和書 492192 (332)
独学の時代―新しい知の地平を求めて
販売元: NTT出版
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著者は学生運動最盛期、京大理学部に学生として在籍していた人物です。京大理学部の優秀な同級生が、学生運動に疲れ、大学を捨て、アカデミズムを捨て、板金工の見習いとして再スタートを切る中、著者は、大学という権威を疑い、権威に反抗し、大学という権威の象徴を振り切るように、あえて民間の証券会社という全くの私企業に勤務しながら、独学で研究を続ける道を選びます。数年の独学の末、学位論文も無く、修士課程も出ず、留学もしていない著者が、民間の研究所に正規の研究員としてポストを得る姿には感動を覚えます。
ひたむきに純粋に科学をとらえ、権威に迎合しないながらも、一貫した論理に導かれる著者の姿は、科学の持つ本当の素晴らしさに気づかせてくれます。人は権威の傘の下になくとも、科学する喜びを感ずることを妨げられてはならない。著者はこれを「真理探究権」として表現していますが、この言葉は印象に残りました。
本書は、私のような社会人はもとより、これから科学を志すかも知れない中学生や高校生、大学生に是非読んで欲しい本だと思います。
独占資本の新たな戦略―円高・産業“空洞化”を検証する
販売元: 日本共産党出版局
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独創が生まれない―日本の知的風土と科学
販売元: 地人書館
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同著者の「大学教授―そのあまりに日本的な」という本から参照されていたので読んでみることにしました。高等教育として何をすべきかという内容が特に有益。その他「関心の広さとプロ意識」、「個人と国家」
「論文の作法」といったセクションを興味深く読んだ。題材は科学者や研究者に関してであるものの、内容の本質は幅広い一般向けに書かれている。10年以上前に書かれた本ですが、今でも十二分に有益で刺激的。これから本格的に研究をしようとしている読者には特におすすめ。
独創的技術者の条件―エレクトロニクス革命を支えた男たちの発想と軌跡 (PHPビジネスライブラリー)
販売元: PHP研究所
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ドクター北野の地球なんでも好奇心
販売元: 日本放送出版協会
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環境問題を中心としたエッセイ。内容は多彩だけど、ちょっとテーマが散漫な気もする。これはタイトルの「なんでも好奇心」だから仕方ないかな。
特に絞ったテーマではないので、移動中などのひまな時間に読む読み物に適していると思う
興味深かったのは江戸時代の江戸のリサイクル社会の話でした
ドクター・タチアナの男と女の生物学講座
販売元: 光文社
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はじめ書店で見たときは手にしなかったが、買って正解だった。
いろいろな生物がセックスに関する質問をして、それにタチアナ先生が週刊誌の人生相談みたいに答えるという形式をとっている。セックスの最中に相手を食べてしまうカマキリや、色情狂の彼女に困惑するライオンなど、題材だけでもおもしろい。それが、なぜそういう行動をとるのかが、ユーモアを交えてしっかりときちんと解説してあって、知的な面でも非常におもしろく読めた。
最終章だけ、Q&Aではなく、タチアナ先生が司会をつとめるテレビ番組の様子を描いている。禁欲を説くワムシのローズ嬢や、倒錯したセックスを語る大腸菌さん……。生物に興味がないひとにもおもしろいし、興味を持つようにさせる、そんないい本だ。
土質力学の父 カール・テルツァーギの生涯―アーティストだったエンジニア
販売元: 地盤工学会
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ドナービジネス
販売元: 新潮社
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この本は、様々な本からの引用が、それを明記されずになされているように思います。専門書じゃないから、それでいいといわれればそうかもしれませんが、このジャンルを読んでいる人たちにしてみれば、ちゃんと詳細に引用先を明確にして欲しいと思います。
土曜日の科学実験
販売元: 文芸社
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ドラえもんの鉄がく
販売元: にっかん書房
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ドラえもんの四次元ポケットからつぎつぎ飛び出すひみつ道具が、どのように作られたかが空想的に書かれている。
この本は、22世紀つまりドラえもんが誕生し、ひみつ道具が実用化されている時代に書かれた設定になっている。つまり、この本の発行された1990年代は、1世紀以上過去のもの(という設定)。
なのでこんな書かれ方がされている。「20世紀終わりから盛んになっていた人工種子の研究は、21世紀から実用化され、たんぼロールにも採用された」。
こんな感じで、2106年に「次世代アイテム審議委員会」が翻訳こんにゃくを実用化したことや、空間屈曲装置「ファインシュタイン」の原理がまだ企業秘密のままあることなんかが述べられている。
22世紀の技術が事実として書かれているものだから、どの話が真実で、どの話が空想なのかがわかりづらい。「ドラえもん」というキャラを使っていることからして、たぶん科学知識がない人にも科学技術を知ってもらうこともねらいにあったのだろうから、事実か空想かわかりづらいことが惜しまれる。
ドラえもんのひみつ道具を科学技術と絡めるという発想はすごくよかった。それだけに終わってしまった感がありもったいない。原作のマンガを掲載したり、表紙をドラえもんで飾っているのだから、もっともっと内容を伴わせてほしかった。