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和書 492192 (297)



匠たちの挑戦―日本発、技術開発物語〈3〉
販売元: オーム社

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竹内均の科学的人生論
販売元: 同文書院

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多時空論―脳・生命・宇宙
販売元: 藤原書店

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緊急取材・立花隆、「旧石器発掘ねつ造」事件を追う―立花隆・サイエンスレポートなになにそれは?
販売元: 朝日新聞社

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前半が毎日新聞のスクープ記事(2000年11月5日)に端を発した「旧石器発掘ねつ造」事件についての話題で、後半は電気を流すことの出来るプラスチック(ポリアセチレン)を発見し2000年にノーベル化学賞を受賞した白川英樹氏との対談、求めているものとは別の素晴らしいものを発見する才能「セレンディピティ」についての話である。

立花氏は最初に事件のあらましを説明し、犯人像と事件の背景、深刻さ、その影響と今後について要領よく述べている。そして石器を知るには石器を実際に作ってみないとよくわからないと思った著者は、実際に作ってみて犯人の心理に迫る。そこには「大学で考古学を勉強せず、語学もできない」犯人の学問的無知への侮蔑や「石器探し屋」として便利に使われるだけという境遇などが鬱屈して起こったものと考えられると。

石器を作るとわかるのが、石器が出てくればやはり石器作りの現場跡も出土しなければおかしいということや、押圧剥離法などやや難しい技法は新人には可能で原人にはとても無理だというのが納得できたと。ねつ造に関する鼎談はかなりボリュームがあるが、この事件に対する著者のアプローチ、考え方がよくわかる。じっくり読んでもらいたい。
白川教授との対談も読み物としては長いものだが、新しいものを発見するということが一体どういうものなのかを実感できて読み応えのあるものになっている。

出版されて6年になるが、色あせることなく今読んでも十分参考になる本である。




立花隆先生、かなりヘンですよ―「教養のない東大生」からの挑戦状
販売元: 洋泉社

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立花隆氏が自身の著作で述べていることを微に入り細に入り検討、批判する本。立花氏の著作の質が低下してきているという主張には同意するし、立花氏の典型的パターン(まずは政治家、官僚を批判し、最後には日本の行く末を憂えるなど)をまとめた8章は「確かに」と思わされる箇所も多い。一方で、ときに「揚げ足とり」かのようにも見える著者の物言いを見ていると、知の巨人と呼ばれているのだから立花氏は間違えを犯さないという脅迫的前提にたっているのでは?と思わないでもない。ジャーナリストという職業は、自分の知識、経験が十分でない分野について、間違いをできるだけ少なく、そして一般読者にできるだけ分かりやすく伝えるのが仕事なわけで、誰であれ間違えがそこにはあり得るということを度返しにしてはいないかなと。。。

また、インターネット空間内(情報空間内)存在や、コンピュータと人間のハイブリッド化という話題は、立花氏独自の考えではなく、彼の著作以前からそういうことを主張する科学者は少なからずいたということを著者はすっかり見落としている(あるいは知らない)。インターネット空間内存在が最近実現味を帯びてきていることを思えば、90年代半ばにそれを一般へ向けて発信したのは評価できるのでは。ハイブリッド化はさすがにすぐ実現というわけにはいかないが、ある程度はいずれ実現可能の範囲内。立花氏の論理に飛躍はあるが、総論としては間違ってるわけではないし、ジャーナリストの仕事としては及第点をクリアしているのでは。ただ、立花氏の使う例によくないものが多いのも事実(だから揚げ足を簡単にとられる)。また技術的詳細が欠落することもしばしば。その結果、予備知識を持たない層と専門知識を持つ層の間の中間層が欲求不満に感じて本書のような本が出版されるのではないかと。

知の巨人の間違いを指摘するのは間違っていることではないし、全体的には楽しめた。あとがきで著者が手のひらを返したように「立花氏の人間像や考え方には、むしろ共感する部分が大きかった」などと言っているのはご愛嬌。しかし、「無知が楽観を産む」のくだりは、科学技術の現場を分かってないなあというか、若いなあと思わされる。ときに楽観こそが科学技術の前進に不可欠なのですが。




立花隆の無知蒙昧を衝く―遺伝子問題から宇宙論まで
販売元: 社会評論社

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立花隆の無知蒙昧を衝く―遺伝子問題から宇宙論まで
販売元: 社会評論社

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彼の批判は読者あるいは立花隆に対しても真摯ではないようだ。彼がもし一科学者という専門家から立花にもの申す、というのならもう少し科学的なデータを科学的に分析した上で批判をくわえるべきだろう。こういうデータがある、他にもこういう事実がある、などと論文結果や研究機関の結論の垂れ流しではただの科学を知らないマスコミ、ジャーナリストと大差はないからである。

例えば「ネイチャー」の論文でトウワタの葉を食べるオオカバマダラにトウモロコシのBt花粉を加えると幼虫の成長阻害、死亡数が増えたという報告を彼は上げているが、この論文を吟味すれば投与した花粉量、対照区の設定、実験の手法等いろいろな問題が見えてくる。こういったことに言及せずにBtの環境に与える影響のみを訴えるのは公平ではない。まさに著者のいう科学的知見の「無批判的利用」にも繋がる。

立花隆が一部で間違ったことを伝えてしまっているのは確かだ。しかし、その批判の根拠として上のような類の防御力の低い引用を用いてしまっている箇所が至るところに見受けられる。

科学の専門家にもかかわらず、一貫した公平な科学的根拠を用いず、立花隆とのイデオロギー的な対立になってしまっている感は否めない。





立花隆 100億年の旅
販売元: 朝日新聞社

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大予測 10年後の人間環境―科学技術は社会、生活をこう変える (リュウブックス)
販売元: 経済界

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立山自然ハンドブック―原生のままの自然を楽しむ
販売元: 自由國民社

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