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和書 492168 (297)



複素超曲面の特異点 (シュプリンガー数学クラシックス)
販売元: シュプリンガーフェアラーク東京

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複素多様体講義 (シュプリンガー数学クラシックス)
販売元: シュプリンガー・フェアラーク東京

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現代の微分幾何学を少しでも勉強した方でS.S.チャーンの名前を知らない人はいないだろう。複素ベクトル束のチャーン類、主ファイバー束の特性類を接続の曲率形式で記述するチャーン-ヴェイユ理論、平坦束の2次特性類に関するチャーン-サイモンズ理論など、微分幾何学の各分野に偉大な足跡を残した20世紀を代表する微分幾何学の大家である。

この本はチャーンがUCLAで行った「複素多様体と複素ベクトル束の幾何」の入門講義とカナダ数学会のセミナーで行った「特性類の幾何学」の連続講演をまとめたものである。これらの理論の鍵となるアイディアにつき、チャーンという偉大な創始者の声に接する事が出来るのはこの本の大きなメリットである。例えば、第6章の正則直線束のチャーン類と曲率形式との関係のdiagram chasingによる解説、第9章の値分布論のネヴァンリンナ理論、及び付録第4章の2次不変量(チャーン-サイモンズ理論)の解説などは、チャーンならではのユニークなものであり素晴らしいと思う。

一方、講義録という性格上、self-containedである事は意図されていないし、技術的な詳細が省略されている箇所も散見される。これらは参考文献を見て更に勉強してほしいと言う方針が貫かれている。その意味で本書は、「複素幾何」と「微分形式と特性類の幾何」に関する基礎的な知識を補わないと、初学者には少し厳しいかもしれないが、恐れずに読み進まれる事をお勧めしたい。また、これらの基本事項を習得された後に、本書に立ち返られる事を是非お勧めしたい。読み返すたびに新たな発見があり、複素幾何と特性類の幾何が織りなすチャーンの豊穣なる幾何学の世界に、更に深い感銘を受けられるに違いない。





不等式 (シュプリンガー数学クラシックス)
販売元: シュプリンガーフェアラーク東京

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偏微分方程式 (シュプリンガー数学クラシックス)
販売元: シュプリンガーフェアラーク東京

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本書はJohn Fritzが1982年に出版した洋書の日本語訳であり、最新ではないが内容は良質で、偏微分方程式を本格的に学ぶには必読・必携の書である。偏微分方程式は難解なのでそう簡単には理解できないが、それならばなおさら、できるかぎり良く書かれた書を読む必要がある。本書のご一読をお勧めする。




数学100の勝利〈Vol.3〉空間と星の問題 (シュプリンガー数学クラブ)
販売元: シュプリンガー・フェアラーク東京

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数学者列伝 オイラーからフォン・ノイマンまで I (シュプリンガー数学クラブ)
販売元: シュプリンガー・フェアラーク東京

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数理解析のパイオニアたち (シュプリンガー数学クラブ)
販売元: シュプリンガー・フェアラーク東京

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バナッハとポーランド数学 (シュプリンガー数学クラブ)
販売元: シュプリンガー・フェアラーク東京

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ブルバキ―数学者達の秘密結社 (シュプリンガー数学クラブ)
販売元: シュプリンガー・フェアラーク東京

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 ブルバキって、現在50歳以上の人達にとっては、とくにフランス文化に親しんだ人達にとっては懐かしいですね。ブルバキを少しでも説明できたら、もう周囲から一目置かれた学生時代。当時は青臭い議論をして何もわからなかったけれども、本書は遠い昔の夢をかなえてくれる素敵な解説本です。勿論内容は難解ですが、数学史的な立場から事前にブルバキの次の特徴(むしろ欠点・限界)を理解しておけば、そう恐くはありません。むしろ結構楽しい。
(1) ブルバキ派の数学者達は、数学基礎論に無関心か無知であり、そこから発生する重大な問題を回避していた(本書191頁)。そのため、彼らの純粋数学は美しかったが、19世紀的な普遍性の追求に終始し、歴史の流れに逆行し、現代性を欠如した。
(2) 実用性を軽んじるフランス文化の特徴がブルバキにも悪影響し、確率論、情報数学、ゲームの理論等等の応用数学には無関心か軽蔑的でさえあり、フランスはこの分野で遅れてしまった(本書188頁)。
(3) 物理学と数学は互いに協力しあってこそ、豊かな内容をもちえるのに、物理学へは無関心な立場を貫いた(本書193頁)。
(4) フランス語にこだわり過ぎて、教典風なものを“作り出してしまった”、現代は多方面の多数の事実を拾い出す手法の方が主流になっているようであり、求心的でない、むしろ遠心的な現代数学の爆発的な広がりの潮流に逆行した。
以上のように書いても、別にブルバキを非難しているわけではなく、むしろ上記に引用した頁を先に読めば、本書の真価をより良く理解できるでしょう。ちなみにブルバキをわかったように言う人はいますが、数学者でも仏語原典にあたり、きちんと説明できる人は殆どいないようです。まして門外漢の私達アマチュア読者には歴史的な解釈だけが唯一わかりやすい道として残されています。





シンデレラで学ぶ平面幾何 (シュプリンガー数学リーディングス)
販売元: シュプリンガーフェアラーク東京

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