の実態、およびゾルゲのような人間がどうして共産主義を信奉するに至ったかだ。
 世界史の一大潮流としての共産主義を理解しようとする立場からは貴重な情報を示すものだと思う。


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