戻る

前ページ   次ページ

和書 492192 (382)



複雑系とオートポイエシスにみる文学構想力―一般様式理論
販売元: 海鳴社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

筆者はこの本の冒頭にいまや理系と文系の壁は取り払われたと述べているし、この本の前半の内容もそれに近いものだ。ただし、筆者が独文学の人だということで、後半では題名どおり文系的なもの、いわゆる文学作品のジャンルわけのようなものについて詳述されている。

着眼点は面白いのだが、「理系の読者」の私としては、片手落ちのような印象も受けた。内容は星4つ、値段で星3つです。
この本の論旨は、おおよそ次のようなものである(と思う)。
世界は、極論すれば「クォークの振る舞いを支配する法則」を忠実に実行(法則による自己形成)することによって進んでいると言えるし、またそれは正しい。

しかし、世界は分子とその法則から成立するとも言え、高分子とその法則に依るともいえる。
以上は!物理システムの話だが、心理システムや社会システムについても、それらが極限的にクォークの法則に支配されながら、まるでそれとは異質な独立した様相を示す。それはなぜか?

それは、実在のクォーク、分子、自己と他者・・・といったシステムがそれぞれまったく別の「位相空間(道元の言う法位)」において独立に動いているからである。

クォークなどをシステム構成の基本原子とするものを第一システム論、分子構成のルールなどを基本原子とするものを第二システム論、そしてそれらの自己発展(オートポイエシス)として世界を見る第三システム論である。
本書では、オートポイエシスに欠けた"一般様式理論"を提唱し、道元の哲学と文学に照らして考えてみる。




複雑系による科学革命
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






複雑系入門―知のフロンティアへの冒険
販売元: NTT出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

現在、複雑系に関わる研究者達がどういった思いでどんな研究をしているのかということを垣間見ることができます。これまでの還元主義的な科学手法では自然現象を理解するのには限界があり、我々は新たなパラダイムを必要とする時期に来ているわけです。昨今話題の環境問題についてもそのような視点が必要でないかとも思います。
そうなんですよね。本来、研究というものは未知の概念への挑戦なわけであります。この分野に関わる研究者にはそのスピリッツがあり、うらやましく感じました。私自身、そんな気分もう忘れていましたけどね。




複雑系の科学―セル・オートマタ体験CD‐ROM付
販売元: オーム社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






複雑系の選択―「カオスの縁」の自然科学と経済学
販売元: ダイヤモンド社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 本書の題名にもある『複雑系』は進展著しい領域です。そのため1997年刊行の本書には当時から相当の進展が見られる部分もあり、現在ではその内容を鵜呑みにする訳にはいきません。とはいうもののサンタフェ研究所(SFI)や日本の自然科学・経済学における複雑系応用研究を、歴史的一場面の概略とはいえ網羅してある点は現在も十分利用に耐えるものではないでしょうか。サンタフェ研究所の設立の経緯やそこに属する研究者たちの発想には興味を覚え、セルラーオートマン(文中ではセリュラーオートマン)や自己増殖化、秩序とカオスの狭間といったテーマには個人的に興奮を感じます。

 『カオス』とは①鋭敏な初期値依存性と②予測不可能性を満たす現象を指します。本書では特に言及はありませんが、『秩序』は要素還元主義で予測可能の範囲内にある現象を意味するでしょう。生態系や生命、市場といった『複雑系』はその境界に位置します。つまり、複雑系とはカオスそのものではないのです。これも本書からの収穫の一つです。私の場合、気象学の「バタフライ効果」でカオス理論を知ったので、複雑系が気象学に応用可能かどうかという点に興味があります。気象予測の仕組みは主に熱力学や流体力学といった物理学とコンピューターシミュレーションにより構成されるので適用は適当でなさそうですが、産業に与える気象変動の影響評価には適用の可能性がありそうです。そんなことを考えながら興味深く読み終えました。

 また、学生時代に農業経済を専攻していたこともあり、アローやクールノー、マーシャル、クルーグマンといった研究者らの話題には親しみを覚えました。後半には日本の研究者では原洋之助、青木昌彦、西村和雄らの名前も登場し、親近感があります。テキストや論文で名前を知る学者らが生きた人間として感じられるので経済系の学生にもお勧めです。




複雑系の窓
販売元: 新風舎

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






複雑系は、いつも複雑―カオスの縁から「複雑適応系」を探検する編
販売元: 現代書館

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






複雑性とパラドックス―なぜ世界は予測できないのか?
販売元: 白揚社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線
販売元: 草思社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

はじめてネットワーク科学についての本を読む。
今までも社会学、心理学、生物学関連のことで
似たような分析にはいきついていたので、
とてもとても興味深く読みました。
これを機会に関連本を読みすすめていきたいと思う。

著者がサイエンスライターであり、多くの学者さんの
分析をわかりやすく書かれているので、初心者にも
助かる1冊。これをヒントに思考をめぐらせていくのも
楽しい。ビジネスにも役立つ法則です。




福沢諭吉の「サイアンス」
販売元: 慶應義塾大学出版会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ