和書 492192 (172)
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器用大国日本の病理―国家百年のために
販売元： 潮文社
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キラルテクノロジーの工業化 (ファインケミカルシリーズ)
販売元： シーエムシー
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嫌われる理工学の楽しさ
販売元： プレジデント社
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キリンのまだら―自然界の統計現象をめぐるエッセイ (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)
販売元： 早川書房
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1975年に中央公論社から出たものの文庫化。
2003年という時期に、なぜ、わざわざ再刊されたのかがわからない。
著者は戦中戦後に活躍した物理学者で、1966年に亡くなっている。本書は1933年から62年にかけて執筆されたエッセイ13編を集めたもので、キリンのまだらが生じる理由、ガラスなどを叩いたときの割れ目の出来方などが語られている。一般読者向けのやさしい解説や講演から収集されたエッセイばかりで、読みやすい。しかし、興味深いのは３編くらいで、あとは時代遅れだったり、大学の一年生向けの入門講義だったり、内輪ネタだったりと、読者の興味を引きつけないものが多い。ちなみに、キリンのまだらについての説も、のちに誤りであったことがわかっている。
要するに、いくつか光るものはあるが、全体としては古くさくてつまらない本なのである。
強く感じるのが、中谷宇吉郎との差である。著者と中谷とは同じ寺田寅彦門下になる。しかし、中谷の文章がそのものとして面白く、現在でも愛読される価値があるのに対して、本書は格段に落ちると言わざるを得ない。
金色の石に魅せられて―新素材探究の旅 (ポピュラー・サイエンス)
販売元： 裳華房
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近赤外分光法 (日本分光学会 測定法シリーズ)
販売元： 学会出版センター
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著者の尾崎氏は振動分光の世界的研究者で、この近赤外分光でもそうした基礎に裏づけされた、わかりやすく確かな記述が多い。また、河田氏も同様に著名な分光学者で、尾崎氏とは得意分野を分担して詳細な解説を施してある。現在、少なくとも日本語で書かれた近赤外分光の著書で、これを超える著作を探すことは不可能といえる、優れた名著である。
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金属人工格子―新素材を拓く
販売元： アグネ技術センター
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金属なんでも小事典―元素の誕生からアモルファス金属の特性まで (ブルーバックス)
販売元： 講談社
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金属のことは一通り書いてあるので興味を持った人にはぴったりかと。
さすが「ブルーバックス」といった感じ。
増本 健さんはアモルファス金属の研究をおこなっていた方なのでアモルファスの部分は詳しい。
しかし他の機能材料は物足りない感がある。
近代科学を超えて (講談社学術文庫)
販売元： 講談社
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時間・空間内で一意的法則に基づいて事象を記述する近代科学は、
人間の意識とは独立に、外界の「もの」の世界の存在とそのなかに張りめぐらされた法則の存在を認めるマルクスの立場(唯物論)と通底するが、
元来は、創造主たる神への信仰がもたらしたヨーロッパ文化圏の臆見 ― 神のオーダー（命令）で世界にオーダー（秩序：自然法則）ができた ― だったのである。
ここに、自然の中には秩序があり、法則が貫いているのだというドグマが誕生した。
混沌を秩序へと凝縮させる機能を持つ創造力の作動過程 ― 科学理論の形成過程 ― に、合理的な説明など不可能である。
科学理論の形成過程には、心も含めて全人間的営みが作用しているにもかかわらず、科学的分析の場面では、心そのものの排除に全力を尽くすからである。
科学理論の変遷とは、新しい事実群の発見という知識の蓄積作業によって、真理へと連続的に漸近していく過程ではなく、
旧来の事実群を別の概念枠で再編成するという意味の世界（「規約」）の組織換えであり、不連続な変革 ― 革命 ― の歴史なのである。
キリスト教的世界創造信仰としての合理的世界秩序への信頼（１６-１７世紀：ガリレオ、ケプラー、ニュートン）が、
１８世紀において「百科全書派」を筆頭にキリスト教的宇宙観からの解放（「聖俗革命」）へと変革し、
１９世紀に至り、ようやく今日の無神論的力学的世界観、即ち近代科学としての体裁が整ったのだという解説も含め、著者には教えられることばかりであった。
『新しい科学論』『科学のダイナミックス』との併読をオススメする。
近代科学の終焉
販売元： 藤原書店
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