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和書 492192 (188)



空想科学漫画読本〈2〉
販売元: 日本文芸社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 漫画のワンシーンを科学的に解析する第2弾。
 今回の特徴は、著者が実験した結果の写真がたくさんあることだ。そのため、空想科学が身近に感じられる。
 使った公式を載せてあれば、自分で検算できて、より楽しめるのだが、「自分で勉強しなさい。」という著者のメッセージか…。
 表紙は、「恐怖新聞」の鬼形礼がモデルだが、これが、とてもいい。怖いのだが、ユーモアを感じさせる。本文でも恐怖新聞の章は、読み応えがある。




空想科学漫画読本〈3〉
販売元: 日本文芸社

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「地上最強の~」や「男塾」を取り上げてくれたのは嬉しいが、
やはり分析する対象そのものに興味の無いものが多し。

内容が偏ってたり繰り返しでも、売れてる漫画なら誤魔化せるかな?
とも思いますが、その辺はやはり版権の関係で難しいのでしょうね。
コナンを使ったのが限界かな?

そろそろこのシリーズも食傷気味ですね。




空想非科学大全
販売元: メディアワークス

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 かなり楽しい本である。

 自分がとりわけおもしろいと思ったのは、ロボットの操作に関しての考察
である。子供の頃、ロボットものを見ていて、ロボットに乗り込んでいる少
年が2、3のボタンを押し、一つのレバーを引くだけで、操作されているほ
うのロボットが非常に複雑な動きをするのがずっと不満だった。例えば、ロ
ボットが攻撃を受けて倒れるとき手をつく動作だけでも数百の指令が必要だ
と思われるからである。
 その子供の頃からの疑問を真正面から論じているだけで、とてもうれしか
った。

 また、ウルトラマンの3分間での移動距離の話なども極めて単純でわかり
やすい上におもしろかった。

 しかし、この本のような空想科学読本系の本にはいろいろ批判もあるよう
だ。

 計算に間違いがあるという指摘はその通りで、確かに検算や第三者による
チェックをもっとしっかりやってほしいと思う。意欲ある読者がせっかく計
算をしても、答えが合わずに苦しむことになるのは忍びない。
 ただ、計算ミスを指摘するということは、この本の目的に極めて沿ってい
ると思う。そうやって科学の知識を用いて自分で計算をして確かめてみると
ころにこの本のおもしろさがあると思う。指摘している人たちは、まさにこ
の本の模範的な読者だと言えるだろう。
 なお、本書の文庫化にあたり、筆者は計算ミス等の修正を行っている。

 また、アニメやSF等の原作の設定とは多少異なったり、それらの原作の中
で全く言及されていないことを作者が勝手に仮定して議論をしていることも
多い。しかし、本来は原作に忠実に越したことはないが、本書の目的は、空
想科学を題材とした思考実験にあるので、そこは、もしある仮定をおいたと
したら、どういう計算結果になるのかという思考実験をおもしろがればよい
のだと思う。

 思考実験は科学・発明の礎でもある。本書により思考実験・計算の習慣が
広まるなら、本書の貢献は大きいと言える。





空像としての世界―ホログラフィをパラダイムとして
販売元: 青土社

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クォークとジャガー―たゆみなく進化する複雑系
販売元: 草思社

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ノーベル物理学賞受賞者である著者の初めての本らしい。
複雑系の本かと思って読んでいたが、素粒子論やら宇宙論やら色々出てきて複雑系だけに限った本ではないという印象を受けた。
著者は博学で専門の素粒子論以外にも宇宙論、物性物理学、化学、生物学、言語学、心理学といったさまざまな知識をもっている。
やはり専門の物理学の話は分り易く説明されているが、他の分野では話が散乱していてよくわからない部分も多い。
複雑系のことを勉強したいなら他の本を探すべき。
「気圧計を使ってビルの高さを測る」エピソードは面白かった。




クオリア入門―心が脳を感じるとき (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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不思議な容貌の人物が何か深遠な真理について語っている…といった
持ち上げられ方をしているが、私はどうもこの著者を好きになれない。
本書に関しては細部にわたって苦情を述べたいけど、大きくまとめて三点。

問題1、物質であるにすぎない脳から、我々の持つ生き生きとした質感(クオリア)が、
いかにして生じてくるのかという主題については何一つ解決していないということ。
難問を難問と認定して終わっている。小冊子で扱うにはあまりにも大きい問題であるとはいえ、
著者の文体が「今にも解明できますよ」と言わんばかりなので、
最後まで付き合って肩透かしを食らった読者は多いだろう。

問題2、学説の紹介の仕方があまりに下手であること。たとえば「supervenience」(重生起)というデヴィドソンの概念について、
【二つの属性(脳の状態とクオリア)が「ぴったり寄り添った」ものとして、関連性を持っている感じがある】
という説明を与えているが、「感じがある」というあいまいな言い方ではそれが
学説固有の主張なのか茂木の単なる妄想でしかないのかわからない。
そもそも当該箇所を読んでも、「supervenience」とその対概念である「対応関係」説との
致命的な差異がはっきりしない。万事がこの調子で進むのである。

問題3、『クオリア入門』という、あからさまにミスリーディングを誘うタイトル。
タイトルだけ見てこれは入門書であると思った人が多いだろう(私もです)。
実際には茂木自身がクオリア問題に入門したことの宣言に過ぎない。
他のレビュアーが指摘しているとおり、明確な定義すらないまま論述が始まる本書は、
入門書としては不適切です。

そもそもクオリアは哲学の分野で論じ始められた問題なので、
初心者はまずそちらで文献を探したほうがいいだろう。その上で科学的アプローチもあるのかな、
と思ったらこちらにも手を伸ばしてみるといいかもしれない。




クオーツが変えた“時”の世界 (ポピュラーサイエンスブックス)
販売元: 日本工業新聞社

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奇しびなる生命の連鎖―宇宙から人間へ
販売元: 造形社

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クジラとイルカの心理学
販売元: 青土社

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鯨と原子炉―技術の限界を求めて
販売元: 紀伊國屋書店

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著者は美しい秘境ディアプロ海岸近くで鯨と原子力発電所を同時に見、鯨に問いかけられていると感じた「おまえは何をしてきたのだ」。

だが、著者は「鯨派」に属する思想や実践を徹底的に批判する。プラトン、マルクス、自然礼賛の思想家、オルタナティブ・テクノロジー、エイモリー・ロビンスまでやり玉にあがる。80年代カウンター・カルチャーやネットワーキングに未来を見た私は、反発を覚えたが、彼の論理を認めざるを得なかった。

技術は政治的に中立ではない。現在の社会経済の勝者を利する技術に資金が投下される。ITは「分権」をもたらすと夢見たこともあるが、実際には巨大な多国籍企業とコンピュータを操作できる一部の「特権階級」の利益を増やすだけなのではないか。

どうすれば良いのだろう。まず、「リスクとベネフィット」を「厳密に」比較する「リスクマネジメント」の土俵に乗らないことだ。プルトニウムを燃料とする発電所は「リスク」と「コスト」と「ベネフィット」だけで評価されるべきではない。エイモリー・ロビンスは、安くかつ効率的であることを理由に、ソフトエネルギーの原子力に対する優位を説いたが、その論法は「タール人形につかまってしまう」(第8章)。プルトニウムは原爆製造を容易にするため「安全」の大義の下、管理社会・監視社会が加速する。

「どのような社会を望むか」という「価値」を明確にしなければならない。巨大な原子炉は、美しい海岸の中で「絶対的な悪」である。価値観が社会を動かすのだ、と著者は言う。しかし、その「価値」はどのように社会に認められるのだろうか。著者は解決の道を教えてはくれない。考え方を示しているだけだ。答えは私たち一人ひとりに託されているが、この本が出版されて20年、未だに答えは出されずにいる。

それにしても、読みにくい文章だ。原文がわかりにくいのだろう。読み切るのは難儀。難書を訳出した訳者に感謝したい。



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