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和書 492168 (256)



岩波講座 現代数学の基礎〈10〉数論1―Fermatの夢・数論2―類体論とは
販売元: 岩波書店

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本書は3分冊合わせて6百ページを超える厚い本であるが、3つの柱である①ζ関数まわりの解説、②保型形式の解説、更に③代数体の基礎理論およびその展開に関する解説が手際よく与えられている。また、本書は岩澤理論の本邦初の解説書でもある。4名の著者の方が「数論の面白さ」を読者に伝えようと工夫された跡が随所に見られると思う。

 ζの章では、ζ関数のHadamard積表示とそれを利用したRiemannの明示公式(定理7.4)の解説、及びζの非自明な零点の逆数(及び、その2乗)和の値の導出過程がスバラシイ。解析的整数論の古典理論の一つの頂点に位置付けられる数式の導出と言えると思う。

 保型形式の解説がある9章もコンパクトで面白い。特に、実解析的Eisenstein級数のFourier展開を求めている定理9.9(2)は、定理!の内容及びその証明の何れとも素晴らしいと思う。

 代数体の理論では、その現代的な基礎理論を解説している第6章が(個人的には)最も興味深い。体の付値(素点)pと局所体(p進体)、デデキンド整域の商体の有限次拡大(特に、素イデアルの拡大体の分岐(あるいは分解)の振る舞い)の理論、アデール環やイデール群の基礎などの解説であり、類体論(第8章)や岩澤理論(第10章)等、更に高度な理論を学習する為の基礎が提示されていると言える。この第6章の内容を、基本から更に詳しく知りたいという方には、森田康夫著:「整数論」(東京大学出版会、1999)を併せて参照されることをお勧めしたい。




考察 立体周期律表―音階律の立体化
販売元: 東京図書出版会

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 経済学部卒で、その後も系統的な勉強はしていないけれど、科学がとっても好きなアマチュアの方(1936年生まれ)の著作です。カオス理論も使うなど、いろいろよく勉強しておられると思います。始めの方で周期律表を立体にならべ、磁性と関連付け、電気陰性度を考察したあたりまでは、面白い観点があるな、程度の内容ですが、その後の展開がスゴイ。
 典型元素が8進法、遷移金属が10進法で、その「合流地点が、音楽のドレミファソラシドの全音半音の動きに関係し、ひいては協和音も存在するのではないかと想像できる。」・・・むむむ。
 さらに、方位学の九星術によって元素のスピン状態を喝破し、アミノ酸の等電点とd軌道の振る舞いにすら類似性を見出すんだなあ、この著者は。
 自分の持っている知識を総動員してでも、世界を理解したいという情熱は、人間の業ですな。
 「とんでも本」を探している方、特に化学者、物理学者には、お奨めです。(もちろん、勉強中の学生には勧めませんよ!)
 アマゾン通販だと、内容が分からないので、こんな掘り出し物に出会えますね。私は、てっきり専門書かと思って、発注しちゃいました。




統計学の基礎―講座 情報をよむ統計学〈1〉 (講座情報をよむ統計学 1)
販売元: 朝倉書店

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統計学の論理―講座 情報をよむ統計学〈2〉 (講座情報をよむ統計学 2)
販売元: 朝倉書店

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統計学の数理―講座 情報をよむ統計学〈3〉 (講座情報をよむ統計学 3)
販売元: 朝倉書店

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統計グラフ (講座 情報をよむ統計学)
販売元: 朝倉書店

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統計の誤用・活用 (講座 情報をよむ統計学)
販売元: 朝倉書店

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多分この本を読みこなせるレベルの読者にとって、ここででてくるような「誤用」は、それが誤りであることにすぐに気づいてしまうのではないかと思われます。もっと、そのレベルの人が犯してしまいがちな誤りを、実際の論文などから探してきてもらうと、より役立つ本になったのではと感じられます。「活用」に関しては、統計的な結果をどのように視覚化するか、というテクニックではいろいろ勉強になりました。




主成分分析―講座 情報をよむ統計学〈8〉 (講座情報をよむ統計学 8)
販売元: 朝倉書店

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主成分解析の基本的理論からその実践問題への応用まで幅広く書かれている。ただ、説明が重複していたりして、主成分解析の理論を理解していない人には分からないところもあるので注意。ただ、例題の解釈の仕方などは、参考になる。




ベクトル解析と幾何学 講座 数学の考え方 5
販売元: 朝倉書店

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平面、空間上の曲線曲面の話を主軸にすえてそこから弧長、面積の説明を展開し、
さらに逆写像や変数変換、外微分とうの話を派生させて内容に幅を持たせています。
終盤は多様体理論の触りといった感じです、おそらくは力学系の方に向いた説明と思われます。




射影空間の幾何学 (講座数学の考え方)
販売元: 朝倉書店

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本書は代数幾何学の最も基本的な対象である射影空間について書かれたものです。題材を射影空間に限っているので内容はかなり深いところ(楕円曲線の加法)まで記述されています。恐らく2章までは、複比を除いて、そんなに苦もなく読めると思います。3章以降はそれまでと質的に異なっていて、特にザリスキー位相とベロネーゼ写像を習得することはこの本にとってかなり基本的な事項になっていると思います。数学の専門家には十二分に得るものが多いと思いますが、他の理工系の学生やエンジニアにとっては読破するのにかなりの時間を要し、場合によっては消化不良を起こす可能性も十分あるので注意が必要です。しかし、暗号論に従事しているエンジニアには楕円曲線の加法が暗号論に関わっているという記述を読むだけでも価値はあると思います。


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