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和書 492150 (293)



日本の傑作機―図説・飛行機事典 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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戦時中の軍用機が収録されています。イラストつきです。また、各機のカタログ・データが書いてあります。この本のすごいのは、開発が中止された機体や、諸外国から日本に輸入された機体、戦争中、捕獲した機体、練習機まで、網羅されています。著者は、飛行機少年が見る図鑑と言ってますが、私には相当マニアックな本に読めました。海戦の戦記を読んだりするときに、どんな機体が使用されたのか今まで想像できませんでしたが、これを読んでイメージがつかめました。私は1ページ目から通して読みましたが、図鑑的な使い方もできると思います。




日本陸軍英傑伝―将軍暁に死す (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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日本陸軍の傑作兵器駄作兵器―究極の武器徹底研究 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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 タイトルの通り、陸軍独特の発想や兵器運用の思想が実際の兵器開発にどう反映していったかが詳細に述べられている。“甲、乙、丙三種の試作機の成績はそれぞれどうでこういった設計変更の後に・・”などいたって詳しい。また、戦争末期には試作・試験が如何に簡略化されていったかや、要求仕様が性能より部品調達の容易さに偏っていった様子が引用資料の端々から明らかになる。
 ただ、全体を通して読むのは非常に根気が要った。事実の羅列が多く、その兵器がどのような運命を辿りどのように評価されたか・・などの記述が少なく、性能に関わる無味乾燥な数字から自分で意味を読み取っていかねばならない。よほど「兵器が好き」な人でないと、読むのが疲れるのでは。




日本軍の小失敗の研究―現代に生かせる太平洋戦争の教訓 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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 良き理論とは、非の打ち所のない不動の真理を語るものではなく、反証する場合にどれだけ容易であるかどうかで決まるのだ、と聞いたことがあります。太平洋戦争を語る場合、この命題はあまり守られることがないように思うのは私だけでしょうか。何故日本は負けたのか。という問いかけに、負ける戦いをしたから。と答えるのでは答えにならないのは明白です。しかし、多くの“敗因”なるものがこれと大同小異の所を行ったり来たりしているように思えてなりません。圧倒的な物量差、合理精神の有無、人命観の格差、確かにそうです。このような極めて“正しい”結論に反論するのはとても難しい。ですが、反論が難しいということは、その実内容が空虚であるということの証左でしかないのではないでしょうか。このような国民性に根付いた問題はどこの国でもあることでしょう。「日本人やめますか、戦争勝ちますか」では困るのです。
 その点を上手く補っているのが本書の最大の良点です。確かに、本書でも“正しい”結論や反論が難しい正論が基調になってはいますが、それを示す事例が卑近な例から採られている事によってそれは相殺されています。私が興味深かった例を少し挙げるなら、三八式歩兵銃の部品交差が決められていなかった、ひとつのエンジンのライセンスを陸海軍別々に購入していた、日本の重砲は移動のための車輪が木製だった、など巨視的な戦史ではどうでもいい様な小ネタの数々です。しかし、ここにこそ当時の軍隊が何を尊び、何を賤しんだかが如実に現れているように思います。しかも、ここまで具体化された指摘には反論が容易であり、私の疎覚えでは本書への反論書が一冊はあったと記憶しています。それに指摘された問題点は、その具体性から、明日からでも自分の職場で、学校で、家庭で、自分の小失敗として意識できる。そう利用してこそ本書は役に立つものであると思います。




続・日本軍の小失敗の研究―未来を見すえる太平洋戦争文化人類学 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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 最近、「美しい国」なる言葉が語られていますが、あまりに空々しく、聞くに堪えません。“美しい”などという、初めから肯定的な印象を含んだ抽象的な言辞を弄しては、凡そ「美しい国」ではなく、「美しく見られたい国」か、さもなければ「美しくなければ認めない国」にしかなれないことでしょう。そこには具体的な事柄が排除されており、批判を許さない耳に心地よい言葉は見たくない現実を無かったことにする危険を常に孕んでいるのです。こんな時にこそ、面倒でも着実な小失敗への直視がより価値を持つのであると考えます。
 同名の前書に続く本書では、前書の具体性重視の方針を維持しながらも、その動員体制や個々の実戦の分析、果ては自衛隊に関することまで着眼範囲が広げられています。しかし、前には薄かった本書独自の特徴として私が挙げたいのは、まず具体的な数字がより多用されるようになったということです。日・独・英の主力戦闘機の性能向上の指数化や海戦を使った対空砲火の有効性の計算など、時に計測法まで自作しての数値を基にした比較考察は、反論を容易にし、学問的誠実さを裏付けるものです。そして、特も傾聴すべきは精神的な小失敗への言及です。余りに雑多な機関銃・砲を使い続ける配慮の無さ。航空機に現有の技術を使わず、国内で入手可能な木材を使えないという硬直した思考。兵士・国民をまったく信用していない捕虜禁止、虚偽報道。何かあれば愛国心と自己犠牲を最も声高に叫ぶ上級軍人達が平然と行う公私混同や命令無視。著者も言われる通り、これらは物量差とはまったく関係の無い部分であり、最も注目され、反省されるべき太平洋戦争の敗因でありましょう。全力を尽くしたが相手が強すぎたのではなく、全力を尽くさなかったからこそ敗れたと言うべきでしょう。小失敗のひとつに美辞麗句を弄んで空虚な言葉遊びに頼ったというものがありますが、この教訓、現在もよくよく心に留めねばなりません。




日本軍兵器の比較研究―技術立国の源流・陸海軍兵器の評価と分析 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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日本人とドイツ人―人間マツエと板東俘虜誌 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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ニューギニア兵隊戦記―陸軍高射砲隊兵士の生還記 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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八機の機関科(エンジニアリング)パイロット―海軍機関学校五十期の殉国 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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悲劇の軍艦―海軍魂を発揮した八隻の戦い (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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色んなことを知らないからこそ、すごくドキドキして読める本だと思う。
文章も、戦争中の国同士の因果関係などの知識がなくても、やさしい書き方がされていて、楽に読めます。むしろ、太平洋戦争のことを少し突っ込んで知る入門書には丁度いいかも。

紹介されているのも、大和や雪風などトップクラスの知名度の艦ではなくて、そこがまた新鮮。瑞鶴や秋月はともかく、山城や羽黒がメインの文章ってあまり見ない気がするので。なにより、軍艦とその乗組員との生きざまを叙情的に綴っていくのが胸に迫ってせつなくなります。if戦記ものにはない「終わり」のかなしみがちゃんとあって、そういう意味でもすごくおすすめ。特に軍艦好きではない方にも、ぜひ。


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