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和書 492240 (245)



武満徹―その音楽地図 PHP新書 (339)
販売元: PHP研究所

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■前衛といわれる現代作品にとどまらず、
映画音楽、テレビ番組、CM、ポップ・ソング、ビートルズの編曲にまで及ぶ膨大な武満徹の作品群。
今私の手元に武満作品のCDはわずかしかなく、
氷山の一角をかじっているに過ぎません。

 その中のお気に入りは、この書物でも紹介されていますが、
「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」という曲のタイトルからとられたCD、
混声合唱のための<うた>です。
武満が音楽の道に進むきっかけになった最初のきっかけは、歌。
それもクラシックのジャンルではなく、シャンソンだったといわれる。
この書物でも、声を伴った作品がその導入で取り上げられています。

■ ここでは<SONG>の中の「小さな空」に関わって
興味深いお話が紹介されています。
 ある児童自立支援施設での音楽の授業で、
この曲を取り上げたときの出来事。

 先生がこの曲を子どもたちに歌って聞かせたところ、
子どもたちがしんと、涙を浮かべてきいたという。
いろいろな事情を抱えて施設に入所してくる子どもたちには、
どんな親でも、自分にとって愛情を示してくれた一瞬があるり、
後生大事にその一瞬だけを記憶として携えて生きている子が多い。
「小さな空」には、そういう「一瞬の幸福」を大事にする心がある。
だからこの曲を聞くと涙があふれるんだという。

 私にとってこの曲集は、一時“歌を忘れたカナリア”に
なりそうになっていたときに、私の心に静かに寄り添い、
再び合唱の世界へ呼び戻してくれるきっかけをつくってくれた
大切な曲でした。
「誰かがどこかで耳にした音楽的記憶を呼び覚ます」なにかを、
この曲は持っているという。その通りだと思います。 

■ この本のどこかにありましたが、
とにかく武満作品、武満音楽を聴くこと。
 わかるとか、わからないとかは関係なく、聴いてみること。
そこで何か自分なりに魅かれるものがあれば、
それが“タケミツ・ワ-ルド”への入口だと思います。
「武満徹-その音楽地図」とあるタイトルの意図は、
そんなところにあるのではないでしょうか。




正しい装飾音奏法
販売元: 音楽之友社

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田中希代子―夜明けのピアニスト
販売元: ショパン

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才能に恵まれたピアニスト田中希代子を知らなかった人には、とてもよく書かれていて興味深く読めると思います。
しかし当時の世界の音楽界と日本の関係について著者なりの新しい視点が欲しかったし(特にハイフィンガー奏法うんぬんに関するくだりは中村 紘子女史の著述とかぶる事柄が多く関心しなかった)そこでのピアニストとしての彼女のおかれた立場や評価をもっと詳細に調べてほしかったように思う。(例えば演奏会批評やレパートリー、プログラム等の資料も欲しいところだ)
彼女の残した録音もCD化されているもの以外は調べられていなくて完全なディスコグラフィーとは言えないのが片手落ちである。
彼女のファン、音楽愛好家や専門家には少し物足りない内容で残念。
石川庸子さんの「原智恵子 伝説のピアニスト」や青柳いずみこさんの「翼のはえた指」はこういった点からもっと読み応えがありました。




楽しい楽譜の読み方―手拍子と歌でおぼえる
販売元: ドレミ楽譜出版社

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楽しく覚える楽譜の読み方入門―音符・リズム・メロディー・ハーモニーが基本からわかる
販売元: 日本文芸社

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楽しくやさしい音楽の知識―あなたもオーケストラスコアが読める
販売元: 東京音楽社

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楽しくやさしい音楽の知識―あなたもオーケストラスコアが読める
販売元: ショパン

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楽しく学べる楽典教室 (解答付)
販売元: ケイ・エム・ピー

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旅の音楽 (名随筆選 音楽の森)
販売元: 音楽之友社

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食べるクラシック
販売元: 幻冬舎

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クラシック音楽は堅苦しいと感じていたり、
事実堅苦しく構えて聞いたりする人は、今でもけっこういるようだ。
いかにも「これは芸術でござい」という雰囲気がするというのがいかんのだろうか。

もちろん、作曲家や演奏者に対して尊敬の形をあらわして謹聴するというのは、悪い事ではないのだが、しかし!
音楽は、(陳腐なセリフではあるが)、音を楽しむと書くのだ。
楽しむ事が、大前提なのだ(笑)。

しかし、どうしても堅苦しく感じてしまう時、どうすればそんな心持ちをほぐす事ができるだろう?
それは、飲食するのが一番。
え。
クラシックで飲食?
そのとおり!

本書は、有名なクラシックの作曲家(たとえばモーツァルトやショパンやリストなどなど)をとりあげながら、彼らが愛した料理、食べたであろうものを紹介し、そfれと並行して、作曲家の人となりについても触れる、くだけた音楽・料理エッセイのような形を取っている。
料理は文化をあらわし、食の好みが個人の特徴をあらわすとするならば、
本書はまさしく、作曲家が食べた(であろう)ものを解説する事により、彼らの人となりを、凡百の音楽評論とは全く違った面から見通し、
料理文化というフィルタを通す事によって、ある意味、彼らの音楽の、本質についても触れているのだ。
読者は、それによって、クラシック音楽の背景(の一部)に触れ、より深く、クラシック音楽を理解し、ついでに、くだけて楽しむ事ができるという案配だ。

いやあ、おいしそうなんだよ。
紹介されているどの料理も!
また、場合によってはほほえましいエピソードも多い。

もちろん、演奏者にとっても、作曲家をこのような面から理解する事は、大いに役立つに違いない。
より、味わい深い演奏をするために。

クラシックはどうもな〜、などとは思わずに、まずはこの本の中から、実際に手に入れられそうな料理を持ってきてみるのはいかが。
でもって、かる〜くクラシックなんか、かけちゃう。
あら不思議、かなりいい気分になれるかと思う。



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