戻る

前ページ   次ページ

和書 492240 (289)



バッハとの対話―バッハ研究の最前線
販売元: 小学館

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

バッハ関連の本はたくさん読んできたが、この本は出色である。バッハ愛好家はもちろん、すべてのクラシック音楽愛好家にとって、音楽史における「資料伝承」の問題と、それに取り組む先端研究の一端を本書によってかいま見ることは、非常におもしろくて意味のあることだと思う。古い音楽の来歴の問題は、きれいに印刷された楽譜が「自明のもの」として流通している現代では、なかなか一般の人々の意識にはのぼりにくい(演奏家ですら、この問題に関心のある人は少ない)。しかし、美術品に鑑定作業がつきものであるように、古い音楽を扱う際にも、専門的な方法でその来歴をたしかめる作業が不可欠なのだ。

音楽の資料伝承の過程には、音楽ならではの物理的な問題がある。楽譜印刷の技術が確立するまで、西洋音楽は主として手書きの写しによって流布してきた。ドイツでは、楽譜の出版は1730年前後からぼちぼち始まり、バッハもそれから20年後に没するまでに5点ほどの出版譜を世に送ったが、それ以外のほとんどの作品は筆写のみによって受け継がれた。その結果、ある一曲の楽譜が、ときにはバッハ本人の自筆譜、ときにはその弟子による写譜、あるいは弟子の弟子による写譜といったように、「玉石混交」のかたちで残されることになった。世界に散在するそれらの資料を可能なかぎり収集・整理して、「作曲者の同定は正しいか?」「複数資料がある場合、どれがもっともオリジナルに近いか?」「何年頃に書かれたか?」などの問いを紐解きながら作った楽譜が、「批判版 Critical Edition」である。

バッハの楽譜全集はすでに19世紀に一度出版されたが、それから新しい発見が多数なされたため、1950年、「作曲者の意図をより厳密に反映した批判版」を目指して、『新バッハ全集』の編纂がスタートした(半世紀後の2002年にようやく完結した)。著者の小林義武氏は、ドイツの国費を投じたこのプロジェクトに1974年から参加し、まさに先端の研究を手がけてきた。本書では、筆跡鑑定や紙の鑑定など、現場で資料と格闘したものにしか書けないつぶさな研究過程と、その過程から生まれる新たな謎の数々が、バッハの自筆譜を中心とする豊富な図版とともに紹介されている。音楽好きなら、読み進めるほどにワクワクすること間違いなし。




バッハの思い出
販売元: ダヴィッド社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






バッハの音楽的宇宙 (丸善ライブラリー)
販売元: 丸善

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






バッハの四季―ドイツ音楽歳時記 (平凡社ライブラリー)
販売元: 平凡社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

フランス・クリューニー修道院が10~11世紀にかけてグレゴリアン聖歌の基礎を作ったこと聖母マリアの被昇天、ブルックーナーが葬られている聖フローリアン修道院の聖フローリアン、ベネチアの聖マルコ修道院にエジプトのアレキサンドリアから移送する際にイスラムから守るため豚の中に隠したなど、カトリックの聖人や祝日、巡礼地を含ませてバッハのカンタータ(ルター派プロテスタント)やクラシック、そのほかの作曲家についてのエピソードなどと書き綴ったとても素敵な作品です。聖人好きなカトリック信者としては何度も繰り返して読みたい本です。




バッハのすべて
販売元: 読売新聞社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






バッハの旅 (music gallery)
販売元: 音楽之友社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

音楽之友社の「music gallery」シリーズの一冊。このシリーズは写真をメインに様々な土地をめぐるもので、とても美しい本になっている。解説もちょっとついている。
 本書はバッハの生涯と、暮らした街をたどる構成。バッハの先祖の住んだヴェヒマール、生誕地のアイゼナハ、修業時代のリューネブルク、活躍の舞台となったライプツィヒといった具合である。
 バッハ伝としても簡潔で読みやすい。




バッハ―伝承の謎を追う
販売元: 春秋社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






バッハからの贈りもの
販売元: 春秋社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

人間・バッハにここまで肉薄し得た鈴木さんの理解力と繊細さ
に心から感動しました。
直筆の楽譜に繰り返し立ち戻り、バッハがなぜ作曲しどんな
思いをこめていたのか、その謎解きはスリリングですらあり
ます。
全編、名言の嵐といってもいいくらいの深い理解と、バッハ
を通して「人間」に対して持った透徹した洞察力のすごさ。
ただ音楽だけでなく、バッハのように「人の生活のすべてが
神のはからいの中にある」という思いを共感していただき
たくて、本書を推薦します。
「ただ神にのみ栄光あれ」はバッハが楽譜の末尾に必ず書いた
言葉ですが、実際に「神の栄光」を音楽によって表現し得た彼
ならではの重みを持ちます。
バッハの脳裏で鼓動していた音響と意味と情熱が、多数収録の
ぞっとするくらい美しい肉筆楽譜によっても励起されます。
「私」が「神」とともにあるのでなく「神」が「生きること」
そのものである・・・鈴木さんも陽気で優しい現代の神様の
ひとりです。




バッハから広がる世界
販売元: 春秋社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






バッハの街 音楽と人間を追い求める長い旅へのガイド
販売元: 東京書籍(株)

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ