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私の大好きだったいたずらは、誰かとデートすると、
君に触らないでキスすることができると思うか尋ねるものだった。
彼女は、そんなことできるわけがないと言うと、私はできる方に賭けると言う。
そして、私は彼女に目を閉じるように頼んで、彼女にキスして言った。
「僕の負けだ!」(p.161)
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しかしこの本は、なんといっても全32問のパズルがいいです。
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次の推論を考えてみよう。
誰もが私の赤ちゃんを愛している。
私の赤ちゃんは、私だけを愛している。
したがって、私は私の赤ちゃんである。
この推論は妥当だろうか?(pp.116-117)
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正解は・・・
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この推論は妥当である。たしかに妥当なのである!
なぜなら、誰もが私の赤ちゃんを愛しているのだから、
私の赤ちゃんも人間である以上、私の赤ちゃんを愛している。
つまり、私の赤ちゃんは私の赤ちゃんを愛している。
そして、私の赤ちゃんは私だけを愛している。
したがって、私と私の赤ちゃんは同一人物でなければならない。(pp.221)
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それでは、最後の問題です。
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次の推論はどうだろう?
誰もが恋人を愛している。
ロミオはジュリエットを愛している。
したがって、イアーゴはオセロを愛している。
この推論において、「恋人」とは、少なくとも一人の人間を愛している人間を指すとする。
(紹介者注: この「恋人」の定義は、一般の定義とすこし違うことに注意)
この推論は妥当だろうか?(pp.117)
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正解は・・・買って読んでください。
第4章でz変換、第5章で離散的フーリエ変換を説明するという、通常とは逆の手順を採用した事については、第3章でのサンプリングの概念の解説の影響があると思うのだが、目先が変わっていておもしろいとも言える。
著者は これらのウオーミング・アップのあと、実務的な面白さを紹介する意図でディジタル・エコーマシンのDSP概念を第6章に展開しているので、即戦的な付け焼刃的知識を求めるなら、ここまででも本の定価分の値打ちはあるように思う。 しかし、本当に面白いのは、この後の章のほうなのだが、それは買った人だけの知る特権というか・・・わはは 安い割に好く出来た本だとおもう。 星4つにしたのは1995年初版でありながら2002年現在、いまだに初版のままであること。 多分、本の表題の「超関数」という言葉に意気地なしの読者がビビってしまっている為だろうが・・・なんとも惜しい。