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和書 492150 (340)



サッカー戦争
販売元: 中央公論社

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 著者リシャルト・カプシチンスキはポーランドのジャーナリスト。本書は1960年代から70年代にかけて彼が主に第三世界を経巡って綴ったリポートを集めた一冊です。

 表題作「サッカー戦争」とは、1969年、サッカーの試合をきっかけにホンジュラスとエル・サルバドルとの間に勃発した100時間の国家間戦争を現地取材したもの。通信記事というよりは文学的な趣を持つルポルタージュです。
 攻撃が始まり、彼は停電の中で第一報をタイプライターで打ち、それを持って夜影に乗じて郵便局へと向かいます。戦時下のホンジュラスからポーランドへテレックスで記事を発信するためです。このくだりは戦争の緊迫感がひしひしと伝わってきて、思わず引き込まれます。

 もちろん「サッカー戦争」はサッカーの試合で残った遺恨を晴らすことを唯一の目的として始められた戦争ではありません。カプシチンスキは前線リポートを締めくくった後に、この戦争がエル・サルバドルからホンジュラスへやって来た不法就労農民をめぐる両国間の感情のもつれが引き起こしたものであることを、きちんと紹介しています。
 国境を接する隣人同士であるからこそ、近しい関係を築くこともあれば、激しい軋轢を生むこともある。それがサッカーという“小戦争”をきっかけとして、実際に国民同士が干戈を交える事態へと発展したのが「サッカー戦争」なのです。

 本書によれば「戦後」に両国間で行なわれた試合の3回戦は中立国メキシコで厳戒態勢の中で行なわれたとのこと。
 本書が描く時代からはすでに35年もの日々が経過しています。それでも、先ごろ2005年3月に行なわれた北朝鮮とイランとのW杯予選の顛末を見ると、何かきな臭いものを感じてなりません。
 日本は間もなくアウェイでの北朝鮮戦を迎えます。そんな時期に本書を手にするのも、決して大げさなことではなく、意味あることではないかと思うのです。




薩の海軍長の陸軍―人物評論
販売元: 今日の話題社

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殺人者の科学
販売元: 作品社

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殺戮工廠・731部隊―発見された細菌部隊兵士の告白調書
販売元: 新森書房

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現地の人々に多大な影響を与えた731部隊の隊員はその後どうなったか。これは幹部とヒラ隊員ではそうとう違いがあった。映像でも出てきた石井四郎の戦争免責を筆頭に、幹部は医科大学部長や国立予防衛生研究所に勤めたり、大学教授になったりしている。しかし、それとは反対にヒラ隊員は長く中国で戦犯容疑者として管理所に収容されたという。元はといえば石井ら幹部たちがやり始めたことで、ヒラ隊員ももちろん色々なことをしてきてしまったが、幹部たちの言うことを聞いてきたまでで、あの状況にいたからそうせざるをえなかったからしてしまったのだが、ヒラ隊員は罪を負い、その後も職場を追われたりしたのに、幹部は何事もなかったかのように日本に戻り新しい仕事に就くとは、なんてひどいことだろう。やはりこの世界は上の者が得するように出来ているのだろうか。
最後に書いてあった文章は現代に通じるものだった。「いまも地球のどこかで、この危険な研究活動が進行しているかもしれない」…考えたこともなかったが、確かにそうかもしれない。大きな工場は必要ない、小さな研究所でも出来る研究なので、国際的監視から見落とされている可能性は高い。そう考えると731部隊の歴史はただの歴史ではない。今も続いているのだ。ただの歴史で終わらせてはいけない。メディアも731部隊のことをたくさんとりあげ、現代の若者にもこの歴史を知らせるべきである。





サハリンに残されて―領土交渉の谷間に棄てられた残留日本人
販売元: 三一書房

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サハリンに揺れた日本の灯台
販売元: 日本図書刊行会

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サハリンの韓国人はなぜ帰れなかったのか―帰還運動にかけたある夫婦の四十年
販売元: 草思社

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日本の敗戦によって、サハリンに取り残された朝鮮半島出身の人々がいました。
彼らは、なぜ祖国に帰れなかったのでしょうか。そもそも、どうして彼らがサハリンにいたのでしょうか。
在サハリン韓国人の帰還運動に長年参加した著者が、丹念な調査と現地での聞き取りを通じて描き出すのは、政治的な思惑とイデオロギーに翻弄される朝鮮系住民の人々の姿です。
彼ら自身の意思とは無関係に「強制連行の被害者」にされてゆくサハリンの人々、安易に「支援」を口にし、問題を紛糾させる無責任な政治家……
しかし、印象的なのは、このような中でさえ、たくましく、生き生きとした朝鮮半島出身者の人々の姿です。その姿からは、彼らが決して「かわいそうな被害者」といった存在ではなく、それぞれの意志を持った人間であること、そして、そんな彼らに、作者が強い共感を抱いていることがうかがえます。
サハリンの朝鮮系住民の中には、ソ連時代に北朝鮮から移住した人々も少なくない、と言う事実を初めとして、サハリンの朝鮮系住民について、この作品が初めて取り上げた内容も少なくありません。作者の結論に同意するか否かを問わず、サハリンの朝鮮系住民について考える際には、必読の書と言えるでしょう。




サバイバル・スキルズ―究極の生存技術教本〈3〉
販売元: ホビージャパン

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サバイバル戦闘技術―SAS・特殊部隊実戦マニュアル
販売元: 原書房

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この本に書かれていることは、日本では役にはたたないものばかりで、専門家やマニアにしか興味がわかない本である。
ギリギリ素手での格闘技が護身術として参考になるだけ、それでも訓練が必要なものばかりで役に立つとは思えない、しかし、軍隊物が好きな人にはおすすめできる。




サバイバル・ハンドアウト―アメリカ海軍航空隊サバイバル訓練コース
販売元: 朝日ソノラマ

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