和書 492240 (73)
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右脳天才モーツアルト―なぜ日本人に心地よいか (快楽脳叢書)
販売元： 同文書院
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宇野功芳の「クラシックの聴き方」
販売元： 音楽之友社
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何事も最初に始めた人は偉大だ。会社でも、創業者は必ず立派であろうが（少なくともどこか立派なところがあろう）、２代目以降が立派などというのは滅多にない（大企業では、岡山の旧倉敷紡績くらいだろう！ 中小企業は、それでもいくらかあるだろうが、決して多いというわけでもあるまい）。
宇野功芳はニッポンで最初にブルックナー作品の真価を、その「聴き方」を世に知らしめた音楽批評家だ。吉田秀和は渡欧したとき、クナッパーツブッシュのブルックナー第7を聴きながら眠っていたのだ（それを率直に吐露する吉田はやっぱり偉い）。
1930年生まれの宇野こそが、ブルックナーの聴き方を教えてくれたのだ。
今でこそ多くの批評家がブルックナーを論じる。しかし、宇野がいなければ今日のブルックナー理解はなかったかもしれない。朝比奈隆がいなければ、ではない。宇野功芳がいなければだ。このことはおそらく、いくら強調しても、し過ぎることはないだろう。
本書は最近書き下ろし本を書かなくなったと思しき宇野の、語り下ろしと雑誌連載をまとめたものだ。同い年の石井宏が活発に書き下ろしているのに、誠に残念なことである。指揮活動が忙しいのだろうか。宇野には現代の疲弊したクラシック音楽業界への多くの提言ができるはずなのに。
最近では40歳台の批評家が結構露出しているが、まだまだ説得力がないように同じ年代の評者などには見える。宇野には、まだまだ老け込んで欲しくない。新しいブルックナー論、『ベートーヴェンの名盤』の最新版（かつて音楽之友社から出ていた物の）、ショスタコーヴィチ論・・・いずれも待望の企画ではなかろうか。
宇野に教わった名盤は、いまだに聴き続けているものが多い。古くならないものが多いのだ。シュナイト盤『聖母マリア』、マウエルスベルガー盤『十字架上のイエス７つのことば』（シュッツ）、アーベントロートの『合唱』、そして本書でのエリー・ナイ、ロベルト・ホルの『冬の旅』などなど。
しかも、名盤紹介に留まらない作品自体へ肉薄することば。それは常に演奏に即して、音楽理論がわからない者にも届くことばで書かれているのだ。
ショスタコーヴィチなどでは、宇野の推奨盤に首を傾げることもあるが、とにかくもっともっと書いて欲しい。反・宇野派もそう願っていることは、おそらく間違いないだろうから。
宇野功芳著作選集〈2〉オーヴェルニュの歌
販売元： 学習研究社
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宇野功芳著作選集〈4〉たてしな日記
販売元： 学習研究社
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クラシック音楽界の怪評論家・宇野功芳の初期作品の復刻。彼は情熱の夢想家である。そして若かった彼においては、芸術の超越性に対する信念も、美とロマンの追及も、今よりはるかに「原理主義的」であったと思しい。ここで披瀝される彼の思索は、まったく世間を知らぬ青年のそれである。個人的な日記に近い作品とはいえ、彼はすでに30代半ば。その純真さは天然記念物的である。
また、情緒纏綿たる文章は読んで気恥ずかしくなるほどである。執筆当時すでに10年以上の評論歴があった人物としては、何とも稚拙な内容であり、表現力である、と言わざるを得ない。当時、本作品の出版が断られ続けた理由は、当時の彼の知名度不足もさることながら、そもそも世に出せる水準の作品でなかったためではないか、と私は思う。
本来、これは彼個人の心に秘めておくべき記録であった。しかし、有名になった今の彼なら、これを世に問うことにある程度の意義（需要）はあるだろう。私などには、あまりに恥ずかしいことではないか、とも思われる。しかし彼の理屈では、「今なお信ずるところである。何が恥ずかしいか」ということになるのだろう。それならそれで、まことに彼らしいことである。
宇野功芳著作選集〈3〉名曲とともに
販売元： 学習研究社
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宇野功芳著作選集〈1〉モーツァルトとブルックナー
販売元： 学習研究社
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ウラディーミル・アシュケナージ (ONTOMO CD BOOKS―Artist Series)
販売元： 音楽之友社
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ウラディーミル・ホロヴィッツ―あるピアニストの神話
販売元： ヤマハミュージックメディア
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ウーピーズ・ギター―世界のギター名選50
販売元： 東京書籍
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弾けるフェンダームスタング (えい文庫)
販売元： 枻出版社
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