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和書 492240 (202)



主題と変奏 ブルーノワルター回想録
販売元: 白水社

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20世紀の名指揮者、ブルーノ・ワルターの自叙伝。聞き書きから原稿を起こしたものらしい。淡々とした記述が続く大著であり、読むのにかなり苦労する。とくに前半は、知らない人物が多く、イメージがつかみにくいし、後半も、劇性を期待することはできないから(他人の人生に波瀾万丈を期待するのは残酷というものだ)、読んで楽しい自伝ではない。人生で出会った人々に対する「謝辞」を連綿と書き連ねたような印象のある作品であり、ワルターが生きた時代の人々に興味がなければ、とても通読はできないだろうと思う。

しかし、当時の思い出を可能な限り誠実に記録しようとするワルターの姿勢は、大変好ましい。私は少しずつ読んで、緊張を途切れさせないようにしたが、それでよかったと思う。

なお、偶々、雑誌「レコード芸術」2006年12月号は、ワルターの特集である。その中で「善の化身のようなワルターは、ナチスさえ憎んでいなかったというのは本当かもしれない」(p.39)などと書いている人がいるが、本書をどう読んでも、こんな見当違いな意見は言えないだろう。他のことには穏やかな記述に終始するワルターが、ナチスに対してだけは激しい怒りと憎しみをぶつけている。ナチスの勢力拡大と暴虐については、かなり詳しく書かれているから、ああいったことを「カッコいい」と思っている人は、ワルターになったつもりで本書を読むと良い、といったところで、そんな程度の頭で理解できる本ではないけれども。





シュトラウス・ファミリー―ある音楽王朝の肖像
販売元: 音楽之友社

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シュトラウス―ようこそワルツの国へ (ジュニア音楽ブックス クラシックの大作曲家)
販売元: 音楽之友社

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シュニトケとの対話
販売元: 春秋社

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本の内容も素晴らしいが、翻訳のすばらしさには大変驚かされる。原書はロシア語なのに、まるで初めから日本語で書かれたような錯覚に陥る。
ロシアの血を一滴も含まず、ドイツ人とユダヤ人の混血としてソ連に生まれた

大作曲家の運命は、大戦中に最も過酷なものとなる。しかし、作曲家同盟の嫌がらせは彼の名声が西側で高まるにつれて、その激しさを増す。それに屈することなく、“真の音楽”を求めて独自の道を開き、普遍的な音楽、普く音楽に存在するバッハに至り、ポジとネガの相克の中からより崇高な世界をもって、二十世紀の最後を飾った彼は、まさにロシアが生んだ“現代のバッハ”だ。
編者のチェロ奏者イヴァシキンとの魂の語らいが再現された一冊。




シュピルマンの時計
販売元: 小学館

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「戦場のピアニスト」の著者ウワディスワフ・シュピルマンの長男、クリストファー・スピルマン氏が、亡き父を偲んで書いたエッセイ。

同じ姓なのに(Szpilman)、カタカナ表記が父は”シュピルマン”、息子は”スピルマン”になっているのは、父親が本と映画で”シュピルマン”として有名になるずっと前から、クリストファー氏が日本に在住し、”スピルマン”の名で学者として活動してきた…という事情による。本書も翻訳本ではなく、スピルマン氏が日本語で書いたものである。

戦後のシュピルマンは、結婚して子供もでき、おおむね平穏で幸せな人生を送った模様。少なくとも、特段の不幸(精神をひどく病む、貧困にあえぐ、共産主義政権に迫害される等)はなかったようで、何よりである。だが、さすがにホロコーストの体験が、ずっとトラウマになっていたようだ。たとえば、幼い息子の身を案じるあまり、自転車や海水浴を問答無用で禁止する、ケガをして帰宅した息子を逆上して殴る等、異様に偏狭で神経質な側面があったという。
著者は、そのような”普通じゃない”父親に、若干のわだかまりを抱いていた。だが、父はナチスに家族を根こそぎ奪われたため、新たに得た家族だけは何としても失いたくないと思い詰めていたのだ…と最近になって察し、せつない気持ちで昔を思い出しているという。

「戦場のピアニスト」の後日談として興味深いのはもちろん、普遍的な親子の葛藤のドラマとしても、しみじみとした味わいがある。本であれ映画であれ「戦場のピアニスト」に感銘を受けたなら、読んで絶対損はない。




ビジネスマンのモーツァルト (SHUFUNOTOMO CD BOOKS)
販売元: 主婦の友社

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シューベルト [新装世界の伝記] (世界の伝記)
販売元: ぎょうせい

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シューベルト (まんが音楽家シリーズ)
販売元: ドレミ楽譜出版社

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シューベルト (マンガ音楽家ストーリー (5))
販売元: ドレミ楽譜出版社

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シューベルト (不滅の大作曲家)
販売元: 音楽之友社

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