和書 492192 (127)
科学哲学者 柏木達彦の秋物語―事実・対象・言葉をめぐる四つの話、の巻
販売元: ナカニシヤ出版
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科学哲学者 柏木達彦の冬学期(ウィンター・ターム)―原子論と認識論と言語論的転回の不思議な関係、の巻
販売元: ナカニシヤ出版
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科学哲学者 柏木達彦の多忙な夏―科学ってホントはすっごくソフトなんだ、の巻
販売元: ナカニシヤ出版
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むかしの人々は神を絶対的なものとして信じていた。現代で
は科学がそれに代わった。著者はそう主張する。私はそれに
経済や金融を加えてもよいのではないかと思う。現代の高度
で難解な医療技術や金融商品は、免罪符を買えば天国に行け
ると教皇にだまされた中世ヨーロッパの状況を思い出させる。
著者はそのような状況に反証する「ヴォキャブラリーの複数
性」が必要だと言う。私が解釈する限り、聖職者にしか読め
なかった聖書の言葉を一般大衆が読めるように翻訳したルタ
ーの努力はそれにあたるだろう。
その点では、本書に登場するデイヴィドソンとクワインの翻
訳と言語学をめぐる議論が刺激的である。哲学や科学、宗教
や言語学といった幅広い分野を総合的にわかりやすく論じて
いる。
読みやすさ【★★★★★】
知的刺激度【★★★】
社会問題性【★★★】
科学哲学者柏木達彦の春麗ら―心の哲学、言語哲学、そして、生きるということ、の巻
販売元: ナカニシヤ出版
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本書を含む、柏木達彦シリーズは意外と面白いです。難しい話をやさしく語った本っていうのは、総じて面白くないものですが、これはいいです。
複数の議論が錯綜しいる現代英米系分析哲学の話をうまくまとめてあります。何気に主要なトピックはほとんど網羅されています。下手な用語集なんかよりよっぽどいいです。
まとめ方はフレーゲ、ラッセルに始まり、ウイトゲンシュタインを経由して、クワイン、デビッドソンに至り、ローティーで上がりといういかにもアメリカ的な(オーソドックスな?)視点からなされています。異論はあるかもしれませんが、大筋はそんなものでしょう。(細かい話はされてませんし。)
「はとバスツアー」で名所を廻っていると思えば納得できます。気になるところがあれば、後でまた来ればいいでしょう。
学部生だったらこれだけで卒論書けるかもしれません。分析哲学の鳥瞰図としては変な矢印つきの図よりも役に立ちます。大学院生も気晴らしにどうぞ。
科学哲学者・柏木達彦の番外編―翔と詩織、あるいは、自然主義と基礎づけ主義をめぐって、の巻
販売元: ナカニシヤ出版
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科学deクイズ1・2・3 動物編
販売元: 大日本図書
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科学deクイズ1・2・3 実験観察編
販売元: 大日本図書
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科学deクイズ1・2・3 植物編
販売元: 大日本図書
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科学で解脱(さと)る―21世紀“悟り”は万人のものとなる
販売元: 日本図書刊行会
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科学という考え方
販売元: 晶文社
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