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和書 492150 (183)



カウラ日本兵捕虜収容所
販売元: 青木書店

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当時のオーストラリア軍が日本によるオーストラリア軍捕虜の虐待といった背景から、国際的に批判できるようにするため、日本兵の証言からしても、相当程度厚遇していたことが分かる。

それゆえに、カウラ事件は、捕虜移送問題に端を発した「戦陣訓」的発送の賜物であったことが伺える。つまり、一方的に日本の精神構造に問題があったのだと。ただ単にそういうことだったというのは、半ば衝撃であった。

なお、前半部の兵士の証言等は非常に興味深い(また、日清日露戦争期の日本の捕虜厚遇についても)ものの、後半部の観念論的論調はまったく読む価値に値しないものである。これならば、証言集にしておけば非常に面白かったと思うのは、残念な点である。




カウラの風
販売元: KTC中央出版

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第2次大戦中の1944年、オーストラリアのカウラ収容所に収容されていた日本人捕虜約1000人が暴動を起こし、231名が命を落としたカウラ事件。 
本書は、日本でほとんど知られていない、この事件を掘り起こし、日本とオーストラリア双方の関係者に丹念な取材をして書かれている。
 
この本を読むまで、こうした事件があったこと、また、こんなに大勢の日本人捕虜がオーストラリアに収容されていたことすら知らなかった。
オーストラリア政府は、捕虜の扱いを定めたジュネーブ条約にのっとって、人道的に捕虜を扱った。一方で、収容所生活に不満はなくとも、「生きて捕虜の辱めを受けず」という教育を叩き込まれていた日本兵。 その意識の違いが、暴動事件の背景にあるように思った。

本書はまた、事件の記録だけでなく、戦後、関係者が事件を乗り越えて日豪両国の理解、友好、親善に尽力したことも書かれている。
オーストラリアでは、カウラ事件を教訓にして日豪親善に尽力する人たちがおり、地元の学校では平和や日豪親善の題材としてこの事件が教えられているという。頭が下がる思いがした。
翻って日本はどうだろうか。海外旅行先や留学先として、オーストラリアは相変わらず大人気だ。しかし、日本とオーストラリアがかつて戦争をしたことすら知らない人々が増えている。現代の日豪の意識の違いは、カウラ事件当時の日豪間の意識の違いとダブって見えるような気がした。

オーストラリアが好きな人、オーストラリアに興味を持つ人に広く読んで欲しい本。




カウントダウン・ゼロ―原爆兵士の黙示録
販売元: 社会思想社

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カウントダウン・ヒロシマ
販売元: 早川書房

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本書は元BBCのドキュメンタリー監督が日米の関係者への取材を元に著したものです。

ヒロシマへの原爆投下3週間の出来事を、広島市民・開発従事者・米国政府・投下関係者などの視点で追います。

まず「読ませる」という点で優れておりページがどんどん先に進みます。

ところどころ誤字・脱字があったのが気になりましたが、著者はもちろん、訳者の功績は多大なものであると思います。

読後脳裏に焼き付いて離れないのが原爆投下後のヒロシマの描写で、あまりに非現実的で感覚さえも麻痺してしまいます。

しかしそれは当時の広島市民にとってはまさに現実であり、「地獄のような現実」があったことを私達は忘れてはいけないと思います。

米国関係者の多くは原爆投下に関して「罪の意識はない」「原爆投下に躊躇はなかった」などと語っており、その背景には種々の事情があったにせよ怒りを禁じ得ません。

当時の関係者が少なくなってしまった今後、このような書が存在するのは貴重なことだと思います。




還って来た紫電改―紫電改戦闘機隊物語 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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著者の宮崎勇さんは現存する元海軍戦闘機乗りとしてはかなりの経験を有するお方なので
色々な体験が綴られてるかと思いましたが、残念ながら他者との共著となっており
(おそらく宮崎さんはインタビューに答えたのみで、文章は共著者が書いたのでは?)多少の
知識のある人間には少々回りくどい表現があったり本人の記憶違いからくる日付の間違い等を
そのまま書いていたり等々少々残念な内容になっています。
個人的には343空時代の話よりも激烈な体験をされたであろう南東・マーシャル方面時代の
話をもっと突っ込んだ内容にして欲しかったです。




還って来た紫電改―紫電改戦闘機隊物語
販売元: 光人社

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帰ってきた戦犯たちの後半生―中国帰還者連絡会の四〇年
販売元: 新風書房

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帰ってきた脱走兵―ベトナムの戦場から25年
販売元: 第三書館

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帰ってきた二式大艇―海上自衛隊飛行艇開発物語
販売元: 光人社

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 技術関係の著書が多い碇義朗氏の著作であるが、雑誌「丸」の連載が単行本化されました。
 この本は戦後の海上自衛隊の飛行艇開発の経緯をまとめ、現在の「US-2」開発にいたるまでの経緯を物語にしたものである。
 戦後の空白期から対潜哨戒機として、そして、救難飛行艇への用途の移り変わり、それに伴う開発陣の苦労などが丁寧に描写されています。 戦後の飛行艇の歴史がこの一冊で分かるといっても過言でありません。
 戦後の空白期からの立ち上げ、部隊運用されてからの機体改良の苦心、非常に困難な救難活動、全て記録されています。読み応えもあり価格も手ごろでお勧めの一冊です。




還らざる出撃 (Bigman ブックス)
販売元: 世界文化社

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