和書 492192 (302)
大東亜科学綺譚 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房
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常は冷静にデータの集積で迫る荒俣氏が、この本では珍しく上ずっている様子。
この手の摩訶不思議を追求する人が好きでたまらないのだろう。
昭和天皇のヒドラクラゲ研究について。
「コトクラゲ」の発見は、昭和天皇の名による著書で目にしたことがあるが、二つに壊れていたからだをくっつけての同定だったとは初めて知った。
昭和天皇が専門をヒドラクラゲ類に決めた理由は「競争者が少なかったから」というのも愉快だ。
天皇自らアメフラシを煮て食べた、との話も激烈。
アメフラシは茶色まだらで、背中全体にひらひらがついた巨大ウミウシ様の生き物。
春の南西が吹く頃、出産を終えて弱ったのが大量に浜に打ち上げられたのを目にする。
日光で乾いたアメフラシは、鳥に啄ばまれることもなく、じわじわ乾燥してオレンジ色のゴムのようになる。
煮たアメフラシもあんなふうにオレンジ色のゴムのようになるのだろうか。
ネットで検索したら、昭和天皇のほかにもアメフラシを食した人がいて驚いた。
「モツのようなゴムの食感」だそう
千葉県大原町ではアメフラシを食する、とこの頁で目にした。
大原は九十九里浜の南側、勝浦の北側に位置する海沿いの町。
「海のものならなんでも取れる場所で、何故よりによってアメフラシ?」と思ったら。
その宿の紹介番組をTVで見た父によると、よその地方から来た人が開いた民宿で、その料理を出すそうだ。
ヒザラガイ料理を出すところもあるという。怖。
天皇の側近は、おつきあいで泣く泣くアメフラシを食べたそうだが、下痢したという。もしアメフラシの成分がなんら問題なくても、調理前の姿を見ていたら精神的に下痢しちゃいそう。
天皇陛下が下痢したかどうか、までは未確認のようだ。
大東亜科学綺譚
販売元: 筑摩書房
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台所のかがく (1)
販売元: 大月書店
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台所のかがく (2)
販売元: 大月書店
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台所のかがく (3)
販売元: 大月書店
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ダイナミックな現象を科学する―身近に見るリズムやパターンに潜む非線形性を考える
販売元: 産業図書
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この本には、著者達の実体験に基づいた、
今すぐにでも実演できる実験レシピが満載です。
その内容がユニークなだけではなくて、
よくある教師向け実験集のような実験の紹介だけではなく、
その裏に潜むメカニズムと発展もきっちり押さえられていて、
なかなかに面白い一冊です。
第二種基礎研究
販売元: 日経BP社
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大変革―日本経済はどう動くか
販売元: リクルート出版
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大変革する日本の研究開発
販売元: 通商産業調査会
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テクノ・ヒーローの伝言―世界を制したメイド・イン・ジャパン (ダイムブックス)
販売元: 小学館
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新製品を後から評価するのは、簡単である。しかし、それら画期的な新製品を開発した人たちには、技術者としてのこだわりと自信と、そして不安と苛立ちがある。何かの後追いではなく、無から時代を切り拓くように登場した新製品の開発にドラマがないわけがない。それを知るだけでも価値がある。掲載されているエピソードの一つ一つがちょっと短いのが残念だが、エレクトロニクスから食品まで、まだまだ強いメードインジャパンを実感するには充分な一冊。