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和書 492204 (150)



歌説話の世界
販売元: 講談社

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 いわゆる「歌物語」という名称は一般によく使われるが、ここで著者はもっと広く説話集の中の歌に関するもの、その歌の成立事情の説明である詞書等をも含め、本書では「歌説話」と称しているようだ。ただその歌に関する裏話を楽しむというのではなく、「歌とはどういうものか」「歌とは何だったのか」と問いかける著者の探求心が、本書を書かせたのではあるまいか。
 注目される一例を挙げれば、才人藤原公任をめぐる説話である。まず、『枕草子』で公任の上の句に清少納言が下の句を付けるときの緊張感。『大鏡』を初めとして公任の「三舟の才」が語られている。詩・歌・管弦の三舟のどの舟に乗るべきかというとき、つい歌の舟に乗ってしまったが、面わざとして詩(作文)の舟に乗るべきだったと悔しがる話。 後日、この時の歌の「散るもみぢ葉を」を「もみぢの錦」と変更してはどうかと言われたとき拒否した自負心もみごとである。
 名歌を生む言葉、「いのち」の言葉を大切にしている。歌好きの人には啓発されるところの多い一書である。




歌の復籍―柿本朝臣人麿歌集論 (1979年)
販売元: 集英社

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詩人たちの漂泊の風姿―芭蕉・曾良から放哉・山頭火まで (春月叢書)
販売元: 本阿弥書店

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歌枕歌ことば辞典
販売元: 笠間書院

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歌枕への理解―歌びとに与うる書
販売元: おうふう

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歌枕を学ぶ人のために
販売元: 世界思想社

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歌枕散策
販売元: 文芸社

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歌枕とうほく紀行 (んだんだブックス)
販売元: 無明舎出版

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歌枕の研究
販売元: 武蔵野書院

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歌枕考
販売元: 筑摩書房

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