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和書 492192 (331)



トンデモ科学の見破りかた -もしかしたら本当かもしれない9つの奇説
販売元: 草思社

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物理学者であるアーリックは、9つの科学的な異端命題を検証する。

1、銃はむしろ、犯罪者を委縮させて犯罪は減る。については、どうやらうそのようだ。これは私はジョン・ロットの論文を知っていたので、特に今日深く読めた。確かにverdictは白黒はっきりしないというもののようだ。物理学者の資料に基づいた否定的な指摘は興味深いものであった。

その他いろいろあるが、4、紫外線の被ばくは人体に好影響を与える。つまり、紫外線は血中のコレステロールをビタミンDに変換するため、虚血的心臓病のリスクをさえるというのである。これは、なるほど、皮膚がんになって死亡数個人よりもはるかに多いことを考えると、外見上はともかく、寿命にはいい効果があるのだという考えには同意できるだろう。

7章でに説得されたのは、石炭・石油・天然ガスが生物化石揺らいではなく、地球の深部に大量に存在する炭化水素が噴き出してきているだけだというものである。これが本当なら、おそらく我々は地球温暖化の問題を別にすれば、まったく資源の枯渇ということに対して杞憂を感じる必要はなくなるだろう。だからといって無限に使っていいかというのは別の問題が、、、

総じて、ダイオキシンの毒性もそうだが、科学の仮説は必ずしも一枚岩ではない。それを判定するのは難しいが、少なくとも、インテリたるものは、学界には常に正当な理由から、多様な理論的な対立があることぐらいは知っておく必要があるだろう。




トンデモ仮説の世界―まだ9割の人がだまされている
販売元: 徳間書店

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水棲人類説から宇宙論、超古代文明などを対談形式で紹介してある。取り上げてある説は玉石混淆だが、著者の最近のスタンスは「バカバカしい説でも頭から否定せずに検討しよう」みたいなので、筋は通っているかもしれない。

とはいえ本人の専門である物理学(宇宙論のとこ)以外では歯切れが悪すぎる。水棲人類説ではwikiの記述に否定の方向から妥当なツッコミを入れているが、妥当すぎてちょっと古人類学をかじれば誰でも思い付く内容だし、超古代文明のようにせっかく取り上げていながら僕は詳しくないからわからないと結論を避けている項目もある。たんなる紹介に終わってるよ!
しかもわざわざ助手と掛け合い漫才のようなことを始めたり最後にオチをつけようとするので余計分かりにくい。なんだかテレビ番組用のネタ帳を読まされている気分になってしまった。

ところでインテリジェントデザインに好意的な発言はどう解釈したらいいんだろうか。既存概念への挑戦のつもりか、信仰の告白をしているのか?信仰するのは構わないと思うけど、ID論者がアメリカの高校生から正統な科学教育の機会を奪おうとしていることなどを考えたら、とても科学書の紙上で支持を表明するなんて狂気の沙汰としか思えない。

疑似科学本の執筆に関わって狂信的なバッシングを受け科学者としてのキャリアを棒に振ったとインタビューで答えていたが、叩く方が悪かったのではなく、著者が科学者として越えてはいけない一線をうまく引けないのではないかと感じてしまう。




ドイツ技術史の散歩道
販売元: 同文舘出版

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動学的最適化の基礎
販売元: シーエーピー出版

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非常に難解だった。「現代経済学の数学基礎」の続編というつもりで読むと痛い目をみる。とはいうものの、動学的最適化に関する邦書の入門テキストとしては、本書がもっともわかりやすいと思われる。本書を読むときは、紙と鉛筆を横に置いて何度も読みかえしながら、例題や練習問題に取り組むとよいだろう。
本書を読むまえに、微積分と微分方程式をしっかり勉強しておくのがよい。




道具寺建立縁起
販売元: 鹿島出版会

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ノーベル賞ゲーム―科学的発見の神話と実話 (同時代ライブラリー (343))
販売元: 岩波書店

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文化としての技術 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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ヘラクレイトスの火―自然科学者の回想的文明批判 (同時代ライブラリー)
販売元: 岩波書店

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高校の生物最後の授業で配られたプリントはこの「ヘラクレイトスの火」の一節「白き血、紅き雪」であった。ワトソン、クリックのようにノーベル賞を取るよりも、つまり世間的な名誉よりも、むしろこのシャルガフのような文章が書ける人間になって欲しい、と先生が話していた。ノーベル賞なんか取れないし、こんな難解な文章なんて書けるわけもない、と笑い声が上がった。

その後分子生物学を学ぶようになって塩基対合の規則を発見したシャルガフ、そしてDNA二重らせんを発見したワトソン、クリックが分子生物学の中でどんな位置を占めたのかを少しは知るようになってから「ヘラクレイトスの火」全文を読んた。

決して一朝一夕には身に付けることのできない語学に裏打ちされた教養に畏敬の念を覚える他なかった。そしてまた、高校生のときに読んだ「白き血、紅い雪」でも触れられているように、最早「自然についてよりよく知りたいから」と、「科学」本来の目的であった「知ること」のために科学を志すことはできないのだと改めて実感した。

生命科学は今金儲けの手段に利用されているように感じる。科学は技術と最早不可分に結びついており、人間の福利厚生のために役立つのならそれにこしたことはないと思うが、幾分いそぎすぎているのではないだろうか。多くの人に読んでほしい本だ。




動設計のためのモデリング―いかに考え、いかに行うか
販売元: オーム社

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勉強・仕事でつかうもの (どうやってつくるの?MONO知り図鑑)
販売元: 国土社

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